マシンガン継投 単語


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マシンガンケイトウ

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概要

マシンガン継投とは横浜ベイスターズの中継ぎ投手を湯水のようにつぎ込む継投法。

投入する中継ぎ投手に勝ち試合継投と負け試合継投の区別が無く、大差で負けていようが何人もの投手をつぎ込むのが特徴である。

90年代後期のマシンガン打線と掛けてこの名が付いた。

2008年頃、大矢監督がこの継投策を確立させ、田代監督代行を経て、尾花監督へ引き継がれた。

評判はよくはない。むしろ悪い方だ。

近年の中継ぎ陣の成績 

 2007年

 71勝72敗1分(セリーグ4位) チーム救援登板数460(同2位) チーム救援勝利26(同2位)

チーム救援敗戦13(同6位タイ) チームホールド87(同4位) チーム救援防御率4.06(同5位) 

選手名 投球 登板 防御率  勝利 敗戦 セーブ ホールド タイトル 備考
木塚敦志 76 3.06  3 1 0 29 登板数リーグ2位 ホールド数リーグ4位
那須野巧 63 3.79  4 5 1 12 登板数リーグ4位(左腕投手では1位)
ホセロ・ディアス 45 4.59  3 4 2 7
加藤武治 52 4.50  8 4 1 11 9試合先発登板
マーク・クルーン 43 2.76  3 1 31 0 セーブ数リーグ4位タイ
横山道哉 36 3.32  0 0 0 6
川村丈夫 35 3.60  3 1 0 7 5試合先発登板
吉見祐治 38 4.27  3 4 0 3 12試合先発登板
高宮和也 22 7.71  0 0 0 3
 マットホワイト 21 4.96  0  3  0  6

前年の6位から4位へと最下位脱出を果たしたこのシーズンは、久保田智之の90試合登板など、阪神が横浜以上に中継ぎ陣を使ったためチーム救援登板数は1位にならなかったが、リーグ2位を記録。チーム救援勝利数2位、チーム救援敗戦数は阪神と並んでリーグ最少は立派だがチーム救援防御率は4点台と冴えない結果。ただ、クアトロK(木塚・加藤・川村・クルーン)の活躍により近年の横浜の中では優秀な中継ぎ陣と言える。

中継ぎエースの木塚が球団記録となる76登板を記録するなど大活躍を見せ、左のリリーフエースとして那須野がキャリアハイの成績を残す。先発としては活躍できなかった加藤と川村も中継ぎ転向後は安定した成績を残した。抑えのクルーンも横浜時代では最多の31セーブを挙げた。

 2008年

 48勝94敗2分(セリーグ6位) チーム救援登板数471(同1位) チーム救援勝利19(同4位タイ)

チーム救援敗戦26(同1位) チームホールド71(同6位) チーム救援防御率4.25(同6位) 

選手名 投球 登板 防御率 勝利 敗戦 セーブ ホールド タイトル 備考
横山道哉 51 3.22 3 5 0 11 登板数リーグ2位
寺原隼人 41 3.30 3 9 22 1 4試合先発登板 セーブ数リーグ6位
小山田保裕 39 3.80 3 4 0 5
石井裕也 35 2.38 2 0 0 14
山北茂利 32 8.72 0 1 0 4
吉見祐治 41 5.30 3 6 0 7 10試合先発登板
吉原道臣 25 6.43 0 2 0 8 5試合先発登板
牛田成樹 23 5.25 2 3 0 3
トラビス・ヒューズ 21 4.91 1 1 1 2
 真田裕貴 26  4.91  2  4  0  3 シーズン途中トレードで移籍
 桑原謙太朗 30  4.74  3  6  0  1 10試合先発登板

 最下位に転落したこの年から本格的なマシンガン継投を始める。マシンガン継投と揶揄されるのもこの時期からである。チーム救援登板数は2位広島(424登板)を大きく引き離しダントツの1位を記録するもチーム救援敗戦、防御率はワースト1位。

前年活躍したクアトロKはクルーンの移籍と他3人の成績不振により壊滅。右の横山、小山田と左の石井が活躍するも他は投壊状態に。抑えとして期待されたヒューズも活躍できず、寺原が抑えに転向したが9敗を喫した。

 

 

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関連項目

  • やる大矢
  • 横浜ベイスターズ

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