ペガサスナイトとは、「ファイアーエムブレム」シリーズに登場する、天馬に乗って戦う兵種である。
天馬・ペガサスに跨り、空を駆ける騎士。やや打たれ弱いものの、素早さ・技・魔防が高く、ほとんどの地形を気にすることなく高い機動力で戦場を駆ける、FEシリーズの華形職のひとつ。余談だが、「ペガサスナイト」は株式会社インテリジェントシステムズの登録商標である。
高い機動力を活かした遊撃や、単独で先行し険しい地形の先にある目的地を目指すなど、戦術上も非常に重要な役割を担う。
その代わりに「地形効果」を受けられず、弱点の弓や風魔法に当たると一撃で落とされることも。作品によっては、アイテムやスキルで弱点特効を無効化できるが、運用には気を配りたい。
FEシリーズでは伝統的に、女性のペガサスナイトのみが仲間になっていたが、2015年発売の「if」にて初の男性ペガサスナイト、「天馬武者」が味方に加わる。
もうひとつのシリーズ伝統として「ペガサスナイトは三姉妹」「三姉妹によるトライアングルアタック」があるが、最近の作品ではそうでもない。
上級職は、主にドラゴンナイトかファルコンナイト。ファルコンナイトは順当な強化クラスとなり、ドラゴンナイトは耐久力・攻撃力の強化と引き換えに魔法に弱くなる。
なお、シリーズ途中で「ペガサスは男を乗せることを嫌がる」という設定が加わったが、同じ伝説の生き物で、処女厨で有名なユニコーンの伝承を味付けしたものと思われる。ちなみに神話でペガサスに乗ったのは男性のペルセウス。
伝聞や主観が入っているため、加筆求む。
直接戦闘の強さだけでなく、「飛べる」ということのメリットはデカイ。
| 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|
| ペガサスナイト(槍) | ⇒ | ドラゴンナイト(槍) |
記念すべき第一作目のヒロイン・シーダはペガサスナイト。
また、マケドニア王国白騎士団からパオラ、カチュア、エストの三姉妹が登場する。
今作では、ペガサスナイトからドラゴンナイトにクラスチェンジする仕様なのでミネルバもペガサスナイトだったのかもしれないと考えたり考えなかったり。
また、後の作品と異なり魔法防御は高くない。
| 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|
| ペガサスナイト(槍) | ⇒ | ファルコンナイト(槍) |
アルム軍にはクレア、セリカ軍はアカネイアからご出張の三姉妹が仲間に加わる。
また、上級職のファルコンナイトが登場したのもこの作品から。どのキャラもHPがやや伸びづらいが、CCすると40にまで上がり、さらに魔物に対して特効が付く。モンスターを相手にすることが多いセリカ軍では、心強い戦力。
また、FEシリーズでは珍しく弓を弱点としない。
| 下級 | CC | 上級 | 下馬 |
|---|---|---|---|
| ペガサスナイト(槍) | ⇒ | ドラゴンナイト(槍) | ナイト(剣) |
第一部「暗黒竜と光の剣」では第1章からペガサスナイトのシーダが参加、第8章でドラゴンナイトのミネルバ、第11章でペガサス三姉妹の長女パオラ・次女のカチュア、第16章で三女のエストが仲間になる。
第二部「紋章の謎」では第2章でカチュア、第3章でパオラ、第5章でシーダ、第9章でミネルバ、第15章でエストが仲間になる。
屋内MAPでは強制的に下馬しナイト(使用武器:剣)になるシステムを採用したため、戦闘能力が少し下がり、魔防・移動力は激減する。役割としては傭兵と被るため、屋内では少し使いづらい。
反面、下馬すれば弱点の弓を気にしなくても良くなるので、場合によっては屋外でも下馬した方が良いことも。
今作では特効を無効化する「アイオテの盾」があるため、それを持たせれば弓を恐れることなく屋外で運用可能に。特に第二部では、序盤で隠しアイテムとして入手可能。
敵及びチェイニーが変身した時の姿は味方と違うグラフィックになるため、敵のペガサスナイトは男かも?
| 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|
| ペガサスナイト(槍B・剣B) | ⇒ | ファルコンナイト(槍A・剣A・杖C スキル「連続」) |
マップがとにかく広い今作では、飛行ユニットの戦術的価値は計り知れない。「再移動」を利用したヒットアンドアウェイから、遠距離攻撃魔法を持つ崖上の敵を倒したり、遠く離れた村を盗賊に破壊される前に訪問したり。故に単独行動が多くなるため、十分に鍛える必要がある。
また、上級職としてファルコンナイトが復活。レベルC止まりではあるが杖が使えるため、いざという時には回復役としても活躍できる。
味方戦力としては、シグルド編ではシレジア四天馬騎士のフュリー。セリス編ではフュリーの娘・フィー、フュリーが誰とも結ばれなかったか戦死してしまった場合は、フィーの代替キャラとしてフェミナが加わる。
なお、シリーズ恒例の「ペガサスナイト三姉妹」は味方ではなく、敵側で終章に登場するメング・ブレグ・メイベルのファルコンナイト三姉妹である。3人全員が弱点・必殺を無効化する「見切り」スキルを備え、耐久力無限の「だいちの剣」を片手に、トライアングルアタックまで仕掛けてくる。全力で立ち向かう必要がある強敵。
なお、この三姉妹はシレジアの祖である風使いセティの血を傍系ながら引いている。
他に、フュリーの姉で四天馬騎士の筆頭であるマーニャ、それに続く実力者のディートバやパメラなども登場する。
| 下級 | CC | 上級 | 下馬 |
|---|---|---|---|
| ペガサスライダー(槍) | ⇒ | ペガサスナイト(槍) | (剣) |
今作では「ファルコンナイト」は登場しない。ペガサスナイトが上級ユニットとなり、その下級職として「ペガサスライダー」が登場した。なお、天馬から降りて戦うことも出来、城内では強制的に降りて剣で戦うことになる。ステータス低下はそれほどでもない。
最初に加入するのはシレジアのペガサスライダー・カリン。また説得にはかなりの困難を伴うが、カリンは同郷の天馬騎士・ミーシャを説得して仲間に出来る。また、オルエンが自軍にいない場合、カリンはマージナイトのイリオスも説得できる。
カリンの愛馬であるエルメスは男性を乗せる事を嫌がるなど、「ペガサスは女性を好む」設定が生まれたのもこの作品からである。
| 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|
| ペガサスナイト(槍) | ⇒ | ファルコンナイト(槍・剣) |
見習いとして傭兵団に所属するシャニー、現役騎士団員のティト、結婚を機に一度退役したユーノのイリア天馬騎士団の三姉妹が仲間になる。
体格システムの影響でペガサスナイトは重い槍を使いこなすことができないため、力も低い序盤は攻撃力と攻速の両立ができず育てにくいが、今作は回避に偏ったバランスであるため、ある程度成長してしまえば安定した2回攻撃と回避率でドラゴンナイトより使いやすい。
しかし、いくら回避が高くとも弓をもらえばほぼ即死することや、ドラゴンナイトのミレディが非常に強いため、慣れないプレイヤーには使いづらいと感じるかもしれない。
また、今作の騎馬ユニットは攻撃以外の行動をした後に移動力が残っていれば再移動ができるのだが、このシステムにより前作の「かつぐ」を引き継いだ「救出」システムと相性がいい。
特に地形を無視できるペガサスナイトは、ドラゴンナイトと並んで救出要員として非常に役に立つ。
キーユニットを一気に大きく移動させたり、複数の飛行ユニットを出撃させて山越えショートカットや、1ターンで闘技場に何度も挑戦するなど、戦闘面よりも有効活用できる場面も多い。
なお本作と後述の「烈火の剣」には、体格+救出=25(女性は20)のペガサスナイト(ファルコンナイト)が存在する。
実は男なのかもしれないがグラフィックや本人の体格は一緒なので馬がゴツイだけか。
| 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|
| ペガサスナイト(槍) | ⇒ | ファルコンナイト(槍・剣) |
それぞれ、気弱なフロリーナ、強気なファリナ、生真面目なフィオーラという構成のイリア天馬騎士団の三姉妹が仲間になる。
ゲームバランスの変化の都合上、封印の剣の時より使いやすくなっている。
特に魔防が重要のヘクトル編ハードではフィオーラが重宝されやすい。ファリナはヘクトル編でのみ仲間になるが仲間にするのに20000ゴールドを要求してくる(値切れない)。しかしそれに見合ったほどの強さがあることは確かである。
なお、エリウッドは長女のフィオーラと、ヘクトルは次女のファリナor三女のフロリーナと結婚エンドがあるため、組み合わせによっては前作主人公ロイとヒロインリリーナがいとこ同士になる可能性がある。
| 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|
| ペガサスナイト(槍) | ⇒ | ファルコンナイト(槍・剣) |
| ⇒ | ワイバーンナイト(槍 スキル「貫通」) |
今回は三姉妹ではなく、二人姉妹のシレーネとヴァネッサ、フレリアの王女ターナが仲間になる。
妹ヴァネッサの方が技と速さが高く、姉シレーネの方は魔防が伸び共にペガサスナイトらしい成長をする。
しかし姉の方は上級加入のため初期値が悲惨である。
(余談だが、ヴァネッサさんはフレリアの王子でターナの兄・ヒーニアスの愛人になったりする)
王女であるターナのほうはファリナ並の成長率で、魔防が伸びない半面力が伸びかなり強い。
今作の新クラス、ワイバーンナイトは紋章の謎のドラゴンナイトに近いデザインで、力・技・速さ上限がファルコンナイトより1高く敵の守備を無視する「貫通」を持っているため非常に強い。魔防が3低く、剣が使えないため武器相性に注意。
今作のトライアングルアタックは始めに敵を挟む2名はペガサスナイトかファルコンナイトである必要があるが、最後に発動するキャラはワイバーンナイトになっていても発動可能である。つまり、ヴァネッサとターナの片方をワイバーンナイトにするとワイバーンナイトになった1名のみが発動でき、両方ワイバーンナイトにすると使用できなくなる。
| 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|
| ペガサスナイト(槍) | ⇒ | ファルコンナイト(槍・剣) |
| クリミア王女(剣・杖) |
特効が3倍ではなく2倍なので、撃墜される危険は少ない。
仲間になるキャラにはマチスの流れを汲むバカ兄貴マカロフを兄に持つ苦労性の脱走兵(笑)ことマーシャ、彼女の元上官で「鬼の副長」と呼ばれる上級加入のタニスがいる。
後者に関しては「蒼炎の軌跡」限定ではあるが友軍の天馬騎士(銀槍ファルコン、鋼槍ペガサス、手槍ペガサスを3体ずつ)を最大6体まで召還できる「援軍」のスキルを扱えた。
この「援軍」スキルは大変強く、しかも難易度による補正を受けるためマニアックモードだとレベル1で技速さがカンストしているというあまりにも強いファルコンナイトが来たりする。その便利さは『タニスは「援軍」が本体』とまで言われるほど。
また、ストーリー上重要な役割を持っているクリミアの王女エリンシアもペガサスナイト系である。
特定のイベントをこなす必要があるがトライアングルアタックは健在。
| 下級 | CC | 上級 | CC | 最上級 |
|---|---|---|---|---|
| ペガサスナイト 天馬騎士(槍) |
⇒ |
ファルコンナイト 聖天馬騎士(槍・剣) |
⇒ |
エンリルナイト 神天馬騎士(槍・剣 奥義「叫喚」) |
| クィーン 女王(剣・杖 奥義「叫喚」) |
マーシャ、タニス、エリンシアに加え一部の間で「おっぱい隊長」と呼ばれている神使親衛隊隊長シグルーンも仲間になる。
今作では弓兵が強くなり、特効が「武器威力3倍」に戻った上に、「威力が超高いが『力』が反映されない」ボウガン系が登場したことで、ボウガンを食らうと即死しかねない事態になってしまった。
しかも、この状況下でライバルであるドラゴンナイト系の弱点が「弓、風特効」から「雷特効」に変化したため(敵の雷使いはサンダーマージ系のみで、ほとんど出てこない)異常なまでに強くなった結果、ものすごく使いにくくなってしまった。
ただ、この作品は特攻を防ぐスキル「練達」が存在するため、やりようによってはこの弱点は十分に補うことができる。
立場的にも、ドラゴンナイト系のジルとハールが序盤→3章と2章→3章と長い間使えるのに対し、彼女たちは2章と3章後半でやっと仲間になるという扱いである。
また同じ飛兵の鷹ラグズが強いことも影の薄さに拍車を掛けている。
ただし、魔防が重要な終章では活躍できる。神ですらトライアングルアタックは防げないのだ。
| 下級 | 上級 | 兵種タイプ |
|---|---|---|
| ペガサスナイト(槍) | ドラゴンナイト(槍・斧) | C |
| ファルコンナイト(槍・剣) ※天空のムチ使用時 |
D |
やはり空が飛べるというメリットは大きく、ヒロインのシーダ、上級加入のミネルバ、その部下の三姉妹も強い。
力が伸びずトライアングルが使えないため、火力不足で三姉妹の下位互換になりがちだったシーダだが、専用武器として追加された「ウイングスピア」が文句無しに強力な為に大幅に補強された。武器の性能もさることながら、特攻までついてた結果、練成との相乗効果で上級すら単騎で屠る実力を持つ強キャラへと変貌した。ただし激変したのは攻撃面だけなので過信はできない。
リメイク前のドラゴンナイトはペガサスナイトの上位職なので使用武器「剣・槍」だったのだが、最近の作品の影響で使用武器が「槍・斧」に変更され、上限値も速さが低く攻守に優れる調整のため、パオラは丁度良い感じになるが速さが伸びまくるシーダには少し分が悪い。もう一つの上級職であるファルコンナイトはwifi限定のオマケで、剣・槍を使い速さと魔防が少し高く攻守が低め。ファルコンナイトも兵種変更は可能でドラゴンナイトの部分がファルコンナイトに入れ替わる。
兵種変更により様々なユニットがペガサスナイトになれるようになったが、かなり戦略上の意味は大きい。
ジェイガンなどの初期上級職をドラゴンナイトにすれば高い機動力で盗賊から村を守らせることができ、初期ペガサス勢を他のクラスにすることで無理なく三姉妹を使用できる、というか変更先のキャラを食える性能になる。
余談だが、ミネルバはこの武器変更の影響を大きく受けており、槍より斧の方が得意になった上に神器に匹敵する最強の斧「オートクレール」を装備して登場する。
一方、兄であるミシェイルは斧A槍Bでありながらどの難易度でも槍しか装備していない。
| 下級 | 上級 | 兵種タイプ |
|---|---|---|
| ペガサスナイト(槍) | ドラゴンナイト(槍・斧) | C |
| ファルコンナイト(槍・剣) ※天空のムチ使用時 |
D |
今回は天空のムチを作中でも拾うことができる他、ファルコンナイトの素早さが25から26になって少し強くなった
また、広い平原が多く弓兵が少ないため飛行ユニットは元気よく飛び回ることができる。
新・暗黒竜同様ヒロイン(光)のシーダ、三姉妹のパオラ、カチュア、エストが仲間になる。
上級加入のミネルバはドラゴンナイトである⇒ドラゴンナイト(ファイアーエムブレム)
例によって三姉妹の性能が抜群に高く、パオラ、カチュアは序盤で仲間になる。
パオラは全体的に初期値が高く、特に力が伸び攻撃力が抜群だが速さや幸運が伸びにくいため注意が必要、ドラゴンナイト以外では剣士やアーチャーにすると速さを補うことができ強烈な攻撃力を発揮する。
カチュアは相変わらず反則的なレベルでバランスが取れており、物理職なら何にしても最強クラスになる。
エストは全キャラ中最高の成長率で育ち切れば最強。しかし、加入が遅く経験値を喰わせて育てる必要がある。
シーダは相変わらず偏りまくっているが力以外は標準以上の性能を持っており、支援効果を与える相手が多い。プロローグ3で第七小隊の相手を務め、章終了時に自ら助力を提案し初めての助っ人となってくれるが、その後の一連の過程がそのまま仲間を増やすことの重要性の説明になっている。
また、兵種変更については下級にソシアルナイトが追加されたのが大きく、ペガサスナイト同様槍を使用できるため飛ばなくていい時はソシアルナイトにしておけば安全に運用できファルコンナイトにすると武器レベルが無駄にならない。また、ソシアルナイトにはHP、力、守備の成長率があるためシーダをこれで育てると一回り強くなる。
| 下級 | CC | 上級 |
|---|---|---|
| ペガサスナイト(槍) | ⇒ | ファルコンナイト(槍・杖) |
| ⇒ | ダークペガサス(槍・魔法) |
今回は早期に仲間になるメインヒロインと思しきスミア、少し後に仲間になる今回のカチュア枠のティアモの2名と、子世代としてスーパーヒーロー(自称)のシンシアが仲間になる。さらにクリア後の配信マップで、本編で暗躍していたインバースを仲間にできる。
今回もペガサスナイト系は女性のみで、息子には違うクラス(多くの場合戦士や蛮賊など)がかわりに継承される。
逆に男性側専用の戦士・蛮族などは、ペガサスナイトとして娘に継承されることがある。
ペガサスナイトで習得できるスキルは、ステータスが底上げできる「速さ+2」と、周囲3マス以内に仲間がいない時にHP20%回復できる「リフレッシュ」であり、速さと最低限の回復手段を得られる。そのため、序盤から2回攻撃を行いやすく、力の低さを補うこともできる。「リフレッシュ」は山などのように他のユニットが来れない場所での回復としても使うことができる。
上級職は毎度おなじみのファルコンナイトと新クラスのダークペガサスの2つとなり、前者であれば杖が、後者であれば魔導書を使うことが可能となり、魔力の価値が出てくる。
ファルコンナイトの場合は、ヴァルキュリアと同様に高い機動力を活かした回復力として活用できる。もっとも、ヴァルキュリアの場合は必然的にトルバドールを経験しているだろうから杖レベルが高いと思われるが、ファルコンナイトの場合は杖Eであることも多いため、即回復役として活用させるのは難しい。
フリーマップの活用に厭いがないのであれば、ライブやレスキューを用いて杖レベルを上げておくと良いだろう。お金に余裕があればレスキューを使うことでレベルを上げるのも容易である。
ファルコンナイトで習得できるスキルは、1ターンのみ周囲の味方の速さを4上げる「速さの叫び」と、槍使用時に力(しびれる槍のみ魔力)を+5する「槍の達人」である。前者はあと少しで追撃できない時や、追撃される時などに、後者は純粋な攻撃力強化ができる。
そして今作での新クラスのダークペガサスは念願の魔導書が利用できる飛行ユニットである。ステータスが偏っているキャラクターの場合、魔法によるダメージはあまり期待できないかも知れないが、アーマーナイト系などのように(力が低い)ペガサスナイト系には不利な相手とも戦いやすくなるのが魅力となっている。特に終盤になるほどアーマーナイト系は守備力特化、魔法系は魔防特化となる傾向が強いため、このように両方に対応できるのは大きなメリットである。
ダークペガサスが習得できるスキルは、1ターンのみ周囲の味方の移動を1上げる「移動の叫び」と、こちらの攻撃で敵を仕留めた場合1度だけ再行動ができる「疾風迅雷」である。
前者のスキルは1ターンしか効果が無いためやや使いにくいが、後者のスキルの威力は絶大であり、条件さえ満たせば100%発動できるため、敵を攻撃して一撃離脱したり、そうでなくとも2体の敵を1ターンで仕留められたりと、使い所はかなり多い。「疾風迅雷」を習得している味方とダブルしていれば最大で1ターンで3回行動できる上、踊り子の支援を使えば更に行動回数を増やすこともできる。
ペガサスナイトという職業が女性のみという制約があるため、習得できるキャラクターは自ずと限られてくるが、ペガサスナイトに就けるキャラクターであれば全員に覚えさせたいと言っていいほど役立つスキルである。特に子世代の場合、男性は当然自力取得できない事から継承の筆頭候補とされる事が多い。
最初からペガサスナイトのキャラクターの特徴としては、スミアは力や守備力が伸びにくいが速さや技がコンスタントに伸びるタイプで、シスター/アーマーナイトにもなれるのでアーマーで力や守備を鍛えたりシスターで武器レベルを活かしたりできる。バトルシスターで「回復」のスキルを得てターンごとにHPを回復すれば安心感も増す。
ティアモはバランス型…というか万能型でガンガン伸びていく、さらに傭兵/ダークマージと今作の強クラスをことごとく備え、「弓殺し」「魔殺し」で撃墜対策も万全とまさに完璧な性能で、親世代ではトップクラスな性能を持っている。
シンシアは両親によって初期値や成長率が変わるが基礎性能は母親同様で、そこにそのまま父親のステータスが乗ってくる感じなので親以上に強くなることは容易である。
インバースは闇の魔導書を使用可能になる貴重なスキル「暗闇の加護」を持ち、クリア後加入のため高いステータスを持つが、ルフレ以外と支援できないのが欠点。
他にも、ルフレ(女)、リズ、マリアベル、オリヴィエ、サイリ、エメリナはチェンジプルフを用いる事でペガサスナイトになれる。特にリズとマリアベルは魔力や杖レベルが高くなるため、ファルコンナイト・ダークペガサス共に活躍できるだろう。また、彼女たちの子供(マーク(男)、ウード、ブレディ、アズール)は揃いも揃って男であるため、疾風迅雷は自力取得できない。母親からこれを継承させたい、という強い思い入れがあるスキルがないのであれば疾風迅雷を継承させることをオススメする。
また、ソワレ、サーリャ、ノノの場合、自身はペガサスナイトになれないが、夫をルフレ(男)、ガイア、ドニのいずれかにすれば、生まれてくる娘(デジェル、ノワール、ンン)はペガサスナイトになれる。疾風迅雷を覚えさせたいのならば、この3人の結婚相手はこの3人の中から選ぶと良い。ただし、ルフレの性別を女にした場合、1人はどうしても余ってしまうので要注意。
なお、セレナやマーク(女)はチェンジプルフでペガサスナイトになれるため、疾風迅雷は自力習得可能。
ルキナの場合、クロムの結婚相手をソワレまたはMOB村娘にしなければペガサスナイトになれる。
それ以外のキャラクターはどうやっても疾風迅雷の習得はできない。
なお、今作では弱点は獣&飛行系の2種類となってしまっているため、弓だけでなくビーストキラーにも細心の注意を払うこと。風魔法については素の威力が低いため、特効になってもそれ程驚異にはなりにくいが、ビーストキラーと弓は素の攻撃力が高いため、一撃で倒されることも珍しくない。逆に敵として出てくる場合にもビーストキラーやレイピアが有効な点は覚えておいて損はない。なお飛行の特効については、有料ではあるがDLCの『紅対蒼 決戦編』で取得できる"アイオテの盾"を使って防ぐこともできる。
チェンジプルフを使って育成をするつもりであれば、「弓殺し」を覚えられれば弓の脅威を激減することができる。もっとも親世代でこれができるのはティアモとルフレ(女)のみである。
なお、余談ではあるが、インバースが闇の魔導書を使ってくることと、ダークペガサスという職業名から、ダークペガサスは闇の魔導書を利用可能と勘違いされる場合があるかもしれないが、ダークペガサスは基本的には闇の魔導書を使うことはできないため、期待して肩透かしを食らわないように。
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最終更新:2025/12/09(火) 20:00
最終更新:2025/12/09(火) 20:00
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