この記事は、発売されて間もないゲームソフトについて記載されています。 発売前の未確定の情報も含まれますので、記事内容が変更される可能性があります。 また、重大なネタバレとなる記述、発言はしばらくお控えください。 |
『ブレイブリーデフォルト』(BRAVELY DEFAULT: Flying Fairy)とは、スクウェア・エニックスが2012年10月11日に発売したニンテンドー3DS用ゲームソフトである。略称はBDFF、ブレイブリーなど。
BRAVELY DEFAULT Flying Fairy |
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ジャンル | RPG |
対応機種 | ニンテンドー3DS |
発売元 | スクウェア・エニックス |
開発元 | シリコンスタジオ |
発売日 | 2012年10月11日 |
プレイ人数 | 1人 |
希望小売価格 | 通常 6,090円 (税込) DL版 5,400円 (税込) 特典付 12,800円 (税込) |
対象年齢 | CERO: C (15歳以上対象) |
コンテンツアイコン | セクシャル・犯罪 |
セーブデータ数 | 1 |
通信機能 | ローカル通信対応 すれちがい通信対応 インターネット通信対応 |
2011年9月13日に行われた『ニンテンドー3DSカンファレンス2011』にて発表された。国内市場向けの「王道ファンタジーRPG」をコンセプトに制作された。
本作は2009年に発売された『光の4戦士 -ファイナルファンタジー外伝-』の流れを汲んだプロジェクトとしてスタートした物だが、光の4戦士とは開発コンセプトを別にしており(――光の4戦士は「古き良きRPG」がコンセプト)、続編ではない完全新作として製作されている。そのため光の4戦士と雰囲気は似ているが、シナリオ・世界観・システム面でのつながりは無い。開発会社も光の4戦士を開発したマトリックスではなく、シリコンスタジオが担当している。
また、光の4戦士と違いファイナルファンタジーシリーズの外伝という位置づけもなされていない。しかし、サブタイトルの「Flying Fairy(略すとFF)」とある通り、世界観の中心に4つのクリスタルが据えられ、機械や科学を若干含むファンタジーの世界、白魔法や黒魔法などの魔法の種類と体系、ジョブシステムなど、スーパーファミコン以前のファイナルファンタジーシリーズ、特にFF5の影響を強く受けた作品となっている。
タイトルの『BRAVELY DEFAULT』は“勇気を持って、果たすべき約束・責任を放棄する”という意味で、言われたことを漫然とこなすのではなく、自分の意思を持って行動するという、“自立”を表現している。[1]
戦闘はスタンダードなターン制バトルを基本に、ターンの前借りや貯蓄ができる独自のシステム、ブレイブ&デフォルトを採用。
「デフォルト」によって防御しつつBP(ブレイブポイント)を貯め、「ブレイブ」によってBPを消費してそのターン内の行動回数を増やすことができる。BPは-3~+3までの範囲で使用及び蓄積ができ、ブレイブは一度に3回まで可能なので、1ターンに最大4回の行動が可能となるほか、一部のアビリティはMPではなくBPを消費する。BPが0でもブレイブで前借りすることができるが、その場合BPがマイナスとなる。マイナスになったBPはターン経過毎に1ずつ回復するが、マイナスの間そのキャラは行動不能に陥る。BPの次戦への持ち越しはなく、原則として0の状態で戦闘が開始される。
ターンの前借りを利用した開幕ブレイブによって雑魚敵を一掃することも可能であり、これによってノーダメージ撃破や1ターン撃破を達成すると経験値や獲得ジョブポイントにボーナスがつく。ただし、1ターンで倒しきれなかった場合は前借りしたターンの分だけ無防備になってしまう。
ブレイブ&デフォルトは敵も使用してくるため、ブレイブ全開の渾身の一撃がデフォルトで半減されたり、ボスが4連続行動してきてパーティが壊滅と言うことも起こりうる。体験版の範囲でも、敵ボスにはある程度規則的な行動パターンがあるため、敵の猛攻をデフォルトで受け流すなど動きを予測しながらのブレイブ&デフォルトが重要となる。
成長や習得法はFF5、キャラ内でのジョブ構成はFFTAに近いジョブチェンジシステムを搭載。
ジョブは24種類存在し、それぞれ対応するアスタリスクと呼ばれるアイテムの所持者を倒すことで入手することができる、アスタリクスはメインシナリオで半分弱、サブシナリオで半分強入手できる。
アビリティの習得法はFF5と同様で、戦闘後に経験値とは別に今就いているジョブにJP(ジョブポイント)が手に入り、それを一定以上取得するとジョブレベルが上がり(どのジョブも最大14レベル)、少し能力の補正率などが上がると共にそのジョブのアビリティを一つづつ覚える。FF5と比べると、高ジョブレベル(特にLv10以上)に必要なJPが非常に多く、その分ストーリーが進むほど敵から入手できるJPは多くなる。
アビリティは、「黒魔法」や「武士道」のようにジョブコマンドから選択することで使えるコマンドアビリティと、セットすることで自動的に効果が得られるサポートアビリティに分けられる。
各そのジョブのジョブコマンドと固有のジョブ特性を一つずつ持っており、それに加えて他のジョブのジョブコマンド一つとサポートアビリティをいくつかセットできる。また、それぞれのジョブには装備に対する適性が設定されており、どのジョブも全ての武器・防具を何でも装備可能であるが、得意でない系統の武器や重装備は適性がないジョブでは本来の力を発揮できない。
ジョブコマンドはFFTAのアクションアビリティと同様で、セットすれば他のジョブでもセットしたジョブで覚えた全てのコマンドアビリティが使用できる。サポートアビリティはアビリティごとにコストが設定されており、サポートコストがキャラの上限を超えない範囲で好きなように組み合わせでセットできる。サポートコストの上限は初めは1だが、クリスタルを解放するごとに増加する。
要するに、これらのシステムをすべて使用すると「『騎士道』に加えて『武士道』が使用でき、『かばう』だけでなく『両手持ち』で『闇属性半減』かつ『物理攻撃力30%アップ』したナイト」が出来上がるわけである。
武器ごとに何種類かの基本となる必殺技が設定されており、10回ブレイブする、10回道具を使うなど必殺技ごとに設定された条件を満たすと使用可能。
必殺技の名前、効果、決め台詞は専用のアイテムを使用してある程度自由にカスタマイズでき、後述のフレンド召喚で配信も可能。
また、必殺技使用時にはキャラ別に必殺技用のテーマ曲が流れ、流れている間は有利な効果が持続する、さらに曲が切れる前にほかのキャラが必殺技を出すと初めの必殺技の効果を持続延長しつつ次の必殺技の効果も上乗せされるため、必殺技を途切れずにつないでいくことでバトルを有利に運ぶことができる。
リングアベルが何故か持っている未来のことが書かれた手帳。なぜ未来のことが書かれているかは不明。
その「不思議な文章」は彼が物語中で参考資料として取りだすほか、プレイヤーも自由に読める。
システムの一部としてリングアベルが随時加筆していっており、話を進めるごとに雑記という形で人物・地理・用語等の記述がどんどん増えていくほか、それに付随して自分が攻略したストーリーも加筆されていく。
道中で見つかる資料も楽に読み直すことが出来るのが嬉しいところ。
人物紹介ではサブキャラの年齢や略歴に留まらず好きな食べ物についてまで触れられており、その文章量は圧巻である。
また、ジョブ図鑑・モンスター図鑑・アイテム図鑑としての機能を有しており、敵の生態から洗濯バサミの無駄に豪華な仕様までいろいろなネタが読める。女性型モンスターの説明文を見る限り、これら図鑑部分もリングアベルが書いているようである。あの性格の割になんてマメなヤツなんだ・・・
本作品はすれ違い通信及びフレンドコードに対応している。
DS版FF3のように通信限定の要素はなくスタンドアロンでも頑張れば何とかなる。
また、田舎でなかなかすれ違えない人のためにWi-Fiコネクションでの擬似的なすれ違いも可能になっている。
フレンドコードを交換した「ともだち」が覚えたジョブアビリティを拝借できる機能。
例えば、自分のイデアの白魔道士のジョブレベルがまだLv4の時に、イデアの白魔道士のジョブレベルが10のともだちとアビリンクをすれば自分も自分も白魔道士のLv10までのアビリティを使用できるようになる。
尚、アビリンクで拝借したアビリティ(この場合白魔道士4~10)は本来より少し性能が低いため最終的には自分で覚える必要がある。また、複数キャラに同じともだちをアビリンクすることはできない。
万一フレンドがいなくてもプレイを進めることでNPCのフレンドを紹介して貰えるが、平均型な育て方のキャラが多くジョブマスターはいないので戦力としては見劣りするのが残念である。
すれ違い通信のゲストを召喚する機能、ローカル、インターネット、すれ違いに対応。
配信のほうは、まず戦闘中に「フレンド召喚>配信」と選び、何か行動(例えばエリクサーの使用)を選択・実行すると、その行動が記録される。その後、フレンドと何らかの通信をするとその行動が相手に配信され、受け取った相手はそれを「フレンド召喚」することで配信者が行った行動(この場合エリクサーの無償使用)を実行してもらうことができる。すれ違いはすれ違うたびに補充され、フレンドならばインターネット通信でも更新可能。
オープニングで跡形もなく破壊されてしまったティズの故郷の村の復興、すれ違い通信対応。
初めは人口が1人しかいないノルエンデの村だが、すれ違うたびに村の人口が1人づつ増えていく。
ノルエンデ村は武器屋やアイテム屋、がけ崩れなどの復興すべき個所と復興にかかるのべ時間(リアルタイム対応)が表示されており、そこに村にいる住人から作業人数を割り振って復興させていく。1人なら10時間かかるものでも、2人なら5時間、100人がかりなら僅か6分で復興させることができる。
復興した店では様々なアイテムが販売され、冒険家(セーブポイント)から購入できるようになる。
ノルエンデ村の様子や作業人数の割り振りは下画面のメニューからいつでも可能で、復興時間はゲームをプレイ中のみ(スリープ状態含む、タイトル画面含まず)増加していくので、寝る前にセットすると良い。
全部で24種類の個性豊かなジョブと、各ジョブ14個のアビリティが存在する。
FF5と比べるとジョブレベルアップに必要なJPにかなり勾配があり、新しいジョブを使い始めると低レベルのアビリティはすぐに習得できるが、高レベル、特にLv10からは必要JPが激増するためマスターするのは大変である。
また、今回は覚えたサポートアビリティをたくさん装備できるため育成が無駄になりにくい。
何のジョブにもついていない状態。
あらゆる武器・防具をそこそこ使えるが、今回はセットできるコマンドは1つだけである。
ジョブ特性はジョブをマスターするごとに能力が上がる「大器晩成」だが、FF5のように最終的に最強かは不明。
FF5と異なり「すっぴん技」を持っており、「しらべる」やダメージ床を軽減する「けんけんぱ」のように地味に役立つ技や、自分のヘイトを下げる「あやまる」などのどこか間の抜けた技、そして「JPアップ」を持つ。
自らの拳を武器に戦う格闘家
得意武器は「ナックル」と「杖」だが、それ以上に「素手」こそが最大の武器。従来通り他の武器はまるっきりダメ。
攻撃力をアップするがたまに自爆というFF3の空手家直伝の「練気」、当たりにくいが威力絶大な「剛撃」、ターンの最後に強力な一撃を放つ「臥龍」、BPを消費し防御力無視の一撃を叩き込む「点穴」などの攻撃技や自己強化技を持つ。サポートアビリティは、ナックル適性S+素手をモンク化する「格闘の心得」や「HPアップ」などFF5と同様。
尚、今回ナックルは両手武器で素手の場合も二刀流扱いにはならない、前半は棒、後半は素手のほうがいいかも。
全体攻撃技に乏しいのが難点だが、パワーとタフさが魅力のジョブである。 また、今回序盤に関しては「杖」の攻撃力がかなり強く複数攻撃時にダメージ補正がつくため、ナックルより寧ろ棒術が有効な場面も多い。
人々を癒す白魔法を得意とする魔道士、男は僧侶っぽくなった一方、女は三角帽子でより魔道士っぽくなった。
得意武器は「杖」で、ロッドや短剣も一応使用できる。ジョブ特性は戦闘後に毒麻痺沈黙を直す「自然治癒」
高い精神を持ち回復魔法の回復力は魔攻ではなく精神依存なので杖を装備したほうが回復量は多くなる。
白魔法にはお馴染みの「ケアル」「シェル」「エスナ」「ホーリー」などがある他、「ケアルダ」「エアロ」「デスペル」「エスナガ」のような魔法も白魔法に属している。サポートは魔法を全体化しても効果が落ちない「そのまま全体化」や、杖の適性がSになる「杖の心得」などがある。
FF5では魔道士系になっていればその系統の全魔法が使用できたが、今回は魔道士系になっていてもアビリティで習得したLv以上の魔法は使えないため注意。白魔法は後述のジョブ「導師」との相性が非常にいいのも特徴。
敵を攻撃する黒魔法を会得した魔道士、某霧雨のように「魔女のステレオタイプ」に近いデザイン。
得意武器は「ロッド」で、杖や短剣も多少はいける。ジョブ特性は仲間にこの特性が多いほど強くなる「魔力共鳴」
お馴染みの三属性魔法で的確に弱点をついていけ、属性強化アイテムと組み合わせると尚良し。
そのほか、「スリプル」「ポイズン」「サイレス」やブレイブデフォルトを封じる「フィアー」のようなバステ付与も持つ、今回はバステが比較的有効な敵が多いため力押しがつらい時は是非。サポートアビリティでは「沈黙無効」や「火属性軽減」、あらゆる単体魔法を強制的に全体化する「何でも全体化」などがある。
「ロッドの心得」もあるが、装備適性は知性の補正には影響がないので使い道はほぼ無い。
黒魔法は後述のジョブ「魔人」との相性が非常にいい。
剣の扱いと守りに長けている剣士、序盤に入手できる。
モンクに比べると破壊力では劣るが防具で守備力を上げやすいのが売り。
得意武器は「剣」で斧や槍も扱え、重装備可能で特に「盾」を生かせる。ジョブ特性はおなじみの「かばう」。
「かばう」や「鉄壁」などの防御スキルが主体だが、守備を捨てて斬りかかる「踏み込む」のような攻撃スキルもある。
サポートアビリティが充実しており、すぐ習得てきてお手軽に超高威力が得られる「両手持ち」や、鉄壁の「両手盾」に「盾の心得」、とりあえず武器に困らなくなる「剣の心得」など魅力的なものが並んでいる。
単発攻撃力を容易に上げられる「両手持ち」は凄く早く習得できるのでアタッカーを育てる場合はオススメ。
素早さと器用さを兼ね備えた盗みの達人。これまでの「白い服とバンダナ」ではなくなった。
得意武器は「短剣」で、弓も使える。ジョブ特性は盗みが成功しやすくなる「盗賊の極意」。
最も素早さが高く、「ぬすむ」「ぶんどる」といった物理的な盗み以外にも、相手のHPを吸収する「ハート泥棒」のような概念的な盗み、スピードを生かした打撃「神速瞬撃」などの技が並ぶ。
純粋なアタッカーに比べると攻撃力自体は劣るが、育てれば攻撃回数で補えるので期待値は悪くない。
サポートには、「行動速度アップ」のほか、相手から盗める数が増える「むしりとる」なんてものもある。
「短剣の心得」もあるが、短剣は威力が心もとないため、物理攻撃するつもりなら他の武器のほうが良い。
今作の一部敵はアイテムを一度盗んだ後、さらにアイテムを盗める場合がある。
資本の力で万物を操る経済のプロ、姿は近代の紳士淑女。光の4戦士より再録。
得意武器は「杖」「短剣」、なぜか槍も使える。ジョブ特性は「入手金額アップ」。
様々な効果のある攻撃や補助を有償で実行する特殊なジョブで、回復アイテムをその場で買って使う「ドラッグデリバリ」、あのトルネコも使用する守備貫通の奥義「テイクオーバー」、アイテムを定価以上で敵に売りつける「リップオフ」などお金を使う技と稼ぐ技を同時に持つ。 サポートでは、HPのある味方に庇わせる「ホワイトナイト」、敵味方全てのコストとダメージと回復量を激増させる「フルレバレッジ」、逆に激減させる「ローレバレッジ」などがある。
金に困ることが多い序盤~中盤は金策に役立ち、後半は金が余るので気前よく大技を使える。
魔法と剣術を融合させた剣士、中東風のデザインがFF5から引き継がれている。
得意武器は当然「剣」だが刀も使用できる、ジョブ特性は魔法攻撃を受けると魔法防御が上がる「アンチマジック」。
今回の魔法剣は武器ではなく腕に対してかかるため戦闘中武器を取り換えても効果が持続し、全ての系統の武器というか素手ですら使えるため、FF5より応用範囲が広い。
サポートでは、戦闘開始時に自動で魔法剣アスピルがかかる「自動アスピル剣」や、自分が戦闘不能になると周囲のMPを回復する「メメント・モリ」などがある。
打点そのものは純粋なアタッカーに比べると劣るが弱点をうまく突けばかなりのダメージが期待できる。
相手に弱点を付与出来るジョブもあるので、仲間との連携を大切にしたいところである。
時間と空間を操る魔道士、時空の覇者のワンダラー並みに凄まじいデザインになっている。
得意武器は「杖」だが、基本武器は苦手。ジョブ特性は全滅時に一回だけ「リターン」がかかる「タイムリーブ」。
時空魔法には「ヘイスト」「スロウ」「グラビデ」「コメット」のようなお馴染みの魔法のほか、回避率を上げる「ベール」系、「リレイズ」「クエイク」なども属する。
アビリティでは2ターンごとに敵味方問わずBPを1減らす「ワールドスロウ」、逆に1増やす「ワールドヘイスト」、反撃時に相手にスロウ効果を付与する「スロウ反撃」などがある。
時空魔法はサポートには非常に役立つが、ダメージは単体ではイマイチ威力が低いのでアビリティで底上げする必要あり。
得意の弓で、獲物を狙うハンター、被っているモノが殆どきぐるみである。
得意武器は「弓」と「短剣」、ジョブ特性は命中率が劇的に向上する「ホークアイ」。
習得技は「ウィングキラー」などの種族特効技、狙いすました一撃を叩き込む「エイミング」、全体攻撃の「マルチバースト」。サポートアビリティは先述の「ホークアイ」や通常攻撃全段ヒットでダメージが上乗せされる「プリシジョン」などで、後者は「ホークアイ」との相性が非常にいい。 弓は両手武器であるものの高威力高命中なので「弓の心得」も役に立つだろう。
今回は隊列という概念が存在しないため守備面でのメリットは少ないが、相手の弱点を突き攻撃すれば大ダメージが見込めるのは魅力。
弱点が無い敵でもエイミングや通常攻撃でそこそこの火力が出るので、地味ながらなかなか強力なジョブである。
異世界から召喚獣を呼び出す魔道士、夜会用の黒服に鬱苦死い妖精の羽根飾りという幻術士に近いデザイン。
得意武器は「ロッド」で杖と短剣もOK、ジョブ特性は攻撃を受けるとMP(マジックポイント)を回復する「MP転化」。
召喚魔法は属性別の強力な全体攻撃で、威力もダメージ効率も高いが黒魔法ほど小回りが利かないのが難点。
サポートアビリティでは、「召喚魔法強化」やフレンド召喚の親密度が上がりやすくなる「フレンドシップ」などがある。
召喚魔法はMP消費が大きいがジョブ特性のお陰でMPが枯渇しづらく、魔法を乱射可能なのが強み。
登場する召喚獣はFFシリーズのものから一新されており、ファンタジーから見た異世界つまりは列車、飛行機、テレビモニターなど現実世界にあるものを要素として取り入れており、不思議な感覚に仕上がっている。
ちなみに、今回の召喚獣は店で一切購入できずイベントで召喚獣の一撃を受け止めて従える資格を見せる必要がある。この攻撃で全滅するとそのままゲームオーバーになってしまうので挑む前に必ずセーブを。
空中での攻撃を得意とする戦乙女、これまでの竜騎士に当たる。
元ネタが女性専用のジョブであるため、男女で見た目が大きく変わるジョブである。
得意武器は「槍」で、ジョブ特性は仲間が倒れるほど強くなる「ソウルハント」。
BPを消費しての技が得意で、全体をなぎ払う「クレセントムーン」、お馴染みの「ジャンプ」、単体に強烈なダメージを与える「ジャッジメント」、HPダメージをMPにすりかえる「スピリッドバリア」等高性能な技を持つ。
BPを消費するという性質上、ザコ戦では複数の敵をノーコストで一掃できて頼りになる半面、ボス戦では技の連発が難しい点がネックとなる。他のジョブのジョブコマンドとしても有用。
サポートはデフォルトの防御を貫く「セレクション」や「BP消費技強化」などがある。
白と黒の、魔法を使いこなす魔法戦士、羽つきの赤帽子はなくなりちょっと気障な感じになっている。
剣がやや得意で弓とナックル以外の大体の武器でそこそこ戦えるが、FF3で使えた弓が苦手な理由は謎。
ジョブ特性はダメージを受けるとBPをたまに回復する「リベンジャー」 。
Lv4までの白魔法と黒魔法を使用でき、白魔道士や黒魔道士とほぼ同じジョブレベルで白黒魔を習得できるので高位魔法が出るまでは純粋に役立ち、高位魔法が出た後も場合によっては選択の余地がある。
サポートアビリティは敵を倒すとBP+1の「アドレナリン」、ST異常時にBP+2の「リカバリー」などBPを補充できるものが多く、行動回数が多いのが魅力。出来ることは多いが、ステータスの関係で打撃・回復どちらも単体では半端な感が拭えないのでアビリティやジョブコマンドでうまく補いたい。
アイテムの効果を高める薬のスペシャリスト。黄色がかった白衣はFF5準拠。
得意武器は「杖」「短剣」、ジョブ特性は白魔法などを含め回復行為の効果を上げる「治療の知識」。
お馴染みの「調合」が可能な他、回復薬を毒として使用する「毒薬」、アイテムを全体化する「広域」、異常回復アイテムで耐性を得る「予薬」など、FF5、光の四戦士で登場した薬師の技の数々が大体揃っている。
今回の「調合」はFF5よりは弱体化したものの、だからどうしたというレベルの高い補助・回復性能を持つ。
その有効範囲は回復に始まり、リレイズ、攻撃力や防御力アップ、弱点付与、攻撃アイテム作成など多岐にわたり、使用前にどんな効果が出るのかも確認できるため非常に便利。
白魔法より全体回復という点ではやや劣るが、敵に弱点を付与したりローコストでMPを大量回復したりできるため、黒魔道士などのMPを使いまくるジョブのサポートとしても非常に優秀である。
サポートでは「状態異常短期化」や「攻撃アイテム強化」、「自動ポーション」などがあるが、やはり「治療の知識」が強力なので回復役は是非とも習得しておきたい。
華麗な歌と踊りで仲間を鼓舞するアイドルマスター。元はドラクエのジョブである。
得意武器が「杖」「ロッド」「短剣」と多い、剣もいける。ジョブ特性は「歌唱MP半減」
仲間を全体を強化する技を多数持ち、全体の攻撃力を上げる「パワーオブラブ」を始めとする各種全体強化技のほか、BPを回復する「もう一度あなたと」、自分を狙われやすくする「CATCH ME」など独特な効果を持つ。
ジョブマスター時に習得できる「私の彼は勇者様」はBPコストは重いものの全員のBPが上げられる強力な技なので、マスターする価値は十分。
仲間の補助以外はほぼ何もできないが、その万能かつ強力なサポート能力は目を見張るものがある。
凄まじい力で、全てを破壊する海の覇者 今回の新規ジョブ。
得意武器は「斧」だが剣もOK、落水対策なのか鎧兜はダメなのに盾だけ適性が高い。
特性はピンチで攻撃力と守備力がアップする「火事場力」。
全ジョブ中最高の物理攻撃力とかなりの素早さを持ち、敵をステータスもろとも殴り壊す。
追加効果で素早さを下げる「すね砕き」などのステータス破壊技、攻撃力が強くなるが操作が効かない「バーサク」、2倍のダメージを与える「倍撃」、MP消費が莫大だが通常の4倍のダメージを与える「倍々撃」など。
サポートはほぼ無いが、今回の斧は命中と必殺が低いものの最後まで圧倒的威力なので「斧の心得」も役立つ。
MPを消費する技が多くBPを使わないため、MPさえあれば超火力の攻撃をブチ込み続けることが可能。
単体を超威力でぶちのめすと同時に弱体化できるため、ボス戦では非常に頼りになる。
あらゆる忍術を使いこなす忍びの者、男は般若の面をしている。
得意武器は「短剣」だが刀も扱える、ジョブ特性は両手に武器を持っても攻撃力が落ちない「二刀流」。
敵の攻撃を確実に1回回避する「空蝉之術」や、神速の疾風突き「疾風迅雷」、敵の攻撃を対象を決められる「傀儡之術」など忍者らしいものがそろっている。今回は「投げる」は無い。
サポートアビリティは避けると強くなる「起死回生」や「回避率アップ」など回避重視となっている。
二刀流の通常攻撃が高威力で、単体の攻撃力が高い上他のジョブのアビリティ・コマンドとの組み合わせでかなりのダメージを叩き出せる、工夫のし甲斐があるアタッカーである。
刀を操る、武士道を極めた剣豪、鎧武者ではなくジェダイ風。
得意武器は「刀」だが剣や短剣も扱え、重装備も可能。ジョブ特性は物理攻撃に対して殴り返す「反撃」。
物理攻撃を防御しつつ反撃する「海老で鯛を釣る」、魔法攻撃を防御しつつ反撃する「馬の耳に念仏」のように、
敵の攻撃を的確に読み反撃するジョブ。2ターンMP消費を0にする「薩摩守」なんてものもある。
サポートアビリティでは通常攻撃時についでに通常攻撃する「行きがけの駄賃」、「反撃強化」
今回の刀は高いクリティカルと剣を超える威力を誇るため「刀の心得」は心得系で一番役立つかも。
そうそう相手が都合よく自身を攻撃してくれることはないので、「かばう」などで自身に攻撃を向けさせる必要がある、真価を発揮するには工夫が要るジョブ。
莫大な魔力を操る禁呪の使い手、FFTAの道化師に近いカラーリングと服装をしている。
得意武器は「ロッド」、一応杖は使えるが武器は苦手、ジョブ特性は「魔法ダメージ吸収」。
毒を受けているキャラにダメージを与える「滅」や、睡眠中のキャラを永眠させる「昏」などのバステ利用が中心であるが、本人にはバステ付与能力はないため黒魔法などの手段が欲しい。
サポートは「黒魔法超強化」や「状態異常強化」全体技を単体化して超威力にする「コンバージェンス」など、 黒魔法強化系のサポートアビリティが多く、全ジョブ中最強の魔力を持つため黒魔法と相性が良い。
仁術を持って救世を行う精霊の賢者、見た目は眼鏡をかけた学者である。ネコミミはないのかッ!
得意武器は「杖」、一応ロッドも使えるが武器は苦手。 ジョブ特性は「白魔法MP軽減」
本人のアビリティはBPや属性を操る補助技が中心で、全属性無効を付与する「精霊の加護」、MPを消費してBP増加させる「BPコンバート」、BPが高いキャラは下げ低いキャラは上げる「節制」などの魅力的な補助技を持つ。
サポートは、戦闘開始時にシェルになる「自動シェル」、戦闘中だけ「HP倍化」などがある。
白魔法強化系のサポートアビリティが多く、全ジョブ中最高の精神を持つため白魔法と相性が良い。
理想を掲げ世界を救わんとする勇者、FF4のセシルと同じ鉢金をしている。
得意武器は当然「剣」で槍や斧も使え、重装備可能で特に「鎧」を生かせる。ジョブ特性は「BP上限アップ」。
性質的には勇者に近く、万能ではないが器用貧乏でもなく『何でもできる』ジョブ。
確実にクリティカルを出せる「ハートスティング」や、光属性の攻撃「シャインブラスト」、守備力を攻撃力に上乗せする「デスパレート」など特徴的な攻撃技と、全員に物理攻撃を1回だけ完全に防ぐ盾を張る「ランパート」などいろいろな技を持っている。
サポートアビリティは「道具クリティカル」や「魔法クリティカル」、デフォルトがさらに硬くなる「ガードデフォルト」、威風堂々「鎧の心得」など。
自らの命を削り戦う生粋の破壊者、FF3より再録だがFF4のセシルをイメージする人も多いだろう。
男女どちらも兜で顔が見えなくなってしまうため、イベント時キャラの表情を気にする人は注意。
「剣」と「刀」の両方が得意な3と4の折衷仕様で槍も使え、重装備可能でさらに「兜」も生かせる。
ジョブ特性はHPが減少するほど強くなる「逆境」。
自分の身を削って戦うジョブで、体力を削って放つ「暗黒」、減ったHP分のダメージを与える「サガク剣」は敵に使われると危険、魔法を無効化してMPとして吸収する「魔力吸収」等がある。命は投げ捨てるもの。
サポートは闇属性を強化する「冥府」、一体何者なんだ・・・「兜の心得」など。
たゆまぬ努力で闇を統べる蒼き血の妖魔。
得意武器は「ロッド」「杖」「短剣」、剣もOKで刀以外大体使える。防具は盾のみ得意。
ジョブ特性は敵から特定の技を受け、受けた後無事であればその技を修得できる「ゲノムドレイン」。
所謂青魔法である「ゲノムアビリティ」には、全体攻撃の「獄炎」、暗闇付加攻撃の「砂嵐」、HPを1にする「丸かじり」、攻守低下の「カーズ」、おなじみの「ホワイトウインド」などあらゆる物を揃えることができる。
それ以外にも、「吸血」「吸魔」「吸魂」というHP、MP、BPを吸う技、「魅了」なども備えている。
サポートは「モンスター技強化」「吸収強化」、結果的にダメージを減らす「物理ダメージ吸収」など。
敵の技を修得する青魔道士なのに入手が遅いため多少努力が必要だが、それに見合うだけの性能を持っている。
伝説にその名を刻む異界の啓示を受けし聖者。
全ての武器が得意だがそもそも物理攻撃に向かない。ジョブ特性は「戦闘後MP回復」。
合体召喚ではなく、召喚獣の力で自信を劇的に強化する「召喚合体」を使用できるが、MP消費が甚大な上自分にしか使用できない為それ自体はあまり強くない。
サポートアビリティに強力なモノが多く、「徐々にMP回復」「瀕死時MP回復」などでMP切れを防げる。
弱い敵に対し始まった瞬間に戦闘を終わらせる「黄泉送り」でザコ戦の手間が消滅する。JP稼ぎにも有効。
幻想楽団「Sound Horizon」を主宰するサウンドクリエイターのRevoが全曲を担当。プロデューサーの浅野智也がかねてからSound Horizonのファンだったことが起用の理由だという。
また、サウンドトラックとは別に「Linked Horizon」名義で本作とタイアップしたシングルCD「ルクセンダルク小紀行」やアルバムCD「ルクセンダルク大紀行」をリリース。ゲーム中の曲をフルサイズ化、ボーカライズ、異なる楽器アレンジ等をして再構築した楽曲を収録する。「ルクセンダルク小紀行 BRAVELY DEFAULT盤」には特典としてゲーム内で使える、Revoをイメージしたキャラクター専用装備を先行入手できるSQUARE ENIX MEMBERSポイントカードが封入される。
本作では毎回切り口を変えて段階的にゲーム内容を明らかにした、複数の体験版が順次ニンテンドーeショップからシリーズ配信されている。また第3弾までの体験版では、公式メンバーズサイトでユーザーからの意見・要望を募集し、ここで得られた意見を製品版にフィードバックするという試みが行われた。
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最終更新:2024/03/29(金) 07:00
最終更新:2024/03/29(金) 07:00
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