ミル・マスカラスはメキシコ出身の覆面プロレスラー。『千の顔を持つ男』、『仮面貴族』、『悪魔仮面』の異名を持つ。往年の覆面レスラー、ドス・カラスは実弟。
試合毎に違なるマスクを着用し、入場の際はマント姿で颯爽と登場する。マスクの一枚を裂いてそれを観客へ投げる(プレゼントする)粋なパフォーマンスで、観客の子どものみならず多くのプロレスファンのハートをキャッチした。さらに剥いだマスクの下はまた新しい顔(マスク)…と、『千の顔を持つ男』の異名は伊達ではなかった。
ルチャ・リブレ(メキシカンプロレス)出身らしい空中戦(プランチャー)が十八番。とりわけダイビング・ボディ・アタックや可憐なドロップキックは空中殺法の真骨頂で、トップロープからのフライング・クロスチョップは圧巻、多くの観客を魅了した。また、スープレックスやブレーン・バスターなどオーソドックスな投げ技も凸なくこなし、グラウンド(寝技)ではねちっこく、底なしの、多彩な種類の関節技を持ち合わせている。
また空中殺法における実況の合いの手は、入場曲『スカイ・ハイ』にちなんで『飛べ、マスカラス』。
『空高く』と、もっぱら空中戦を得意とするマスカラスらしい選曲。これが後に日本のプロレスにおいて入場曲というシステムを定着させる先駆けとなる。
ちなみに『星のカービィ スーパーデラックス』のBGM『スカイハイ』は別曲。関連性はない。
二人揃ってのフライング・クロスチョップなど、息の合った空中殺法が特徴。特に夏場のシリーズ参戦が多かったことから、プロレスファンの間では兄弟の来日は『夏の風物詩』といわれた。また来日40周年を機に記念試合(11.10.7 後楽園)を行うなど(69歳、60歳。ともに還暦を越えていた)、プロレスに対する情熱はまだ衰えていない。
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最終更新:2024/04/23(火) 20:00
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