プレジデント・ハルトマンとは、星のカービィシリーズに登場するキャラクターである。
※ネタバレ注意
星のカービィ ロボボプラネットに登場する宇宙企業『ハルトマンワークスカンパニー』の社長であり同作でポップスターを侵略し、星の大半を機械化させた張本人。ボイス担当は麦人。恰幅が良く卵のような体系で七三分けの紫髪に髭を生やし、語尾に「〜である」と付けた口調で話す。 自己顕示欲が強いのか拠点の超巨大母艦『アクシスアークス』には彼を描いた巨大な肖像画や石像がいくつも飾られている。
若い頃は発明を生業とする情熱的な野心家だったらしいがある時を境に人を信用しなくなり、カンパニーの繁栄のためならなんでもする傲慢不遜でエゴの塊のような性格になってしまった。そのためカンパニー内でも社長の側近は秘書のスージーを除いて全てロボットで構成されている。
カンパニーの中核を担うマザーコンピューター『星の夢』が示す経営戦略を絶対視し、アクシスアークスで銀河をまわりながら各地の惑星を機械化し資源エネルギーの略奪を繰り返してきたが、その途中でそれまでの星を遥かに凌ぐ資源エネルギーを秘めたポップスターを見つけ、早速その資源を奪うべくスージーに新たに立ち上げた「キカイ化しんりゃくプロジェクト」の総指揮を任せてポップスターの大改造に取り掛かった。
しかし、カンパニーの侵略を阻止しようとするカービィによってスージーを含めたカンパニーの刺客がことごとく退けられ母艦にまで侵入された事に業を煮やし、スージーをプロジェクトから降ろして自らがカービィを駆除すべく純金製で宝石がちりばめられた悪趣味で派手な専用インベードアーマー「プレジデンバー」に搭乗し、カービィに戦いを挑む。
戦闘では残りHPに応じてバトルフィールドと攻撃パターンを3回ほど変化させ、アグレッシブな挙動で激しく動き回りながらの体当たりや踏みつけ攻撃を行い、他にもスージーを模した人形型爆弾(正式名称ミス・オフィサー)を飛ばしたり自爆機能を搭載したガードマンロボ「イエスマン」の召喚や大量の紙幣を画面に張り付けて視覚妨害を行う等、小技にも長けている。因みに戦闘時のハルトマンは事あるごとに狂ったような高笑いをあげ、星の夢の機能に依存し心酔するあまり多少気が触れてしまってるような部分が見受けられる。
カービィに撃破されプレジデンバーが爆発するとカービィを「ヤバンなゲンジュウ民」と罵りながら憤慨し、奥の手である星の夢を起動させてポップスターの住民の根絶やしを目論むが、起動の最中にスージーにプログラムコントローラーを奪われてしまったことで暴走した星の夢に精神を取り込まれ自我を失ってしまう。ハルトマンの精神を取り込み生命体の知識を得た星の夢は「カンパニーの永遠なる繁栄」という主の願いを叶えるためには全生命体を滅ぼさなければならないという計算結果を導き出してしまい、それを実行に移すべく宇宙に飛び立つ。
狂ったマシンとなった星の夢は凶行を阻止しようとするカービィによって一度撃墜され、なおも動くためにアクシスアークスと合体するが度重なるダメージと暴走の影響かその時点でハルトマン自身の精神は殆ど消え去ってしまった…。
ストーリーモードをクリアすると解禁される隠しモード「メタナイトでゴー リターンズ」では強化版のRe:プレジデント・ハルトマンが登場。体当たりやジャンプ移動のスピードが飛躍的に上昇し、すべての攻撃の物量と攻撃範囲が満遍なく強化されている。但し、撃破後の展開はストーリーモードとは異なる内容になっているため、プレジデンバーが爆発して吹っ飛んだ後はそのままフェードアウトする。
ハルトマンの隠された過去 ※ネタバレ注意!
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フルネームは「ゲインズ・インカム・ハルトマン」。
かつて銀河の果ての文明を紐いて得た情報を元にして願いを叶える力を秘めた装置の模造品、星の夢を製作したが、それを起動させる実験の際に発生した事故でまだ幼かった一人娘を失ってしまう。上述の「ある時」というのはこの事故の事を指しており、娘を失ったハルトマンは「ふたたび娘に会いたい」という一心で星の夢を起動させ願いを叶えてもらおうとしたがその過程で人の心と記憶さえも捨て去ってしまい、いつしか目的と手段が入れ替わり星の夢が示す経営戦略のみを信用し、カンパニーの繁栄のためだけに行動する冷徹で孤独な人物へと変貌してしまった。
実はゲーム中に登場するある人物はマザーコンピューターの機動実験時の事故で行方不明になっていたという過去を持ちファミリーネームに「ハルトマン」という同一のファミリーネームをもっていることから、この人物こそハルトマンが過去に失った愛娘その人である可能性が非常に高い。
しかし、既に人の心と記憶を失っていたハルトマンはすぐそばに立っていた人物を娘だとは思えず「本当に望んでいた願い」にも気付けずに最後まですれ違ったまま星の夢に意識を呑まれるという末路を迎えてしまった。とあるボスのポーズ画面に表示されるボス解説文ではそんな顛末に絶望し後悔しか残らなかった彼の悲壮な独白が語られている…。
だれが何のために作ったのかさえ分からない。
そんなモノをなぜ、わたしは起動させてしまったの
だろうか、そうだ、かなえたい夢があったはずだ・・・
あぁだが、マシンが夢などかなえてはくれない
というのは、もう分かっていたことだというのに・・・
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最終更新:2025/12/08(月) 00:00
最終更新:2025/12/07(日) 23:00
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