オダムドーとは、臨済宗建長寺派圓光禅寺の元住職である。一時期は頻繁に芸能活動を行っていたが、2002年9月11日に公正証書原本不実記載・同行使の疑いで逮捕された。ドラゴンクエストシリーズに登場する魔王である。大魔王ではない。
ドラゴンクエスト6に登場したボス。1からの魔王にはお馴染みの魔王城を構え、人々を苦しめている。特に近隣のレイドック王国周辺に熾烈な攻撃を加えており、序盤からその存在は巷間に広く知られており、その戦いが中盤の山場となる因縁の敵。夢の世界と現実の世界それぞれに身を置いていたりと微妙にややこしかったりする。
はじめは夢の世界にいる偽物のムドーと闘い、次に現実の世界にいる本物のムドーと二連戦することになる。特に連戦2回目の真・ムドーはかなりの強敵であり、畳み掛ける全体攻撃で即全滅し負けイベントと勘違いする人まで出る始末だった。
見た目はとても威厳があるようには見えないが、先述したようにボスとしてもかなりの強敵。
1回目に戦う偽ムドーは1回行動で「火炎の息or打撃攻撃」→「スカラor打撃」→「作戦変えorメラミ」のローテーション。メラミと火炎の息に気を付ければ大丈夫。特にHPの低いバーバラはメラミのターンでは防御しないと即死しかねない。
なおこの偽ムドー、倒した後にラーのカガミでその正体を暴くことができる(というか暴かなければいけない)のだが、それは行方不明中の…
現実の世界で戦う本物のムドーは、最初はきりさきピエロ2体を手下に引き連れて現れる。行動は打撃、ルカナン、火炎の息、仲間を呼ぶ(きりさきピエロorデビルアーマー、手下が倒された時のみ)からランダム。きりさきピエロはスカラorスクルトで防御を上げれば無力化できる上に、下手に倒せばもっと強いデビルアーマーを呼ばれるのでムドーを倒すまでは放置するのも手。仲間を呼ぶでムドーの行動を1回消費させることもできるが、そこはプレイヤーの判断で。ムドー城で手に入るほのおのツメ(をアイテムとして使うことで発現するメラミ)が有効。
問題はその次の真・ムドーである。こちらは手下を引き連れないものの、攻撃面で強化されている。
その行動パターンは「氷の息or打撃」→「稲妻or打撃」→「眠りの呪いor眩しい光」のローテーションで1ターン1~2回行動。
氷の息(全体約55ダメージ)と稲妻(全体約40ダメージ)が強力な上に、眠りの呪いで仲間を眠らせて手数を減らすと嫌らしい。その上不完全2回行動ということもあって、下手すれば氷の息と稲妻を1ターンで連続して繰り出すことがある(通称デスコンボ)。防御してなければ全体90~100ダメージという恐ろしい威力であり、低Lvだと半壊~全滅してしまう。通常攻撃も十分痛い威力。
さらには2回目では有効だったはずのせいけんづきも、真・ムドーはかなりの確率で回避する耐性持ちになっている。
レベル20ほどまで鍛え、サンマリーノのカジノで大当てしてドラゴンシールドなどの強力な装備を買い込んでいても、睡眠や氷の息と稲妻の頻度によっては全滅しかねないというほどの強さを持つ。
事前に手に入る炎の爪(道具として使うとメラミ発現、耐性なしなので約80ダメージを与えられる)やゲントの杖(道具として使うとベホイミ発現)など、攻略法がないわけではないため、丁寧にプレイしていればそこまで苦労しないという意見もあるが、油断すると上記デスコンボを食らったり回復役が眠らされた挙句次のターンでデスコンボを食らうなどということもありえるためきついのは変わらない。
ちなみに、真・ムドー(別称:本気ムドー、ムドー3)の時に流れるBGM『敢然と立ち向かう』は神曲であると呼び声が高い。しかしこの曲があまりにも、あまりにもラストバトルじみているため、後述のムドー討伐時のテンション鎮火に一役買っているとかなんとか。
ムドーがレイドック王に呪いをかけて昏睡状態に陥らせたため、レイドックの王子つまり主人公はムドー討伐に向かうことになった。主人公は大工の息子ハッサン、旅の占い師ミレーユらを仲間に加え、ドラゴンに乗ってムドーの城へ向かう…というのがオープニング。
しかし、ムドーは3人をあっさりと拘束し、レイドック王と同じ呪いで彼らの肉体を封じ、意識を「夢の世界」に分離して偽の記憶を植えつけてしまう。これにより主人公はレイドック王子によく似た腕っ節の強い村の少年、ハッサンは旅の武闘家、ミレーユは旅の占い師となってしまう。
また夢の世界でレイドックを脅かすムドーは昏睡状態に陥った現実の世界のレイドック王の魂が変じたものだったが、カガミの塔に眠っていたラーのカガミにより王の魂にかけられた呪いを打破し、レイドック王を助けることに成功する。
その後、紆余曲折を経て3人は再会し、謎の少女バーバラやゲント族の少年チャモロといった新たな仲間の力も借りて再びムドーに挑む。再び夢の世界に戻されるも、夢の世界で手に入れておいたラーのカガミによって呪いが打ち消され、遂にムドーの正体が明らかになる。
こうして主人公がムドー打倒に成功し凱旋すると、主人公はレイドック王夫妻と王国民から疑うことなき王子かつ魔王を倒した伝説の勇者として熱烈に歓迎される…。
……と、ムドーを倒す事でこれまでの大きな因縁に決着がついてしまうのである。第一部完。
ここから先のシナリオは、ムドーを倒しても戻ってこなかった主人公の半身や謎の少女バーバラの正体を探し出す、「当てのない自分探しの旅」に変化する。そしてここからしばらくの間当面の目標が曖昧になり、あちこちを巡る旅の時期が続く為、ジャミラスというムドーと同格の魔王やデスタムーアという大魔王の存在が判明する頃には「ムドーこのやろー!」と息巻いていたプレイヤーのテンションが落ち着いてしまうのであった。
さらにムドー自身も強敵であり、合計3戦も戦う事になるという事も大きい。OPから強烈な印象を残し、両世界でその恐ろしさが喧伝され、さらに都合三回戦うというラスボスの風格を備えているため、少なからぬ人がここで完全燃焼してしまう。
特に、キャラクターの素の能力、特技、魔法、アイテムを駆使して挑む真・ムドー戦では、多くのプレイヤーが苦渋をなめさせられ、DQ6の中でも一つの大きな山場と言える場面であろう。
さらにムドーはデスタムーアから転職をつかさどるダーマ神殿を封印する任を負っており、ムドーを倒すことでダーマ神殿が復活する。
この転職システム、特に6では転職可能になると様々な呪文や特技を覚えられるようになり(特に魔法使いランク1のメラミが有名)、転職ができるようになって以降はヌルゲー気味になってしまい、ムドーほど苦戦する場面がキラーマジンガ様ぐらいしかなくなってしまう。
以上のような理由から、この前半の山場を務めるムドー戦が一番盛り上がるシーン=ラスボスであり、後はおまけ、と言うような評価が、冗談交じりに聞こえてくるのである。
単純に、残りの同格魔王諸氏…っつーかジャミラスとグラコスあたりの影が薄すぎるのが問題のような気もする。
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最終更新:2024/04/20(土) 06:00
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