ハーメルン 単語


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ハーメルン(Hameln)とは、以下のことを表す。

  • ドイツ北部ニーダーザクセン州の都市。メルヘン街道沿い。「ハーメルンの笛吹き男」で有名。
  • 漫画「ハーメルンのバイオリン弾き」の略称。及びそれに登場する都市の名前。
  • LA-PPISCHの楽曲
  • Web小説投稿サイト、二次創作小説投稿専門サイト「にじふぁん」の閉鎖に伴い2ch有志によって設立された。

ハーメルン(都市)

ドイツ連邦共和国北部のニーダーザクセン州に属する都市。人口は約5万6千人。同州の州都ハノーファーの南西約30kmに位置し、鉄道ではハノーファー中央駅から約45分。

グリム童話にも登場する「ハーメルンの笛吹き男」(der Rattenfänger von Hameln)の舞台として知られており、このため、グリム童話の舞台をつなぐ観光街道「メルヘン街道」の一部となっている。日本人観光客も珍しくない。夏になると毎週日曜日に市中心部で「ハーメルンの笛吹き男」の屋外劇が開催されるが、その解説にはドイツ語、英語、フランス語などに続いて日本語も登場する。

笛吹き男の関係のみならず、地域独特の様式ヴェーザー・ルネッサンス様式で建てられた建物など、美しい建築物が多いことでも知られる。

ハーメルンの笛吹き男

13世紀にハーメルンで実際に起きたといわれる民間伝承。

鼠によって荒らされていたハーメルンの町。そこへある日カラフルな衣装をまとった笛吹き男が現れた。

「鼠捕り」を自称する彼に民は「鼠を退治したら男に報酬を与える」ことを条件に退治を依頼した。男は笛を吹いて鼠を導き、なんと川で全て溺れさせてしまった。男は褒美をもらうために街へ戻ってくるが、町民はその約束を反故してしまう。これに怒った男は、笛でハーメルンの少年少女を誘い出し、どこかへ連れだしてしまう…というお話。

鼠退治した笛吹き男は、ねずみ男でもなく、鼠先輩でもなく実は悪魔だったとも。あぁいと恐ろしや。

民話としてグリム兄弟などが収録しており、日本でもよく知られている。ディズニーのシリー・シンフォニーでも映像化されている。

ハーメルン(LA-PPISCHの楽曲)

LA-PPISCHの1990年に発表されたアルバム「make」に収録され、後に1991年1月1日に5thシングルとしてシングルカットされた。 ハーメルンの笛吹き男をモチーフに上田現が作詞作曲した。

故上田現トリビュートアルバムにBUCK-TICKがこの「ハーメルン」を歌っているのだが、時代を考慮してかは不明だが上田現に対する思いを反映して以下のフレーズが削除されている。

「街の子供たちと 彼等の後をあしばやに追いかけてみた」
「ずっと笑われてきたんだね 石も投げられた事もあるんだろう?
  泣き事なんか決して言わないから……
 ついて行くよついて行くよついて行くよ」
「こうして ぼくの街の子供たちは 一人もいなくなったのさ」

関連動画

ディズニーのシリー・シンフォニー作品の一つ。
時代と比較するとややマイルドに内容が改変されているものの、そこかしこに暗喩が散りばめられており、ミュージカル風の作風は全体的に楽しいようでどこか不気味である。
特徴的な笛の音や、連れ去った場所を明確に示すなど、子供の頃は何とも思わないものの、大人になると余計な解釈が増えて怖くなる、というトラウマ作品。
鼠が幻惑に駆られて誘導されていくなど原作と違う点はあるが、特に改変されている点は、笛吹き男がただ怒りだけで子も誘拐を決断したのではなく、「こんな嘘付きと暮らしていたら子供まで嘘付きになる」という子の成長を考えた理由がちゃんと存在する。
ただし、最後で男が絶壁を切り開いた先に広がる子供達の楽園へ、子供達みんなを誘導し、あげく歩行不自由者である少年がいきなり松葉杖を捨てて駆け出すシーンなどがあり、これを「天国の暗示だ」とするものも居る。

ハーメルン(小説投稿サイト) 

2012年7月20日に、二次元創作小説専門投稿にじファンのサービス終了に伴い
作品の移転先の一つとして2ch有志によって設立された個人運営のWeb小説投稿サイト。

投稿作品傾向もにじふぁんに近く、オリジナル主人公(オリ主)がメインの二次創作が多い。
その割合は作品全体の8割以上を占め、サイトの大きな特色となっている。

作者は作品の内容によって、「オリ主」「アンチ・ヘイト」「神様転生」といった警告タグをつけることが義務付けられている。それらのタグはAnd検索、Or検索、Not検索することが可能。検索機能には評価平均や文字数といった各種の指標が利用でき、ランキング機能も存在する。利用者の要望は積極的に取り入れられる傾向がある。

感想については非ログイン状態のものであれば削除できるが、ログインした読者の感想は消すことはできず、批評を禁止することもできない。FAQでも批評は読者の権利としている。どうしても批評されたくない場合は「チラシの裏」が利用できるが、内容は一発ネタやテスト投稿、習作に限られ、ランキングや通常の検索に掲載されることはない。

現在は従来のPC版に加え、スマートフォン版の運用も行われている。

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最終更新:2025/12/08(月) 01:00

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