ファミマロスとは (ファミマロスとは) [単語記事]

ファミマロスとは、伝説のコンビニである。

概要

人類が地上にて歴史を築くよりもはるか昔の、神話の時代に存在したとされる施設。
現代の、コンビニエンスストア（ファミリーマート）の原型とも言われているらしい。

その詳細はというと、かつて堕天使達が天界から地上へ流出させた英知の1つで、どんな物でも欲しい時に欲しい物が手に入る。そんな人類の夢の1つを実現した存在がファミマロスである。堕天使達が築いた、背徳の塔の中の広い世界にただ一軒しか存在しないコンビニ（お店）として、神学者や哲学者の間でも今なお語り草となっているのである。

店舗は堕天使・アルマロスが店長として1人で切り盛りしており、さらに店舗内は四六時中ステージ用のライトで照らされ、店の周辺は水で覆われているので床はいつも水浸しとなっているが、涼しげかつ幻想的な雰囲気に誘われてちょっとした興味からお得意様となっていくお客もいるという。
もっとも店長はというと、営業時間だろうがいつだろうが踊ってばかりいるため、やって来たお客は店へ入るたびにノリノリで買い物をして帰りたくなってしまう。
しかしある時、ある特別な来客がやって来た事を知ったアルマロスは・・・？（関連動画を参照）
またローカル情報として、コンビニ「ファミマロス」へ続く道には途中に冥界へ続く寄り道があり周辺住民や堕天使達にも恐れられているのだが、意図的に運悪く迷い込んでしまったとしても、お得意様と認識されたお客ならば店長が自身の右手を介して救出してくれるという。

やがてアルマロス他堕天使達が地上からいなくなると、人類の歴史は人間の手で着々と築かれてゆき、中古マンション同然の形で地上に残った背徳の塔がバベルの塔へとリフォームされる過程でようやくその店舗（の名残）は発見されるのだが、それが天界の英知として地上へ浸透するには、人類にはあまりにも早すぎた。人類の知恵がコンビニエンスストアへと追いつくには、また何千年、何万年の時を要する事になるのだが、それはまた別のお話。