ハローキティといっしょ!ブロッククラッシュ123!!とは (ハローキティトイッショブロッククラッシュヒャクニジュウサンとは) [単語記事]

『ハローキティといっしょ!ブロッククラッシュ123!!』とは、2010年7月15日にドラスからPSP用として販売された、サンリオウェーブのプロジェクト”ハローキティといっしょ!”を題材にしたブロック崩しゲームである。

概要

タイトルに「ハローキティ」とあるが、キティラー(キティコス)な架空の女性キャラが登場するのであって、キティちゃんやサンリオのキャラクターが登場したり、キティちゃん自身を操作するわけではない。

パッケージの萌え絵に、「ブロック崩し」という分かりやすい題材、「ハローキティ」という呼称から、一見大きなお友達向けの簡単なゲームかと思われていた。
しかし、そのあまりの超絶難易度と悪意に満ちたステージ構成から「鬼帝」「覇王鬼帝」などと呼ばれている。

ゲーム内容

キャラクターそれぞれに特徴的なステージが用意されている。ステージ数は全部で100以上（公式では123）！
簡単なものから難しいものまで、気軽にチャレンジ。

各キャラのステージをクリアするとクロック＆カレンダー用の壁紙ゲット。
すべてのステージをクリアすると、エクストラステージが出現。

登場するキャラクター（絵師）、それぞれのステージの特徴は以下のとおり。

キャラクター	デザイナー（絵師）	ステージの特徴
猫村いろは	okama	オーソドックス
天風みさき	今泉昭彦	縦持ちタイプ
リオ	KEI	ブロックやボールのサイズが半分
橘みかん	ぽよよんろっく	ブロックが手前に迫ってくる（ラインを超えるとゲームオーバー）
山邑カリナ	小梅けいと	自機とブロックが丸い
マール・キサラギ	しめ子	ボスに玉を当てて倒す
蘭道鈴	黒星紅白	ピープホール（暗闇で自機などの周辺のみ見える）
一花麗流	西又葵	つぼみにボールを当てて花を咲かせる
真宮・エリザベス・つばさ	駒都えーじ	指定のコンボ数を達成する
水無瀬シズク	POP	矢印にボールを当てて指定の向きにする

なお、「SF-A2 開発コードmiki」が歌唱するテーマソング「WITH」が収録されている。

ゲーム内容（真）

萌え～な感じのブロック崩しに見えるが、真実は違った…。
各ステージの特徴は以下のとおり。

キャラクター	難度	ステージの特徴
猫村いろは	☆☆	最終面では攻撃ブロックが配置されている。他のキャラクターでも配置されてるのである意味オーソドックス。
天風みさき	☆	横方向に狭いので必然的にはね返せる確率が上がる。まずはここから始めるのがよさそう。
リオ	☆☆☆	ブロックが2倍で苦労も2倍だな。
橘みかん	☆☆	ボールが制御できればさほど困難な面はない。
山邑カリナ	☆☆☆☆☆ ☆	自機も丸いのは、ある意味難度が下がっている。回避不能な弾幕面あり。安地が出来るよう祈れ。
マール・キサラギ	☆☆☆☆	中盤からボスが攻撃してくる。ラスト2面は攻撃ブロックあり。このステージを苦手とするプレイヤーも少なくない。
蘭道鈴	☆☆☆☆☆	復活ブロックが地味にいやらしい。ラスト2面は暗闇から攻撃される。どうしろと…
一花麗流	☆☆☆☆☆ ☆☆	11面は壁に、12面はつぼみに守られて壊せない砲台がある。アイテムが出るのが救いか？
真宮・エリザベス・つばさ	☆☆☆☆☆ ☆☆☆	10コンボしろといわれても、9コンボしか出来ませんが何か？プレイヤーによって大きく難度の評価が分かれる。
水無瀬シズク	☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆	矢印は指定された向きになってもボールを当てれば再び動く。自分で揃えて自分で崩す、セルフ賽の河原が楽しめる。

ブロックを壊したときに垂直に降りてくる等ボールの軌道が読めず、自機の移動が遅く、ちょっとの油断が死を招く。
油断してなくても絶対取れない方向にボールが移動し死ぬことはしょっちゅうある。

各キャラの終盤ステージでは、至近距離でブロックが配置されている、多量のブロックが敷き詰められ敵ブロックもあるなど、クリアさせる気がないだろう的な配置でプレイヤーの前に立ちはだかる。

プレイヤーを苦しめるブロックやアイテムの詳細は以下のとおり

【ブロックたち】

ハードブロック: 3回当てるまで壊れない。貫通ボール無効。; 単体で見ると普通だけど、他の要素と組み合わさることによってプレイヤーにチャンスすら与えない無敵のバリアみたいに見えてくる。
復活ブロック: 一定時間で復活する。ゲームは基本的に全ブロックを破壊しなければいけないので、これがたくさん配置されてると泣ける。もちろんたくさん配置されているステージがある。; 自機の目と鼻の先に配置されてることもあり、跳ね返したボールが突如復活したブロックに邪魔されることもある。
反射ブロック: 当たるボールが加速して跳ね返る（すぐに元の速度にもどる）。; 早すぎて自機が追いつけないことが多い。; 当然予想できない方向に跳ね返ることもある。; ちなみにこれも自機の目の前に配置されてたりする。
爆弾ブロック: ボールを当てると、周囲のブロックを消してくれる。; 珍しい味方かもしれないけど、爆発エフェクトのせいで反射したボールが見えないことがある。
敵ブロック(砲台ブロック): 名前のとおり弾を撃ってくる。当たると即死。; 縦に並んだり横に並んだり壁に守られたりしてる。; アイテムに弾が隠れたり、ボールと一緒に弾が飛んできたりもする。

【アイテムたち】

基本的に暖色系はプラスアイテム、寒色系はマイナスアイテム。

自機のスピードアップ: 自機の移動速度が上がる。弾幕をかいくぐる時に役に立つこともある。; 役に立つとはいえ、速度が変わるのでミスの要因になることも。
自機のスピードダウン: ただでさえ遅い自機のスピードが……; 取るとほぼ1ミス確定。ゆっくり死んでいってね！
自機のサイズアップ: 自機が横に長くなり、ボールを跳ね返しやすくなる。; 弾を撃ってくるブロックがあると避けにくくなるのであえて取らないほうがいいステージもある。
自機のサイズダウン: 自機が小さくなるので基本的にはマイナスアイテム。弾幕回避に役に立つかもしれない。
ボールのスピードアップ: ただでさえ追いつけないボールのスピードが上がる。あとで貫通が取れれば役に立つといえなくもない。
ボールのスピードダウン: ボールがゆっくりになるので素敵なアイテム。ただし自機のスピードダウンと色違い。どっちか迷ったら死ぬ。
貫通ボール: 破壊できるブロックをボールが貫通する。; 効果時間が短いので、ハードブロックに阻まれると無意味になりやすい。; クリアできるかどうかはこのアイテムが出現するか、そして取れるか、さらに有効活用できるか、にかかっている。
ボール追加: ボールが自機から即発射され、増える。; 1つ犠牲にして狙いやすいほうを残せる程度のアイテム。; 今あるボールとどっちを取るか迷うとどっちも取れずに死ぬ。; ボール同士に当たり判定があり反射する。
ライフ増加: ライフが増える。もちろんプラスアイテム。; 今あるボールを犠牲にしてライフを取り、仕切りなおすためだけに使うことはしょっちゅうある。; ボールが先に落ちて取れないと泣ける。

KOTY候補

ご覧の有様なので、2010年クソゲーオブザイヤー携帯の有力候補となってしまっている。

KOTYスレでは「鬼帝」「覇王鬼帝」「地獄王」などと呼ばれ、難攻不落のゲームとして恐れられていたが、クリアした住人が現れた模様。鬼帝ゴーした者（購入者）も結構いる。

絵師は豪華だが、ゲーム中で使用されているイラストは全て公式サイトにて観覧可能。
ついでにPSP用のテーマがPSNストアにて各50円で売られており、テーマ曲は公式でフルが配信されている。
ファンアイテムとしても存在価値が疑問なこのゲームは、クソゲーハンターへの挑戦状なのだろうか。

一部の動画評論家がクリア動画を見て「言うほど難しくない」と大きく誤解している。
上記の通り、通常のブロック崩しゲームとは違う「何か」が豊富に含まれており、プレイ動画の投稿者も数時間かけてコツを掴めてようやくクリアできるかどうか、といわしめるほど理不尽である事は忘れてはいけない。

　　　　 ,‐ - 、　　　　　 ,へ－、
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　　　　l　　　　　　　　ーﾍ, 　ﾉ　ﾌ
　　　 /　　　　　　　　　　　　~ヽノ　　　　　　よくぞ言ってくれた
　　‐┼-　　　●　　　　●　 ┼- 　　　　　　　褒美として地獄への招待状をやる
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　　　_ゝ-　　　　　　　　　　メ、　　☆
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