ハイラル城とは、ゲーム『ゼルダの伝説』シリーズに登場する城である。
当記事では『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』におけるハイラル城について解説する。
シリーズ全般を通してのハイラル城については記事ハイラル城を参照。
概要
100年前までハイラルを統治していたハイラル王国の宮殿であり、ハイラル平原の北を流れるヒメガミ川に浮かぶ大きな島の上という立地と数々の防衛設備によって守られた本物の要塞である。
しかしガノン討伐のために用意されていた四神獣とガーティアンを怨念により乗っ取るという全くの想定外の攻撃の前にはなすすべもなく陥落してしまい、現在では更なる復活を目論む厄災ガノンの居城となってしまっている、いわゆるラストダンジョンである。
大厄災の影響で大きく損傷しており、常に巨大な豚の頭の様なものが付いた紫色のもやもやが纏わりついている。敷地内では魔物や、ガノンに乗っ取られたガーディアンが徘徊しており、地面や廊下も怨念の沼や瓦礫に侵されているために探索は困難を極める。
城の南では青い屋根で統一された城下町が栄えていたが、こちらも大厄災で壊滅し、ガーディアンの巣窟となっている。
主な施設
- 本丸
- 王国の威厳を表現したと思われる最も大きな建物。下部分の謁見の間と上部分の鐘の塔からなる。現在では謁見の間の天井からガノン本体が入った繭が垂れ下がっている。
- 地下空洞
- 本丸の地下にある、古代シーカー族の天文研究施設。プラネタリウムの様な半球形の部屋で、厄災ガノンとの戦闘に使用される。図書室の隠し部屋にはここを発掘しようとしたと思われる痕跡がある。
- 二の丸/三の丸
- 曲がりくねった通路上に建っている。外敵を閉じ込めて殲滅するための施設であると思われる。現在ではライネルの住処となっている。
- ゼルダの部屋/ゼルダの研究室
- 当時のゼルダの手記が置いてある。ゼルダの研究室は当時既に使われていなかった物見塔にあり、人から隠れるようにして研究に精を出していたことがうかがえる。
- 図書室
- 半地下で、2階分の巨大な吹き抜け構造になっている。大厄災の影響で天井に大きな穴が開いており、魔物の巣窟になっている。長い間風雨にさらされたせいか、それとも単にリンクの興味を引く本が少ないせいか―後者の場合リンクの興味を引く本=料理レシピ&人様の日記になってしまうが―読める本は少ない。本棚に擬態した隠し扉があり、船着き場や王の書斎と繋がっている。
- 船着き場
- 地下にある。非常時の脱出口として使われていたと思われる。城内唯一の祠も存在する。
- 訓練場
- 近衛兵の訓練が行われていたと思われる地下室で、ここでしか手に入らない貴重な武器もある。
- 牢屋
- 地下牢。やはりというか魔物の巣窟となっている。一際大きな独房にはヒノックスが囚われており、ここで騎士登用試験が行われていたらしく、ハイリアの盾が保管されている。
- 西の坑道/東の坑道
- 後述する古代柱を発掘するために掘られたと思われる坑道。トロッコのレールが整備されており、いまだ使える状態である。ここから城内に侵入できる。
- 古代柱
- 大厄災時に城を取り囲むように5本生えてきた柱。大厄災に備えて多数のガーディアンが格納されていたが、ガノンに乗っ取られてしまった。ガーディアンを始めとする他の古代遺物と同じく正常時は青く、ガノンの支配下にある時は赤く光る。
関連リンク
関連項目
- ゼルダの伝説
- ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
- ハイラル王国
- ハイラル城
- ハイラル平原
- ゼルダの伝説関連項目一覧