ピーチ姫とは、「マリオシリーズ」に登場するキャラクターである。
『スーパーマリオブラザーズ』(1985年)以降のシリーズから登場する、キノコ王国のお姫様。
性格設定は基本的にはおしとやかであり、「さらわれるタイプのヒロイン」の代名詞である。
とは言うものの、キノコ王国の王様の設定がはっきりしないためしばしば国家元首に近い扱いになっていたりファミコンのドットの表現能力の問題からか初期ではスーパーマリオより二回り以上背が高く、それを設定として受け継いでいるためお姫様キャラとして見た場合かなり長身であるなど、完全な典型とも言えない特徴も持っている。また、当初は「クッパの魔法を解ける」という設定があり、これがクッパに拐われる理由でもあったのだが、現在ではそこら辺の理由付けも希薄になり、お約束的に拐われているようになっているようだ。
原則として毎回クッパに拐われるか弱いヒロインであるが、おしとやかとはいうものの、たまに無理をすることもありそれなりに戦いもできるようで、古くは『スーパーマリオUSA』からプレイヤーとして活躍している。また、『スーパーマリオRPG』でも参戦し回復役として活躍したが、この時は好奇心旺盛で比較強気なキャラ付けがされており、後の作品にも少なからぬ影響を与えたと思われる。それ以外でも『マリオカート』や『マリオテニス』、『マリオゴルフ』、『マリオパーティ』などの作品での活躍も多く、個体差がある場合、多くは力が無いが高いテクニックを持つというタイプのキャラになっている。『マリオカート』や『スマブラ』等に出演した際にはやたらアグレッシブになる。色々と溜まっているのかも知れない。『スマブラX』のスマブラ拳!!において、ピーチ姫のあれ系の写真が多数投稿されたとか。そして、『スーパープリンセスピーチ』でついに主役に抜擢され、いつもの役回りと正反対の活躍をする。
そもそも『peach』という単語は「魅力的な女性」という意味の俗語として使われることがあり、そこから名付けられたと思われる。しかしながら、「乳房,おっぱい」「アンフェタミンの錠剤」「密告する」「裏切る」という意味の俗語でもある。
そういった理由かどうかは不明だが、かつて日本国外では「Princess Toadstool」(toadstoolはキノコ、特に毒キノコ)の名が付けられていた。スーパーマリオカート(同作での海外版での名前表記は「TOADSTOOL」)でCOM専用アイテムとして毒キノコを使用するのもこれが影響していると考えられる。スーパーマリオランドでデイジー姫というキャラクターが新たに作られたのも、その後の海外での扱いも同様の理由と思われるが、こちらも実際には不明。
「ヨッシーのロードハンティング」(1993年)の海外版において「Princess Peach」の名前が日本国外で初めて登場したが、同作自体はあまり人気がなく、後発の「スーパーマリオRPG」の海外版ではPrincess Toadstoolに戻された。1996年、「スーパーマリオ64」において再びPrincess Peachの名前で呼称され、以降統一された。マリオシリーズの日本国外における認知度が上がり、上述の良くない意味の俗語への抵抗感が薄れてきた結果であろう。なお同作オープニングの手紙の差出人名には、Princess Toadstoolとも併記されている。
ちなみに、Toadstoolという用語がマリオシリーズで最後に登場したのは、確認した限りだと「マリオゴルフファミリーツアー」の海外版タイトル「MARIO GOLF: Toadstool Tour」である。
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/20(土) 10:00
最終更新:2024/04/20(土) 10:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。