ヘスティアとは、以下のことを表す。
本項では1について解説する。
オリュンポス十二神の一柱。ウラノスの息子「クロノス」と大地の女神「レア」の長女で、全知全能の神「ゼウス」の姉にあたる。古代ギリシアの家庭生活の基盤を成している「炉」や「かまど」を司る神であり、「家庭の守護神」や「聖火の女神」など、平和と繁栄の象徴として崇められている。
ちなみにオリンピックの聖火はヘスティアが司る炉火という説もある。
不穏な神々が多いオリュンポス十二神の中でも温厚で心優しく、慈悲深い性格と言われている(それ故目立った神話がなく地味とも)。例として、オリュンポス十二神に選ばれなかったディオニュソスのことを憐れんでその座を譲ったりしている。
純潔を貫いた女神としても知られるヘスティアだが、そこに至るまではそれなりに波乱の展開があった模様。
まずクロノスの子として生まれてくる際、クロノスは父ウラノス同様「自分の子によって王座を奪われる」ことを懸念し、最初に生まれてきたヘスティアをパクっと丸飲みにしてしまい、その後生まれてきた彼女の兄弟たちも次々とクロノスのお腹の餌食になってしまう。その後唯一丸飲みにされなかった末弟のゼウスによって助け出されたが、吐き出される順番が一番最後であった為、兄弟の中で一番若く美しい容姿で生まれてくることとなった。
成長した彼女はその美貌から男神からはモテモテで、同じくオリュンポス十二神である「ポセイドン」と「アポロン」から求婚されることとなる。しかし自分を巡っての争いがエスカレートし続けることを止めさせたかった彼女は、ヘスティアに友好的だったゼウスに頼み、彼の前で生涯純潔を誓うことで争う理由を消失させた。
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最終更新:2024/04/20(土) 08:00
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