ヒートガイジェイとは (ヒートガイジェイとは) [単語記事]

ヒートガイジェイとは、2002年から2003年にかけてテレビ放送されたサテライト制作のアニメ作品である。

概要はシンプルであるべきだ。

人類が七つの都市国家（と幾つかの小規模なコロニー）で暮らすようになった近未来の世界が舞台。

ジュド市の都市安全管理局中央司令部特務課に勤めるダイスケ・アウローラは相棒のアンドロイド・ジェイと共に様々な犯罪に対処する。

男は登場人物について安易に語るものではない。

ダイスケ・アウローラ（松風雅也）

　本作の主人公。21歳。政治家の父と天上人（この世界の都市を管理するテクノクラート）の母を持つ。飄々とした態度の青年で、仕事への熱意も薄いように見えるがそれなりに正義感も持ち合わせており、豊富な専門知識と拳銃の腕を持つ。父親をアンドロイドによって殺されている為アンドロイドに対していい感情を持っていないがジェイに対しても表面上屈託なく接している。

ジェイ（菅生隆之）

　ダイスケの相棒。ジュドではアンドロイドの存在は禁止されているが、凶悪犯罪に対応する為特例として製造された。外見は黒い中折れ帽と上下に身を包んだ偉丈夫。事あるごとに「男」に関する格言を披露する。

クレア・レオネリ（阪口大助）

　犯罪組織「レオネリファミリー」の若きドン。ファザコン気味で手榴弾マニア。父親の死により組織を引き継いだ当初は暴走気味だったが、その結果様々な敵意を買い部下を失うに至って成長する。

ボマ（櫻井孝宏）

　都市マグナガリアからの流民。マグナガリアで義賊として活動していたが、捕縛され、刑罰の一環として頭部を狼のものに整形された（普段はホログラムを投影して人間の顔に見せかけている）。脱獄し、生き別れの妹「ウサギ」を探してジュドに来た。武器は刀だが、マシンガンを装備した相手でも問題なく倒せるほどの超人的な腕前。

キョウコ・ミルシャン（千葉紗子）

　特務課の事務担当。ダイスケの不真面目な態度に手を焼いているが、物語後半では思いを寄せるようになる。融通が利かない生真面目な性格だが、街の美女を盗撮した「美女カード」が流行した時にカードの被写体になる為めかし込んで街をうろつくなど、女性らしい側面もある。

アントニア・ベルッチ（小林沙苗）

　ジェイの開発者である科学者。ファザコンで、自分の父親をモデルにジェイを作った。ジェイの性格や言動は大体この人の趣味。今日もキュートだ、アントニア。

シュン・アウローラ（三木眞一郎）

　ダイスケの兄で上司。都市の治安を守る立場にあるが、父を死なせ、汚名を着せたジュドの街と市民に対して憎悪を抱いている。

ケン・エジムンド（藤原啓治）

　都市警察の刑事。仕事柄かちあう事の多い特務課にはいい感情を抱いていないが、ダイスケ個人を嫌っている訳ではない。