本項では1を解説する。
効果範囲 | ダメージ | 消費MP | 習得者 | |
DQ3 | 敵全体 | 約80 | 9 | 魔法使い・Lv26 |
DQ4 | 敵全体 | 約70 | 8 | ブライ・Lv27 |
ヒャダルコが50程度のダメージで、マヒャドが100前後のダメージを与える呪文であるため、4段階のうちの上から2番目と言うことになる。
習得レベルでもそうなっており、ヒャダイン→マヒャドとなっている。
しかしヒャダインの、と言うかヒャド系全体の効果範囲は少々特殊で、段階ごとに効果範囲が変わる。
例えばメラ系はメラ~メラゾーマまで全て単体攻撃であるし、ギラ系はグループ攻撃で統一されているが、ヒャド系は「ヒャド(単体)→ヒャダルコ(グループ)→ヒャダイン(全体)→マヒャド(グループ)」となっている。
効果範囲と言う点に限って見てみれば、ヒャダイン→マヒャドで弱体化しているとも言える。
効果範囲くらいしか差別化の点が無いザキ系を除外すると、系統の中で効果範囲が一定していないのはデイン系とヒャド系のみである。
前項ではヒャダイン→マヒャドの順番で習得すると記述したが、ファミコン版のDQ3のみ異なる。
DQ3は上記の通りヒャダインをLv26で、マヒャドをLv32で習得するのだが、ファミコン版の場合、Lv26になると何故かマヒャドを覚える。そしてマヒャドを覚えるはずだったLv32になるとヒャダインを覚える。
ファミコン版DQ3では呪文の習得レベルが固定ではなく、1つか2つほど習得レベルが遅れる場合がある。
この遅れる幅も呪文によって異なり、最大でも1レベルしか遅れないようになっているものもあれば、運がとことん悪いとLv99まで覚えない可能性がある呪文もある。編者は一度、魔法使いがスカラ(普通ならばLv4で覚える)をLv10まで覚えなかった事がある。なんと先にスクルト(通常習得Lv9)を覚えてしまった。
ではヒャダインはどうなのかと言うと、最大でも2Lv遅れでLv28までには絶対に覚えるように設定されている(という事になっている)。
つまり、システムとして設定された「習得レベルの振れ幅」ではヒャダインがLv32まで遅れる事はあり得ないのである。
と言うか習得の遅れでは「マヒャドがLv32から26と6レベル早く覚えている」事には何の関係も無いし、そもそも習得の遅れはランダム性が多分に混じっており、100%起こる訳ではない。しかしマヒャドとヒャダインの逆転はほぼ100%の確率で起こる。
要するに何らかのプログラムミスで本当に習得レベルの設定が入れ替わってしまっているのである。
SFC版以降ではこの点はちゃんと修正されており、ヒャダインを26で、マヒャドを32でちゃんと覚える。DQ4ではFC版からきちんとヒャダインを先に覚える。
DQ4では魔法使い系キャラクター2人(ブライとマーニャ)のうち、ブライの攻撃呪文はヒャド系だけ、マーニャはメラ・ギラ・イオ系と使える種類にかなりの差があった。
そのため、ヒャド系しか使えないブライの攻撃面の貧弱さをカバーするためにヒャド系を1つ増やしたと言う見方も出来るが、初登場であるDQ3ではこのような事情が無い。特に理由が無いのに、何故か主要攻撃呪文5系統のうちヒャド系だけが1つ多かったのである。
DQ5以降でもヒャド系自体は継続して登場するが、他の系統に数を合わせるためなのか、ヒャダインが削られて3つになってしまった。同時に、ヒャド系の各呪文の効果範囲が単体→グループ→全体と統一とまでは行かなくとも規則性は持たせられた。
以降ずっとヒャダイン欠番のままシリーズを重ねて行くが、DQ9にて各系統に1つずつ追加される事が決定。ヒャダイン復活なるかと思われたが、そんな事は無かった。
マヒャデドスとかいうよく分からない新参が最上位に追加され、マヒャドが「上から2番目」の位置に降格。
ヒャダイン復活の日は来るのだろうか?
急上昇ワード改
最終更新:2024/03/28(木) 23:00
最終更新:2024/03/28(木) 23:00
ポータルサイトリンク
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。