マエリベリー・ハーンとは、上海アリス幻樂団の音楽CDに登場するキャラクターである。
愛称はメリー。今貴方の後ろにいるの。
東方Projectの登場キャラクターではあるが、幻想郷とは関係のない外部の人間である。
京都の大学在学中の大学生であり、宇佐見蓮子とオカルトサークル「秘封倶楽部」を結成している。
メリーという愛称は蓮子によって付けられた。「マエリベリー」が蓮子は上手く発音できないらしい。
名前の綴りは不明。海外サイトなどでは「Maribel Hearn」などと表記されていることが多いが公式ではない。
外界の人間ではあるが「結界の境目が見える程度の能力」を持つ。
そのせいで夢の中で幻想郷に迷い込み、妖怪に追いかけられたりしている(『夢違科学世紀』)。
このことに対して蓮子は、メリーの能力が「結界を操る能力」に進化しているのではないか、と考察している。
『蓮台野夜行』では蓮子の眼のことを気持ち悪いと思っているが、以降もそう思っているのかどうかは定かではない。
ちなみに同じく『蓮台野夜行』ではメリーの眼を気持ち悪いと言っている(とメリーが証言している)蓮子は、『大空魔術』では「メリーの目が羨ましいのよ。不思議な世界がいっぱい見えて。」と発言している。
蓮子からは「東北人並にのんびりしている」と評されている(『卯酉東海道』)。
テーマ曲は「魔術師メリー」「月の妖鳥、化猫の幻」(蓮子とメリー二人のテーマ)。『蓮台野夜行』収録。
蓮子とすでに婚約済みであり、実家にも紹介されていることになっている(ただし、実家への招待は公式である)。ちなみに公式でも実家に招待した次の話は「(新婚)旅行は宇宙にいこうか?」という話であった。基本的に夫婦として扱われることが多い。旦那か嫁かで言えば嫁の方。だが精神的には攻め。
「結界の境目が見える程度の能力」、およびその容姿と名前から東方Projectの登場キャラクター、八雲紫との関係が二次創作でよく取り上げられる。
「ハーン」という姓の元ネタは日本の怪異譚や妖怪についての研究で知られるラフカディオ・ハーン(のち日本に帰化し小泉八雲と名乗った)ではないか、と言われる(マエリベリー・ハーン→八雲紫)。
「神隠しに遭ったメリーが妖怪となって八雲紫になった」とするシンプルな解釈から、「神隠しに遭ったのは蓮子の方で、メリーは蓮子を探し出すために妖怪になった」という一ひねり加えた解釈や、一転して「紫の見ている外の世界の夢がメリー」という説や、逆に「幻想郷そのものがメリーの見ている夢に過ぎない」などといった解釈もある。
なお、『東方香霖堂』での描写によれば幻想郷の外の世界は現実世界と近しい年代のようだが、メリーの暮らす世界は近未来であり、さらに『東方求聞史紀』ではメリーが幻想郷に迷いこんだ際に書いたと思われるメモが数百年前の竹林から発見されている、という時系列の乱れがあり、ここも解釈の分かれる部分ではある。
むろん全て推測であり公式にメリー=紫が確定しているわけではないが、メリーの存在が幻想郷という世界の謎に一層の深みを与えているのは確かなところである。
なお、メリー=紫の場合は蓮子はほぼ確実に悲恋に終わる。不憫。
そのためか、「霊夢=記憶喪失になった蓮子」(もしくは霊夢の先祖が蓮子)だとかいう説もあったりする。
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最終更新:2024/03/29(金) 19:00
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