マイク・ポートノイとは、アメリカのミュージシャン、ドラマーである。
1967年4月20日、アメリカのニューヨーク州ロングビーチ市に生まれる。
父親が地元のラジオDJだったこともあり、幼い頃から音楽に囲まれ育つ。
地元でバンドを組んで音楽活動をしていたが、バークリー音楽大学の奨学金の選考に合格し、バンドを辞め、進学。
そこでジョン・ペトルーシ、ジョン・マイアングの2人と出会い、1985年、彼らとバンド『MAJESTY』を結成。
その後バンド活動に専念する為学校を休学、バンド名をマイクの父の発案で『Dream Theater』と改名し、1989年デビュー。
以降、ドラマーとしてのみならず、作詞作曲やプロデュース、マネージメントやビジネス的作業に至るまで、バンド運営の様々な面において精力的に活動し、世界的な成功を収める原動力となった。
Dream Theaterの実質的なリーダーと言えるだろう。
現在はニューヨークに妻・子供2人と共に在住。
手数・足数が多くトリッキーなフレーズを多用しながらも、ヘヴィでタイトなドラミングという、正に「プログレメタル」のドラムを体現したようなプレイスタイルが特徴。
曲によってはシンプルなフレーズに終始したり、ビートをスリップさせ4拍子でありながら変拍子のように聞こえるようにしたりと、曲の構成や方向性によってアプローチを工夫する器用さも。
手癖・足癖も特徴的で、特に手足のコンビネーションフレーズが得意なようで多用する。
椅子は非常に高めで深めに座る。ライブでは観客を煽るため立ちながら叩く時も。
スティックはかなり端を握り、左手のみ逆(チップのある方)を持つ。
影響を受けたドラマーはRushのニール・パート。マイクが最も影響を受けたと公言している。
その他に、ジョン・ボーナム、テリー・ボジオ、リンゴ・スター、キース・ムーン、サイモン・フィリップス、ヴィニー・ポール、ラーズ・ウルリッヒなどの名前が挙がっている。
マイクのドラムセットは、正に「要塞」と形容できるような多点セット。
規模や機材総数においては、さすがにテリー・ボジオの超巨大セットに劣るが、それでも世界屈指の大きさ・機材数を誇る。
近年は3バスにタム・シンバル・パーカッション類が山盛りのセットがメイン。
2バスフルセット+ジョン・ボーナム風1バスセット、といったセッティングとなっており、イスも2つ置いてある。
ただ、常にこのような巨大セットを使うというわけではなく、Dream Theater以外のバンド・プロジェクトではシンプルなドラムセットを用いる場合も。
例えば、ビートルズのトリビュートバンド『YELLOW MATTER CUSTARD』のドラマーとしてライブをした時などは、リンゴ・スターを意識したシンプルな三点セットを使っている。
ドラムはTAMA社、シンバルはSABIAN社、スティックはPro-Mark社の物を使用。
それぞれの会社からシグネイチャーモデルのスネアドラム、エフェクトシンバル、スティックが発売されている。
ちなみに、スネア「Melody Master」はマイクの娘「Melody」が、シンバル「Max Stax」はマイクの息子「Max」がそれぞれ名称の由来となっている。
前述の通り、Dream Theaterにおいては、ドラマーとしてだけではなく、作詞や作曲、編曲やプロデュースなど、バンドの音楽的方向性を決める役割を果たしている。
ただ最近は、マイクがその時々に影響を受けたバンドの要素が入りすぎる、といった批判も起きている。
Dream Theater以外でも、様々なプロジェクトに参加している。
ジョーダン・ルーデスがDream Theaterに加入するきっかけとなった『LIQUID TENSION EXPERIMENT』を始め、『Transatlantic』、『OSI』、ビートルズやレッド・ツェッペリンのトリビュートバンドなど、その音楽活動は多岐に亘る。
また熱心な音楽ファンとして様々な音楽・バンドをチェックし、研究するといった面も。
プログレやヘヴィメタル以外のジャンルの音楽も幅広く聞いており、U2やRed Hot Chili Peppers、RadioheadやMUSE、SlipknotやDir En Greyといったバンドのアルバムをフェイバリットとして挙げている。
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最終更新:2025/12/07(日) 16:00
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