ドナテロ・ヴェルサスとは、マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」の登場人物である。
ジョジョの奇妙な冒険・第6部「ストーンオーシャン」の登場人物。
DIOの息子の1人で、頭頂部に亀頭のような謎の縦スジが入っているのが特徴。
口にした料理の、使われている食材を1つ1つ言い当てられるという特技がある。
リキエルの母親とは違い、ヴェルサスの母親はジョルノの母親と同じく再婚したが、母親は義父が連れてきた妹たちにばかり愛情を注ぎ、義父にも冷たく当たられていた。13歳の頃、自分に愛情を向けない母と義父にうんざりして家出した折、寝床を探して街を歩いていたら空からスパイク(イチローが障害者施設に寄贈したサイン入り)が降ってきた。これを履いていたらワケも解らず逮捕され、裁判でも本当の事を答えたら「障害者から盗んだ」と判事に頭ごなしに決め付けられてしまい更正施設へ入れられてしまう。
後に真犯人が現れたことでヴェルサスは濡れ衣を着せられた事がようやく明らかにされたが、出所する頃には心身共にボロボロになってしまい真っ直ぐ歩く事すらできなくなっていた。
やがて、強盗に失敗して足を負傷、搬送された先の病院にてDIOの骨(=緑色の赤ちゃん)と一体化したプッチ神父と会ったことで、これまで知らなかった父親の正体、そして散々な目に遭い続けた自らの人生の意味を理解すると、自身のスタンド能力を完全に掌握、コントロールできるようになる。
当初はスタンド能力を覚醒させてもらった事もあり、プッチにも協力的で言葉遣いも丁寧だったが、指示を出しながら徐倫との戦いを傍観しているばかりで何もしないプッチに対して「自分を更正施設へぶち込んだ判事のババアと被って見えてきた」事からヴェルサスは次第に苛立ち始め、その後「プッチが追い求めるものを、プッチより先に頂いて幸せを手にする」事を考え、スタンド能力で地面の記憶のプッチからウェザーの記憶DISCを盗み出す。
(なお、言葉遣いも丁寧な口調から段々と本来のチンピラじみた口調に変わってきている。)
そして徐倫たちを止めるべくスタンド能力で病院が立っている場所の地面の記憶を掘り起こし、「その場所で過去に墜落した飛行機の中へ徐倫たちを閉じ込め」、諸共墜落させようとするが、徐倫とエルメェスの機転で脱出され、さらには無関係の子供を巻き込んだ事への正義の怒りから一時は叩きのめされたのち逆さ吊りにされ追い詰められた。
だが、プッチにも徐倫たちにも味方しない事を決めたヴェルサスはここで両者を対立させるべくプッチから奪ったウェザーの記憶DISCをウェザーへ投げ渡すと、ウェザーが真のスタンド能力「ヘビー・ウェザー」を覚醒させた事で町中が虹とカタツムリで溢れかえる混乱状態を作り出し、その隙に逃走を図る。
その後もプッチより先に「天国」へ行くためにプッチや徐倫とは別に暗躍を続けるが、自らの利用したヘビー・ウェザーの能力に自分も巻き込まれてしまい、最期はウェザーとプッチの決戦に車で割って入った挙句、プッチにスタンドを利用された結果プッチの身代わりとして利用され、アナスイにトドメを刺される。
上述の通りの不幸まみれの過去ゆえに、幸福への渇望や社会に対する恨み憎しみは人一倍強い。単行本のプロフィール紹介の項でも「本当に幸せになってほしいものである」と書かれているのはヴェルサスくらいだろう。同情。
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最終更新:2024/04/18(木) 18:00
最終更新:2024/04/18(木) 18:00
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