ドラゴンクエストモンスターパレードとは (ドラゴンクエストモンスターパレードとは) [単語記事]

ドラゴンクエストモンスターパレードとは、スクウェア・エニックスが提供しているブラウザゲームである（開発はツェナワークス）。

概要

ドラゴンクエストシリーズ初のブラウザゲームとなる作品。主人公は馬車で旅をしながらモンスターを仲間にする「キャラバンマスター」となり、世界を救う冒険を繰り広げる。

本作の特徴

タイトルに「モンスターズ」とは付いていないが、仲間にしたモンスターのみでパーティを組むシステムはほぼ同様。人間の味方キャラクターも登場するが、戦いには参加しない。
ゲームは横スクロールの「パレード」として進行し、その途中にシームレスで戦闘に突入する（戦闘のみの場合もある）。戦闘は基本的にモンスター達が自動で行動するが、プレイヤーがハンド（後述）でモンスターをつまむなどして介入する事もできる。
パーティのメンバー枠が8もあり、自由度の高い編成が可能となっている。登場するモンスターはナンバリング作品からのものが多く、外伝作品独自のモンスターは少な目。各モンスターのモーションはつままれている状態を始めとしていずれも細かく描写されており、評価が高い。
基本プレイ無料のアイテム課金制。主な課金要素は、モンスターのスカウト率（仲間にできる確率）を上げる「肉」と、いわゆるスタミナ回復アイテムである「にんじん」。どちらもゲーム内で普通に手に入るため、計画的にやりくりすれば無課金でも十分な数を貯める事ができる。中には確実に仲間にするために非常に大量の肉を必要とするモンスターもいるが、逆に運さえ良ければ肉を少量、あるいは全く使わずにそれらを仲間にする事も不可能ではない。
モンスターを強化できる「同種配合」が配備され、モンスターズシリーズの様に特性などが追加できるようになった。お気に入りのモンスターが強くできる一方、竜王やシドーなど魔王系のステータスがインフレになり、ゲームバランス的には崩れてしまった要因にもなっている。
定期的なイベントがあり、メタル系がたくさん現れる『メタル祭』や特別なアイテムなどが手に入る『異界の門』や『連盟指令』、特別な技や限定の敵が出てくる『強敵イベント』や『MVP ルーレットSP』などが行われている。
2015年 6月25日には、アプリ版となる「ドラゴンクエストどこでもモンパレ」がサービス開始された。ストーリーについては同じだが、PC版とは連動はおらず、スタミナの仕様や装備品の追加などシステム面でPC版とは異なる部分がある。

サービス終了について

2019年 3月25日の定期更新後に同年6月24日 18:00時を持ってサービス終了を発表した。
これは開発環境であるAdobe Flash Playerにおけるアップデート及びサポート終了により、サービス提供できる環境維持が困難との事で運営側が終了を決断した為である。
アメーバピグのFlash問題からサービス終了の噂が流れていた為、2019年の1月末辺りからユーザーはある程度の覚悟は持っていた模様。

登場キャラクター

主人公
緑の大陸のロジナ村で暮らしていた少年。ドラクエ主人公の例に漏れず無口。古の巫女クロナの護衛を引き受ける形で冒険に出る事となる。
クロナ
古の巫女の印であるアザを持つ少女。勝気で少々ワガママと、およそ巫女らしからぬ性格だが、その力は本物であり、主人公一行の危機をたびたび救う。
ハンド
空を飛ぶ手袋の姿をしたクロナの同行者、兼マウスカーソル。モンスターをつまんで動かす便利な能力を持ち、キャラバンマスターとしての主人公の重要なサポート役となる。
スラリン
主人公と一緒にロジナ村で暮らしていたスライムで、キャラバンマスターとなった主人公に同行する。パーティメンバーにする事も可能。
マリンカ
主人公の幼い妹。背伸びした言動が目立ち、他人を年齢、身分問わず「ちゃん」付けで呼ぶ。冒険に出る主人公を見送り、村に残っていたが……。
ギャロ
とある事件の後、主人公を隊長と慕い仲間となったモヒカンの男。キャラバンマスターの知識と地理に詳しく、案内役として冒険をサポートする。
ノーシュ/アウローラ
荒れ地の大陸にて出会う女性、「ノーシュ」と名乗るが、その正体は・・・？。
その正体は荒れ地の大陸の姫で本名は「アウローラ」。父にキンザザ王、母は伝説のキャラバンマスターのマスター・ラドゥガを持つ。マリンカに惚れられるが女と知って早々に失恋、それでも懐いておりアウローラを「ノーシュ」と呼び続けている。クロナと同じく巫女のアザを持つ。
ヴィクタル
炎の大陸でいつの間にか主人公と同行することとなる謎の男性。
マスター・ラドゥガ
ある日忽然と姿を消した伝説のキャラバンマスターと言われた人物。モンスターを目と合わせただけで従わせる事ができる不思議な力を持つ人物。