ビーストウォーズメタルスとは、BEAST WARS Season2・3の和名タイトルである。
原語版ではこのようにシーズン分けこそされているが、メタルスまでが通しでビーストウォーズというタイトルである。
日本でのビーストウォーズ放映時、原語版ではメタルスにあたる2・3シーズン目が放送されていた。
それはすなわち、吹き替え版を製作するのが困難だということも意味しており、実際の日本語版のビーストウォーズは、コンボイが惑星に激突して死亡して終わり、という子供にトラウマを植え付ける壮絶なラストシーンで終わっている。
そのため、日本語版では「死んでないから大丈夫」とよい子のみんなに向けた独自のメッセージが追加されたりした。
その間、ビーストウォーズは和製トランスフォーマーシリーズとしてビーストウォーズセカンド・ネオを製作して間を繋ぐことで対応。そしてビーストウォーズ放映開始から約二年後、本作は二度の劇場版メタルスを挟んだ後に放映された。
ビーストウォーズで2クールやりきっていたことから、ビーストウォーズの初期と比べるとアドリブがかなり増量され、この作品からメンバー入りを果たした岩田光央も「誰も台本通り喋ってない!」と証言している。
反面、メタルスはスケジュールの都合で別撮りが多く、先に収録したモン勝ちという状況が生まれていた。
要するに、後から収録する人のことをあまり考えていない「ネタの置き土産」をすることが常態化していたようだ。
また、メタルスは先の劇場版でエピソードをいくつか消化してしまっていたこと、そして一エピソードのみ、あまりにも暗すぎるため日本語製作が見送られたものが存在するため、2話ほど枠が余ってしまった。
そのため、クール終わりに日本独自の内容として、リミックスが放送。これは既存の映像を強引に繋ぎあわせて適当なオリジナルストーリーを作ってしまおうという、なかなか斬新な試みであった。
なお、リミックスは本編と特に関係がないので、出演者はさらに好き勝手なアドリブをかましまくっている。
特に最終回放送時は、テレビ東京宛に問い合わせの電話が殺到。
しかもその内容はいわゆるクレームではなく、「今私が見ていたものは一体なんだったのか?」という根本的な内容が多数だったという。
なお、ビーストウォーズのトランスフォーマー内での立ち位置を明確にした作品でもあり、初代コンボイ&メガトロンや、その他トランスフォーマー達が休眠している状態の姿が多く登場する(つまりサイバトロンとデストロンが目覚めるまでの400万年の間に起きた戦いということ)。
トランスフォーマーファンには、この頃からビーストマシーンズの存在が認知されていたが、これが日本語吹き替えされるまでさらに時を経たことは周知の事実である。
このビーストマシーンズはその後、超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズリターンズとして、2004年に放送された。原語版で放送されてから約4・5年経った後のことである。
なお、「ビーストウォーズ」を題材としたシリーズは本作で一応一区切りとなっている。リターンズにおいてビーストウォーズの勝敗について言及しているのはこのため。
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最終更新:2024/03/28(木) 19:00
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