ドラゴンナイト(ファイアーエムブレム) 単語

ドラゴンナイト

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ドラゴンナイトとは、ファイアーエムブレムシリーズのクラスの一つである。略称はDナイト。
ここでは各ファイアーエムブレムシリーズに登場するものについて記述する。

概要

飛竜にまたがって天空を駆ける騎士。ペガサスナイトと並ぶ、ファイアーエムブレムシリーズの飛行ユニット。

初期作ではペガサスナイトの上級職であるが、魔防が大きく下がり防御が上がるというかなり強い変化を起こすクラスチェンジであり、ペガサスナイトは女性だけなのに男性のドラゴンナイトが存在するなど同系統なのかいささか怪しい部分があった。
聖戦の系譜以降は別系統の兵種として位置づけられるようになり、それ以降作品を追うごとに徐々に差別化が進み、現在ではほとんど対極と言っていい程違うクラスになっている。
使用武器も元はペガサスナイトと同じく槍(上級は槍+剣)だったが、蒼炎の軌跡で上級職が槍+斧になり、暁の女神以降は斧(上級職は斧+槍)を使うクラスになった。

速さと魔防に優れるペガサス系と異なり、力や守備に優れる上に移動力が高い、まさに空飛ぶ要塞。
ステータス傾向はアーマーナイトに近いが、アーマーナイトよりも速さと機動力がある分こちらのほうが壁として優秀な場合も多々あった。
近年はアーマーナイト系の魔防が補強されたため、あらゆる攻撃を防ぐ重騎士に対し物理防御なら互角の頑丈さを誇るものの、魔法に大変弱いという位置に収まっている。
攻守に加え速さも十分確保でき、移動力にも優れるという強クラスだが、飛行系故に弓に弱く、上述の魔防の低さから魔法にも弱い、さらにはドラゴンキラーを始めとした特効武器があるなど総合的に強いぶん弱点が多いクラスでもある。

ペガサスナイトが主人公の友軍に属することが多いのと対照的に、主人公に敵対する国の主力兵種であることが多く、そのため仲間になるドラゴンナイトは敵国からの亡命者や離反者などが多い。また、ドラゴンナイト同士の兄弟姉妹関係が多いのも特徴である。

敵としては「弱点を突かないと非常に厄介な強ユニット」。実際高破壊力高耐久のユニットが突っ込んでくるというのはかなりの脅威で、このユニットがわんさか出てくると「ああ、このMAP高難易度なんだな」と言うのがFEのお約束である。

ドラゴンナイトの変遷

基本的には固い、強い、おそい!だが、すごい機動力を誇る。
器用貧乏気味になることもあるが、弱かったためしはない。

暗黒竜と光の剣

下級 CC 上級
ペガサスナイト(槍) ドラゴンナイト(槍)

ペガサスナイトの上級職として登場。マケドニア王女ミネルバが中盤で仲間になる。
劇中はマケドニア王国の主力兵として登場。王子ミシェイルが主なドラゴンナイト。

外伝

登場しない。ペガサスナイトはファルコンナイトにクラスチェンジする。

紋章の謎

下級 CC 上級 下馬
ペガサスナイト(槍) ドラゴンナイト(槍) ナイト(剣)

第1部は暗黒竜と光の剣と同じ。
第2部は序盤からマケドニアに出向くのでドラゴンナイトも敵としてかなりの序盤から登場する。2章のボスに手を焼いたプレイヤーも多いのではないだろうか。 

第2部では第8章にてミネルバが仲間になる。
上級職加入だが、最終章にマリア説得のため半強制で出撃させなくてはならないユニットなのでなんとか育てておきたい。
第2部のミシェイルはミネルバを救出したり、ガーネフに単身挑むなどイベントで活躍してくれる。
ちなみに、今作ではペガサスナイトからクラスチェンジすると移動力や力・守備力が大きく伸びる代わりに魔法防御が下がってしまうというデメリットがある(ペガサスから降りた時も同様)。
システム的に回避率をそこまで伸ばせない作品なので、魔道士がわんさか出る魔法都市カダインあたりまではクラスチェンジせず進むのも手。

聖戦の系譜

下級 CC 上級
ドラゴンナイト(槍B・剣B) ドラゴンマスター(槍A・剣A スキル「追撃」)
ドラゴンライダー(槍C・剣C) ※敵専用

ペガサスナイトとは別系統のユニットとなり、ドラゴンナイトからドラゴンマスターへクラスチェンジする。
敵専用ユニットとしてさらに下位職のドラゴンライダーも登場する。

親世代では敵としてのみの登場。トラキア王国の竜騎士が傭兵として登場する。
トラキア国王トラバントはシグルド軍に合流しようとするためにレンスター軍を率いていた王子キュアン及び同行していた妻エスリン共々全滅させて、娘のアルテナをさらっている。

子世代はトラキア王国と本格的に戦うこととなり、トラバントや王子アリオーン、トラバントの娘として育てられたアルテナ他、部下の竜騎士達が登場する。
アルテナはリーフの説得で味方となり、神器「地槍ゲイボルグ」を振るって「天槍グングニル」をトラバントから受け継いだ義兄アリオーンと戦うこととなってしまうが、アリオーンを説得して生き残らせることが可能。

アルテナ自身の性能は槍騎士ノヴァ直系・聖戦士バルド傍系の血統でHP・力・素早さ・守備力が高く、飛兵の機動力、ゲイボルグやスキル「連続」「必殺」による爆発力もあり、おまけにクラスチェンジで「追撃」スキルも得られると総じて高いが、魔法防御が低いことと槍の重量の関係で攻速に若干難がある点に注意。
アリオーンと直接対決するとスキル・武器の相性から確実に負けるので間違っても向かっていってはならない(終章では説得できるがそれ以前の章では不可)。

トラキア王国との決戦である第9章ではとんでもない数の竜騎士達と戦うハメになる。

トラキア776

下級 CC 上級 下馬
ドラゴンライダー(槍) ドラゴンナイト(槍) ナイト(剣)

ペガサスナイト同様にユニットのランクがグレードダウンして、ドラゴンナイトが上級職で登場。
下級職がドラゴンライダーでドラゴンマスターはイベントでしか登場しない。

中盤からアリオーンの婚約者リノアンを助けるためにトラキアから来たディーンとエダの兄妹が加入する。

  • ディーン:上級職。専用武器ドラゴンランスに加え、優秀な能力を併せ持つ。
  • エダ:ディーンに比べると見劣りするが、魔法防御に直結する魔力の伸び代があり成長率も良いため育てれば活躍できる。ただ女性故体格に難あり。

また、屋内戦ではドラゴンから降りる必要があるため槍が使えなくなる(ディーンは剣Aだがエダは剣D)点に注意。
今作ではトラバントやアリオーンは脇役で登場する。
アルテナも登場するが、仲間にはならない。

封印の剣

下級 CC 上級
ドラゴンナイト(槍) ドラゴンマスター(槍・剣)

ドラゴンナイト→ドラゴンマスターの系列に戻った。
全編を通して戦う敵国ベルンの主力部隊であり、ベルンに攻め入る終盤では大挙して襲いかかってくる。
ちなみに同じ対物理に非常に強いジェネラルとステータス最大値等を比較すると

兵種 HP 速さ 幸運 守備 魔防 体格 移動 使用武器 特効武器
ドラゴンマスター 60 26 26 23 30 30 22 21 8 剣・槍 ドラゴンキラー
弓・アーチ全般
エイルカリバー
神将器
25 29 23 22
ジェネラル 27 25 21 30 25 20 5 槍・斧 アーマーキラー
ハンマー
レイピア
25 22 26

※移動は兵種の基本値。上段が男性、下が女性。

となっており、特効武器こそ多いものの、ジェネラルとほぼ同等の物理耐久を持ちながら速さ、移動に勝るため、アーマーナイト涙目な状態となっている。
ちなみにどういうわけか、他の汎用兵種よりも体格の上限が微妙に高い。特に救出に影響するわけでもないので謎。
仲間としてはギネヴィアの親衛隊長ミレディとその弟ツァイスが登場。二人共ハードモードでは能力がブーストされる、通称「ハードブースト」対象。
敵ではナルシスト系キャラとしてある意味愛されているベルン三竜将ナーシェンや、シリーズ恒例の仲間になりそうでならない敵としてゲイルが登場。両者ともにクリア後のトライアルマップで条件を満たせば使用可能。

  • ミレディ:走攻守全てがレベルが高い驚異的な性能を誇り、普通にプレイするならぜひとも使うべき自軍随一の強ユニット。幸運が低いため、反則的な必殺率を持つソードマスターやバーサーカーに注意。
  • ツァイス:レベルのわりに加入時期が少し遅いが、成長率はミレディ以上とこちらも中々の強さ。
    ハードでは下級職Lv7にしてHP37力19とぶっ飛んだステータス。
  • ナーシェン:守備は中々高いが、それ以外は低め。むしろ本体は与ダメージ分HPを回復するルーンソードと飛行特効を無効化するデルフィの守りとも。
  • ゲイル:HP・力・守備が高いため動く要塞としても使えるが、それ以外が低め。

上述のようにベルンへ進軍する際、ドラゴンナイト、ドラゴンマスター共に大量に登場する。ハードモードの場合、仲間になったばかりのヨーデルがドラゴンマスターの攻撃で即死してしまうので注意。

烈火の剣

下級 CC 上級
ドラゴンナイト(槍) ドラゴンマスター(槍・剣)

封印の時と変わらずなかなかの強さ。特に前作でネックであった槍の命中が補強されたので、強くなったとも言える。ただしペガサスナイト側の人材が豊富なので、相対的に見ると弱体化している。

仲間になるドラゴンナイトは逃亡兵ヒースとその上官でもあるベルンの女傑ヴァイダ

  • ヒース:攻撃面は一級品だがドラゴンナイトとしては守りが弱い。CMで死んでいたりすることでも微妙に有名。
  • ヴァイダ:初めは敵として登場し、マップではネルガルによって力を与えられているためえげつないステータス補正がかかっている。が、実は得物のスレンドスピアの方に補正がかかっており、武器を破壊すると補正が解ける。とあるバグ技でこの槍を奪うことも可能。本人は終盤で加入し、成長は見込めないが弱くはないためユニット不足なら使う余地あり。

敵ユニットとしては主に暗殺集団「黒い牙」の一般兵として登場する。暗殺には向いていないような気もするが…

聖魔の光石

下級 CC 上級
ドラゴンナイト(槍) ドラゴンマスター(槍・剣)
ワイバーンナイト(槍 スキル「貫通」)
ペガサスナイト(槍)
ファルコンナイト(槍・剣)

本作ではクラスチェンジ分岐があり、ドラゴンナイトはドラゴンマスターかワイバーンナイトにクラスチェンジすることができる。
また、ペガサスナイトからもワイバーンナイトになることが可能。
ワイバーンナイトはペガサスの素早さと守備、ドラゴンの力と魔防を併せ持つ前のめりな攻撃型ユニット。ドラゴンマスター同様竜特効を持つことに加え槍しか使えないが、一定確率で敵の防御を無視するスキル「貫通」はそれを補って余りある強さ。
ただし、封印・烈火で登場したドラゴンキラー(剣)に加え、ドラゴンスピア、ドラゴンアクスといった竜特効を持つ槍・斧がしれっと登場していることには注意。

本作ではドラゴンナイトはクーガーが仲間になる。
ストーリー上では、グラド帝国六将の一人『日長石』でクーガーの兄グレンがドラゴンマスター、同じく帝国六将の一人で、いかにもな悪役の『月長石』ヴァルターがワイバーンナイト。両者ともクリア後に条件を満たすと使えるようになる。ちなみに封印の剣のトライアルマップ勢とは異なり、レベルアップさせることが可能。

  • クーガー:ミレディやツァイス同様走攻守がハイレベルにまとまった成長。
  • グレン:クーガーと比べると速さ・幸運が低いがそれ以外はほぼ同等。
  • ヴァルター:HPは高め。それ以外は上級職相応といったところ。幸運がかなり低いので事故に注意。フィーリの守護が本体。

ちなみに、ペガサスナイト→ワイバーンナイトとする場合、力があり魔防が低めなターナのほうが向いていると思われる。

ちなみに雑魚敵としてのワイバーンナイトは登場せず、ドラゴンマスターは雑魚・ボス問わず17章に1体登場するのと非常に少ない。

蒼炎の軌跡

下級 CC 上級
ドラゴンナイト(槍) ドラゴンマスター(槍・斧)
デイン国王(剣・斧) ※アシュナード専用

上級職のドラゴンマスターの追加武器が剣から斧となり、パワー系としての毛色がより濃くなった。
再行動が使えるためヒットアンドアウェイができ、特効の倍率が2倍なため弓も魔法もさして脅威でないため、かなり強い。
雑魚敵のドラゴンマスターはウォーリア並の攻撃力にジェネラル並の守備力を兼ね備えたまさに動く城。
奥義は攻撃が命中した相手を1ターン移動不能にする「衝撃」。

例によって敵国デインの主力兵種なので名有りはデイン関係者揃い。
味方では下級で加わるジルと、ジルが所属している隊の隊長である上級加入のハールがいる。
敵としては、フラッシュまで作られているほどネタの塊であるボルトアクス将軍ことグローメルが非常に有名。さらにラスボスのアシュナードも史上初のドラゴンナイト系(クラスは「デイン国王」)。
条件を満たすとトライアルマップでジルの父シハラムとデイン国王アシュナードが使用可能になる。

  • ジル:戦力的には小粒でやや物足りないが、成長させることでそれなりの戦力になる。物語中盤で父シハラムと対峙する際はミストまたはレテと支援Aでない限り、絶対に会話させないこと。『寝返った仲間は再度寝返らない』というFEの常識を覆す恐ろしい罠が潜んでいる。
  • ハール:力と守備が高く即戦力となるのでジルを育てられなかった場合はオススメだが、ジルで説得する必要がある。
  • シハラム:グレンやゲイルに近いステータス。しかし幸運1が大きく足を引っ張る。
  • アシュナード:専用武器グルグラントはラグネルやエタルド以上の破壊力を持ちながら間接攻撃可能、女神の祝福を与えられた鎧によりアイクのラグネル・竜鱗族・ラグズ王族の攻撃以外を完全無効、難易度ハード以上では一度倒してもメダリオンを使用して強化して復活するなど、その存在感はかなりのもの。なおトライアルマップでは上記の仕様上ダメージを与えられる敵が存在せず、事実上無敵という公式チート。

暁の女神

下級 CC 上級 CC 最上級
ドラゴンナイト
竜騎士(斧)

ドラゴンマスター
聖竜騎士(斧・槍)

リンドブルム
神竜騎士(斧・槍 奥義:叫喚)

今作品ではメインウェポンが槍から斧になり、完全にペガサスナイトとは別クラスとなった。それを象徴するかのように、ストーリー上もペグニオンの聖天馬騎士団は神使派、聖竜騎士団は元老院派として国内で対立している様子が描かれている。
特効倍率が3倍に戻り、武器威力の非常に高い弩の特効が危険なため弱い…かとおもいきや、今作品ではドラゴンナイトはラグズの竜鱗族と同じ扱いになっており、空を飛んでいるが弓や風魔法の飛行特効を受けず、雷魔法とドラゴンキラーだけが弱点になったので、ペガサスナイトと比べると危険がかなり少ない。
この仕様から、総合的に上位と言えるクラスになっているが、兵種の魔防の上限値は全体で見ても最低クラスのため魔法には要注意。

前作より、第一部で竜騎士ジル、第二部で聖竜騎士ハールが仲間になる。

  • ジル:いわゆる「ペガサス三女」のタイミングで仲間になり力がやや低い以外は穴のないステータス。だが、他の前作の登場人物と比べて数値的にやや見劣りする部分があるので、気合を入れて育てなければ後から仲間になるユニットに枠を奪われる恐れがある。使う場合は優先的に経験値を与えること。
  • ハール:第二部から加入、ハールの動く城といわれるほど凄まじい強さを誇るが魔防が少し弱い。自身の耐久力と機動力の高さと相俟って、スキル「護り手」との相性は抜群。余っていたら彼につけるといいいだろう。

今回はデイン、ベグニオン双方と戦闘になるが、どちらかというとベグニオンのほうが割合として多い。

新・暗黒竜と光の剣

下級 CC 上級 兵種タイプ
ペガサスナイト(槍) ドラゴンナイト(槍・斧) C A(上級のみ) 
ファルコンナイト(槍・剣) D

リメイク前と比べてかなり手が加えられている。
ペガサスナイトからクラスチェンジできるのは同じだが、時代の流れが反映されて使用武器が槍と斧になっている。
また、室内戦で降りること無く戦えるようになっており、紋章の謎の時よりも使いやすくなった。
当時と同じペガサスナイトの上級職でありながら、固い、強い、おそい!の最近のドラゴンナイトのステータス上限を当てはめているため、パオラ以外、特にシーダはこちらにクラスチェンジすると能力と上限がちぐはぐになりがち。
武器レベルが統合ではなく個別に用意されているので、片方に武器に特化するか両方使っていくかは悩みどころ。上級職から参戦するミネルバは斧A槍Dとなっており、神器に匹敵する最強の斧「オートクレール」を装備して参入する。
他の重要な変更点としては、クラス変更で従来のユニット以外もドラゴンナイトになれるようになったことが挙げられる。さすがに全員を変更することはできないが、武器の相性がいいユニット、守備力を上げたいユニットをドラゴンナイトに就けてみるのもいいだろう。

ちなみに、他の作品ではペガサスナイトからクラスチェンジできるファルコンナイトは、オンラインショップで売られている『天空のムチ』を使うことで就くことができる。
こちらは追加武器が剣、速さと魔法防御に優れる代わりに力と守備力で劣る、などの差別化が行われている。

新・紋章の謎

下級 CC 上級 兵種タイプ
ペガサスナイト(槍) ドラゴンナイト(槍・斧) C A(上級のみ) 
ファルコンナイト(槍・剣) D

ある程度は新・暗黒竜と光の剣と同じだが、敵として序盤から登場するので対策は必須。
最初のうちは弓以外ではダメージが通りにくいので個別に誘いこんで集中砲火で落とすこと。

仲間としてはミネルバの他、リメイク前ではイベントで死亡してしまうミシェイルが、条件を満たすことで加入するようになった。

  • ミネルバ:中盤で加入。最終章でマリアを説得するため出撃させる必要があるので、ある程度育てておいた方がいい。とはいえリメイク前と違い終章が分割されたので戦闘させる必要はあまり無くなったが。
  • ミシェイル:若干面倒な手順を踏むことで味方になる。完成されたステータスを持つが、それまでの生き様故か幸運がたったの2と必殺が非常に恐ろしい。使うなら女神の像をすべて注ぎ込みたい所。

覚醒

下級 CC 上級
ドラゴンナイト(斧)
※竜・飛行特効
ドラゴンマスター(斧・槍)
※竜・飛行特効
グリフォンナイト(斧)
※獣・飛行特効

暁以降の傾向を引き継ぎ、物理特化の斧飛兵となったが、飛行特効は復活。あれは正直チート過ぎたから仕方ない。
敵モブのドラゴンナイトの格好は「兜を被らず、顔の下半分に防具をつける」というシュールな見た目。だが上から相手を襲う飛兵としては合理的と言えるデザイン。ちなみに本作には「竜騎士の国」が特に存在しないが、野生の飛竜が多く生息する地域は存在する。そんなとこに1人で遊びに行って凶暴な飛竜をぶちのめしてその竜に乗って帰ってきた少女がいるという伝説が海を越えて伝わっているのは内緒。
また、上級職として22年目でまさかの新顔グリフォンナイトが登場。扱えるのは斧のみだが、ペガサスナイト同様獣&飛行の特効となり、ビーストキラーが弱点。
習得スキルは以下の通り。

  • 力+2(ドラゴンナイトLv1):装備すると力+2。高い力をさらに高められる。
  • 疾駆(ドラゴンナイトLv10):周囲3マス以内に味方がいなければ命中回避+10(ダブルの後衛がいても可)。
  • ホットスタート(ドラゴンマスターLv5):1ターン目開始時、命中回避+15(ターン経過毎に1減少)。
  • 剣殺し(ドラゴンマスターLv15):相手が剣装備なら命中回避+50。弱点であるドラゴンキラーにも有利に。
  • 運び手(グリフォンナイトLv5):ダブルで前衛の時、移動+2。飛行系の機動力と合わせると凄いことに。
  • 槍殺し(グリフォンナイトLv15):相手が槍装備なら命中回避+50。弱点のビーストキラーも当たらなければどうということはない。

味方としてはヴィオールの従者で偵察任務に就いていたセルジュが中盤に、セルジュが結婚すると出現する外伝をクリアすると息子のジェロームが仲間になる。

  • セルジュ:女性ながら超がつくほどのパワータイプで、高い攻撃力で敵を粉砕する。弱点はサブ資質がシスターとトルバドールのため、奥義を一切習得しないこと。
  • ジェローム:母同様パワータイプ。サブ資質は僧侶、戦士+父親の資質。奥義が「太陽」だけでは心許ないのでソール、ロンクー、グレゴといった剣士素質を持つ父親だとベター。

余談だがマムクートはチェンジプルフでドラゴンナイト系になることができる。グリフォンナイトにすると「竜の血をひくグリフォンに乗った斧幼女」が完成する。偶然にしてはあまりに出来過ぎであるが、あっちも三すくみがあるためお互いさま。

if

下級 CC 上級
ドラゴンナイト(斧) ドラゴンマスター(斧・槍)
レヴナントナイト(斧・魔法)

白夜王国が天馬、暗夜王国がドラゴンに分かれ、対になる兵種となった。引き続き武器は斧で、弱点だった魔防がある程度改善された代わりに遅くなった。
暗夜王国でプレイした場合は珍しく「自国が竜騎士の国」となるわけだが、暗夜王国は全体的に敵国っぽさ全開なので、どちらかというと伝統通りと言える。
また、上級職は従来のドラゴンマスターに加え、新たに斧と魔法を操るレヴナントナイトが追加された。武器の組み合わせの関係で意外と魔力があるため、マトモにボルトアクスを扱える数少ない兵種。魔法関係に優れる反面、対物理についてはドラゴンマスターに一歩劣る。
ちなみに、レヴナントは「帰ってきた」、つまりアンデッドや吸血鬼等の意味で竜と言う意味はない。これは、元々暗夜王国に吸血鬼のイメージが付与されていたためで、スキル「死の吐息」やボロボロのマント、カミラと言う名前などにその名残が見られる。
習得スキルは以下の通り。

  • 力+2(ドラゴンナイトLv1):覚醒のものと同じ。
  • 切り込み(ドラゴンナイトLv10):コマンドで発動。戦闘後敵と位置を入れ替える。間接攻撃でも入替えられるので敵を引きずり出してタコ殴りにすることもできる。
  • 守備の叫び(ドラゴンマスターLv5):コマンドで発動。周囲2マスの味方の守備を上げる。前作ではジェネラルが習得していた。
  • 剣殺し(ドラゴンマスターLv15):覚醒のものと同じ。
  • 死の吐息(レヴナントナイトLv5):自分から攻撃した時、戦闘後周囲2マス以内の敵のHPを相手の最大HPの20%減らす。蛇毒等他の戦闘後敵のHPを減らすスキルと合わせると迷惑兵器となる。
  • 見下す者(レヴナントナイトLv15):相手が騎乗ユニット(騎馬系、飛行系、絡繰師)以外なら与ダメージ+5。歩兵系にダメージを増やす数少ない手段であるため割と有効。ちなみに自分が騎乗ユニットでなくても問題なく発動する。

暗夜王国編ではカムイを溺愛する暗夜王国第一王女カミラ(レヴナントナイト)と、その臣下で寡黙な暗殺者のベルカ(ドラゴンナイト)が、白夜王国編ではシュバリエ公国の反乱兵クリムゾン(ドラゴンマスター)が仲間になる。子世代ではハロルドの息子ルッツ(ドラゴンナイト)が仲間になる。
インビジブルキングダムではベルカカミラ、クリムゾンの3人の全員を揃えることができるが…

  • ベルカ:竜騎士と暗殺者の特徴を半分づつ持っており、技と守備が高く安定した戦いが可能。しかし力や速さは並程度なので壁運用も多くなる。個人スキルは反撃不能な敵に攻撃すると与ダメージ+4の「奇襲任務」。サブ資質はアクスファイターで、小柄なバーサーカーと言う珍しい姿に。「斧の達人」「太陽」の習得や速さの補強などメリットも多い。
  • カミラ:暗夜最初の山場である10章での救世主的存在。登場章では敵を倒しても経験値がほとんど入らないが成長率は高く、レベルが追い付いた後は普通の仲間として使用でき十二分に強い。個人スキルは隣接する味方の与ダメ+3被ダメ-1の「妖艶な花」で、妹と対になっている。もう一つの資質はダークマージ。魔力もあり、有用なスキルも多いが暗夜で取得する暇があると言われると…
  • クリムゾン:白夜王国では貴重な暗夜兵種、しかも上級での加入なのだが、すでにツバキ、ヒノカ、ユウギリと飛行ユニットが充実しており、さらに同時に加入するリョウマの使い勝手の良さもあり一軍として使うには愛が必要である。個人スキルはHPが1/4を下回ると必殺が上がる「勝利への執念」。資質はアーマーナイトとシーフの2つだが支援対象は主人公のみ。
  • ルッツ:父親同様ヒーロー気質、ルチャトールのような覆面が特徴の少年。飛竜の名はミシェル。父親と初期兵種が違うユニットの一人。ハロルドとは逆に自軍最高の幸運を持ち、守備の成長率もブノワと同等と極めて高いため壁としての安定性は驚異的。固有スキルは自分の必殺回避+5・周囲2マスの味方の必殺回避+15の「強運の塊」。父親とは逆に自軍全体の安定性が高まるスキルで、父親の安全も確保できる。

風花雪月

特殊 Lv5 初級 Lv10 中級 Lv20 上級 Lv30
指導C
以上
最上級
平民/貴族
最大HP+5
戦士
(斧・弓・
格闘
どれかD)
力+2
体当たり
ブリガンド
(斧C)
鬼神の一撃
ドラゴンナイト
(斧B・飛行C)
再移動
斧の達人

守備封じ
ドラゴンマスター
(槍C・斧A・
飛行B+)
再移動
斧の達人
回避+10
必殺の覚醒

括弧内は資格試験に推奨される技能レベル
斜字…兵種マスターで習得できるスキル 太字…兵種スキル ※…兵種固有戦技

久しぶりに上級職扱いとなり、再移動と下馬システムの復活により小回りの利く兵種となった。
ペガサスナイトと比べてパワータイプではありつつも決して鈍重ではなく、後述の適正者の能力傾向や、最上級職ドラゴンマスターの兵種スキル「回避+10」と合わせて避ける壁運用もできるようになった。

斧術と飛行が得意なキャラクターはペトラとツィリル、加えて初期兵種がドラゴンナイトのセテス程度だが、斧術得意かつ飛行苦手でないだけならかなりの人数がおり、ステータス的に良質かつ本作の飛行ユニットの価値が高いことから、色々なキャラクターのクラスチェンジ先の選択肢として浮上してくる。最上級職は単純な上位互換にならないものが多い中で、正統進化の最上級職へと繋がる魅力も大きい。
反面、対応する中級職がなく、早い段階で飛行ユニットが欲しい場合に対応できないのが難点。ただし、前述のように元々他の兵種、例えばブリガンドやアーマーナイトからの鞍替えという体なら結果的に気になりにくい。長い目で見るなら、ドラゴンマスターの時に槍術が多少必要になるのでペガサスナイトを経由するのも悪くはない(ただしシリーズ経験者なら今更な話だがペガサスナイトは女性限定なので注意)。

また、級長の1人クロードは専用兵種でいきなり前代未聞の弓を得意とする竜騎士になる。もっとも、武器に制限のない本作では誰でも弓を使う竜騎士になれるのだが。ペトラとツィリルは斧術のみならず弓術も得意なので、かなりありがちな運用である。

ちなみに、今回の「竜騎士の国」はフォドラの外にある異郷パルミラ。ストーリー上は脇役だが、歴史上幾度となくフォドラに侵攻してきており、(三国共通の)敵国と言えば敵国である。

無双

下級 CC 上級 備考
ドラゴンナイト(斧) ドラゴンマスター(斧)
レヴナントナイト(斧) レヴナントマスター(斧) カミラ専用

味方側キャラとしてはカミラとDLC第2弾で登場したミネルバが登場。モーションは共通。
レヴナントマスターは無双オリジナルの上級職。

竜でドラゴンダイブボディプレスをかますダッシュ強攻撃が非常に凶悪な殲滅力を誇り、時間内に敵を撃破する系のミッションではその実力をいかんなく発揮できる。

  • カミラ:力・守備はトップクラスで魔力はそこそこあるので「物理魔法反転」が使えないわけではない。その一方で幸運・魔防が低いため、「月光」等幸運の値によって効果や発動率が上がるスキルの恩恵を受けづらい。スキルは歩行の敵にダメージが増える「見下す者」。歩行にダメージを増やす手立てはかなり限られるので余裕があればつけておきたい。
  • ミネルバ:HP・力・守備がカミラ以上に高いが、魔力・魔防は誇張抜きに皆無(Lv150で魔防36。魔力に至っては3と両方ぶっちぎりの最下位)という脳筋超がつく程のパワータイプ。幸運は可もなく不可もなくといったところなので火力や耐久の増強も容易。スキル「アイオテの盾」はあらゆる特効を無効化するという紋章の謎仕様。本作ではとにかく特効が乗ると洒落にならないレベルの大ダメージを食らうのでそれを無効化できるというのは非常に大きい。ミネルバ自身も竜特効と飛行特効を持ち、前者はファルシオン持ちが大勢いる影響で被害を受ける状況が多いため役立つ。

ヒーローズ

今作にはクラスの概念がないため、単に飛行ユニットとみなされ竜特効を受けることはない。
原作でドラゴンナイトだったキャラも多数実装されており、原則として元作品で乗っていたドラゴンの姿が再現されている。

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