ディスクシステムとは、ファミリーコンピュータの拡張デバイスである。
概要
- 当時では、ROMよりも安価で大容量であった磁気ディスクを使いこれまでにない表現のゲームが楽しめた。
- 性能はかなり高いのだが、任天堂が最初に出したディスクシステムのソフトの定価が安く、他のメーカーがそれ以上にしにくかったこと、容量に見合うだけのゲームが作りにくかった(2メガROMで十分なソフトが多かった為)こと等からあまり普及することはなかった。それでも『悪魔城ドラキュラ』、『ゼルダの伝説』など名作と呼ばれるものは多い。
- デパートやおもちゃ屋などに書き換え用装置を置き、裏面である「B面」に別のゲームを入れることも可能だった。なお、A,Bの両面で1作品のものもある。
- ディスくんのこと、忘れないであげてください…
- モーターの動力をドライブに伝えるため「輪ゴム」が使われていた。歴代の任天堂ハードウェアは過剰と言えるほど耐久性の高い物ばかりだが、ディスクシステムは輪ゴムが劣化することでドライブが動かなくなることから、すぐに故障すると言われるほど耐久性の低いハードとなってしまった。
2007年までは任天堂でゴムベルトの交換の修理を受け付けていたが、現在ではサービスを終了している。ニコニコ動画講座(ニコニコ技術部)では、自力で修理に臨む動画が存在するので、どうにかして動かしたいという人は参考にしてみるといいだろう。
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