ハイラル城(ブレス オブ ザ ワイルド) 単語

ハイラルジョウ

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ハイラル城とは、ゲーム『ゼルダの伝説』シリーズに登場する城である。
当記事では『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(以下『BotW』)及びその続編『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(以下『TotK』)に登場するハイラル城について記述する。

ゼルダシリーズ全般を通してのハイラル城については記事ハイラル城を参照。

概要

100年前までハイラルを統治していたハイラル王の宮殿であり、ハイラル平原の北の湖に浮かぶ大きな島の上という立地と数々の防衛設備によって守られた本物の要塞である。
しかしガノン討伐のために用意されていた四神獣とガーディアンがガノンの怨念により乗っ取られるという全くの想定外の攻撃の前にはなすすべもなく陥落してしまい、プレイヤーの分身であるリンクが更なる復活を目論む厄災ガノンを討伐するまではその居城となってしまっている、いわゆるラストダンジョンである。

大厄災の影響で大きく損傷しており、常に巨大な豚の頭の様なものが付いた紫色のもやもやが纏わりついている。敷地内では魔物や、ガノンに乗っ取られたガーディアンが徘徊しており、地面や廊下も怨念の沼や瓦礫に侵されているために探索は困難を極める。

城の南では青い屋根で統一された城下町が栄えていたが、こちらも大厄災で壊滅し、ガーディアンの巣窟となっている。

ラストダンジョンでありながら謎解きなどの特別な仕掛けは存在せず、各所に設けられた侵入口から(それこそチュートリアル直後の初期でも)自由に出入り可能。正面突破はもちろん、崖登り・滝登りやリーバルの猛りを駆使すれば道中の障害物を完全スキップすることすら可能という、始まりの台地とは別の意味で本作のゲームデザインを象徴する地である。
過去作のハイラル城BGMをアレンジした重厚で厳かなBGMは必聴。屋内と屋外でアレンジがシームレスに切り替わるギミックも仕込まれている。

ラストダンジョンらしく城内の警備は厳重ではあるものの報酬も非常に豪華であり、高価な品や希少な武具が大量に手に入る。トレジャーハンター気分で潜入するのもいいだろう。

『TotK』において

『BotW』と舞台を同じくする続編『TotK』ではオープニングで発生した「天変地異」により二の丸より上にある施設の大半が空に浮かび上がることとなる。城の下部は『BotW』よりも魔物が弱体化しており楽に探索することが出来るが、浮かび上がった上部は陸路で到達する事は不可能であり南の式典場跡に新たに建設された監視砦から飛び上がって侵入することになる。城の各所は怨念の沼の代わりに立ち入ると一時的に最大ヒットポイントを減少させる「瘴気」によって覆われており探索する際には対応する装備や料理が欲しい所である。

『TotK』のハイラル城はラストダンジョンではなくなった代わりにストーリーを進めるために度々訪れる場所となっている。また前作同様城内には様々な希少な武具や防具が隠されているので各地の異変調査の合間に探索するのもいいだろう。

主な施設

※:『BotW』のみで存在

*:『TotK』のみで存在

本丸
王国の威厳を表現したと思われる最も大きな建物。下部分の謁見の間と上部分の鐘の塔からなる。
『BotW』では謁見の間の天井からガノン本体が入った繭が垂れ下がっている。
『TotK』では復活した魔王ガノンドロフの分身との戦闘の舞台となる。
地下空洞
本丸の地下にある、古代シーカー族の天文研究施設。プラネタリウムの様な半球形の部屋で、厄災ガノンとの戦闘に使用される。図書室の隠し部屋にはここを発掘しようとしたと思われる痕跡がある。
二の丸/三の丸
曲がりくねった通路上に建っている。外敵を閉じ込めて殲滅するための施設であると思われる。
『BotW』ではライネルの住処となっている。
『TotK』では三の丸にオープニングで行方不明となったゼルダ捜索のための拠点が置かれている。
ゼルダの部屋/ゼルダの研究室
『BotW』ではそれぞれ大厄災前当時のゼルダの日記と研究録が置いてある。ゼルダの研究室は当時既に使われていなかった物見塔にあり、人から隠れるようにして研究に精を出していたことがうかがえる。
図書室
半地下で、2階分の巨大な吹き抜け構造になっている。大厄災の影響で天井に大きな穴が開いており、魔物の巣窟になっている。長い間風雨にさらされたせいか、それとも単にリンクの興味を引く本が少ないせいか―後者の場合リンクの興味を引く本=料理レシピ&人様の日記になってしまうが―読める本は少ない。本棚に擬態した隠し扉があり、船着き場や王の書斎と繋がっている。
船着き場
地下にある。城周囲の堀とつながっており、非常時の脱出口として使われていたと思われる。『BotW』では城内唯一の祠であるサス・コサの祠『力の試練 極位』が建っており、これを起動すれば以降お手軽に城内に侵入できるようになる。
訓練場
近衛兵の訓練が行われていたと思われる地下室で、ここでしか手に入らない貴重な武器もある。
牢屋
地下牢。やはりというか魔物の巣窟となっている。『BotW』では一際大きな独房にヒノックスが囚われており、ここで騎士登用試験が行われていたらしく、ハイリアの盾が保管されている。
食堂
かつては豪奢だったと思われる食堂。食堂らしく、百年前の肉や果物といった食材を入手できる他、調理鍋もある。『BotW』では屈強なモリブリンが徘徊しており、制圧には苦労するだろう。
西坑道/東坑道
後述する古代柱を発掘するために掘られたと思われる坑道。トロッコのレールが整備されており、いまだ使える状態である。ここから城内に侵入できる。
王家の隠し通路*
天変地異後に新たに発見された地下通路で、城下町の南にある式典場跡の地下の避難壕と繋がっている。通路のあちこちにハイラル兵装備が散らばって隠されているほか、避難壕側出口付近に悪魔像がひっそりと建っている。
古代柱※
大厄災時に城を取り囲むように5本生えてきた柱。大厄災に備えて多数のガーディアンが格納されていたが、ガノンに乗っ取られてしまった。ガーディアンを始めとする他の古代遺物と同じく正常時は青く、ガノンの支配下にある時は赤く光る。

関連リンク

関連項目

  • ゼルダの伝説
  • ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
  • ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
  • ハイラル王国
  • 中央ハイラル
  • ハイラル平原
  • ハイラル城
  • 始まりの台地
  • ゼルダの伝説関連項目一覧
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