メジロドーベル(ウマ娘) 単語


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メジロドーベル

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「別に気にかけてくれなくていい……。 そういうの……慣れてないから」

メジロドーベル

メジロドーベル(ウマ娘) とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。

実在の競走馬「メジロドーベル」をモチーフとするウマ娘である。 CV:久保田ひかり

概要

誕生日:5月6日 身長:157cm 体重:増減なし スリーサイズ:B83・W57・H81

卑屈なクールビューティー。人目が苦手で、とくに男性の前では極度に緊張してしまう。
メジロ家という社交必須の環境に生まれながら、ずっと奥まったところで暮らしてきた、孤立の令嬢である。
打ち解けた相手に対しては、そこまでドライではないという噂もあるが……。

メジロドーベル|ウマ娘 プリティーダービー 公式ポータルサイトより

クールでドライな近寄りがたいウマ娘。 自身の名前にコンプレックスがあり、「自分はかわいくない」「女っぽくない」と思い込んでいる。 極度の恥ずかしがり屋で上がり症。特に男性を苦手としている。

(リニューアル前)

クールで人付き合いが苦手なウマ娘。男性の前では特に緊張してしまう。出で立ちは黒髪ロングの正統派お嬢様で、名門「メジロ家」の一員であるが、卑屈になりがちである。感情をあまり顔に出さないのとは対照的に尻尾は正直に感情を出しているようだ。

少女漫画好きというのが端々の描写に見られ、ゲームの「ヒミツ」によれば自作までしている(引き出しの奥深くに眠っている)とのことである。偶然なのか知ったのか定かではないが、アグネスデジタルの育成シナリオ内では「合同同人誌を描きましょう!」と言い寄られて狼狽するワンシーンが見られる。

原案の勝負服は活発なお嬢様という印象を強く感じさせるもので、首に大きな緑のリボン、白地の涼やかなノースリーブ、ほぼ緑一色のスカートが特徴。他のメジロ家メンバーよりシンプルな色のパターンとなっている。
ゲームでは大勢は変化ないが、そのスカートのデザインが凝ったものに変更されたりしている。

アニメでの活躍

第10Rで初登場。名門「メジロ家」の一員。メジロマックイーン・メジロライアンと優雅な食事を楽しんだ。

アニメではマックイーンより先にデビューしており、第6Rのサイドストーリーでは早く活躍したいと焦るマックイーンを(彼女曰く偉そうに)たしなめている。

第8Rの宝塚記念の元ネタである第39回宝塚記念ではモチーフ馬が5着入賞しているはずだが、何故か彼女では無くデザインの似たモブウマ娘が走っている。

ゲームでの扱い

育成ウマ娘[ツイステッド・ライン]

ステータス(☆3)
スピード スタミナ パワー 根性 賢さ
96 85 97 75 97
バ場適性
ダート
A G
距離適性
短距離 マイル 中距離 長距離
E A A F
脚質適性
逃げ 先行 差し 追込
C B A G
成長率
  • 賢さ+20%
  • スピード+10%
固有スキル『彼方、その先へ…』
落ち着いたまま、中盤の仕掛けどころの
または終盤の勝負どころのコーナーを
中団で進むと奮い立ち加速力が上がる
ウマ娘テンプレートボックス

2021年11月19日に育成ウマ娘が実装。
サポートカードは初期から登場し、マックイーンやライアン、エアグルーヴといった関係者のシナリオに顔を見せるが、ライバルとしての役回りが求められないためかレースでは未実装だった。

男性が苦手という設定上、ドーベルにはトレーナーの性別設定によって態度が変わる差分が用意されている。サポートカードにもこれは適用されるため、果たして育成実装された際にはどうなることかと思われていたが、しっかりガッツリ用意されていた。

ウマ娘ストーリー(もちろん差分あり)では、老齢の女性トレーナーのチームの担当ウマ娘として登場し、プレイヤーはそのサブトレーナーになるという珍しい展開から始まる。「たぶん最後の担当ウマ娘になる」と言い、ドーベルとは信頼関係を築いていたが、精神面の問題から本番(模擬レース)ではなかなか勝てないドーベルのデビューを待たずして倒れてしまう。命に別状こそないもののトレーナー業の続行は難しいと診断されてしまったため、プレイヤーが後を継ぐことになる。
ドーベルを「ベルちゃん」と呼ぶこの前チーフトレーナーの存在は史実に元ネタがある。

また、彼女の実装に関する重要トピックとして、今まで影も形もなかったウマ娘・メジロブライトの登場がある。シナリオ内でもメジロの次代を担う「同期にして同志」としてフィーチャーされ、レースライバルとしても登場する。
さらに、シナリオ内では直接姿を現すことこそないが先達としてウマ娘・メジロラモーヌの存在が明言されている。正式にキャラクターとして登場したブライトは別として、こういった役回りのウマ娘は今まで決して名前は出されない形で扱われていたため、今後が気になる扱いである。

サポートカード

初期実装サポートカードとしてSR[目線は気にせず]がある。得意トレーニングは賢さ。

所持スキルは「差しのコツ○」や「晴れの日○」が比較的優秀だが、総合的にはそこそこ程度。
さらに得意率アップを持たないという欠点を持つが、真価は「トレーニング効果アップ最大10%+固有ボーナス」にある。SSRの[感謝は指先まで込めて]ファインモーション、後に登場したイベントSR[むじゃむじゃむじゃき]ナイスネイチャと同系統で、友情トレーニング関係なしにステータスを上げることに役割を見出すタイプなのである。また、カードイベントも体力回復できるものが多くかなり優秀。
[むじゃむじゃむじゃき]とは基本性能がかなり似通うが、ガチャ産とストイベ産の差ということでヒント系や初期賢さ、友情時の回復量など細かい点では勝っている。あちらを持っているとしても、完凸できたら使うに値するだろう。

2021年5月開催のストーリーイベント「花咲く乙女のJunePride」の報酬として、SSR[おもい、ねがう]が登場。同じく得意トレーニングは賢さ。
レアスキルは差し用の視野スキル「大局観」。連続イベントで多少体力を削られるものの確定で入手できる。
こちらはトレーニング効果アップは並(固有ボーナスのみ)だが適度に得意率アップなどもあるスタンダードな性能であり、SR版とは役割が異なる。

関連ウマ娘

メジロライアン個別記事
モチーフ馬は父。ウマ娘では同じ「メジロ家」の一員で対等な関係だが、たまにライアンが父親目線っぽくなることもある。
メジロマックイーン個別記事
モチーフ馬は父の同期で人間で言えば従伯父に当たる。ウマ娘ではライアン同様「メジロ家」の同輩。アニメのサイドストーリーでは彼女を「マック」と呼んでいる(ゲームでは「マックイーン」呼び)。
メジロブライト個別記事
モチーフ馬は同じ父を持つ同期で、競走馬的には家族判定でないものの深い縁のある馬。ドーベルは牝馬戦が多くかつマイル寄り、対してブライトは長距離寄りだったため対戦は少なめ。育成シナリオでは他のメジロとは世代差が強調されているためブライトとの関係が目立っている。
エアグルーヴ個別記事
モチーフ馬は1歳上で、ドーベルと牝馬の頂点を争った馬。ウマ娘では憧れの先輩。

史実

いつまでも熱く

ほんの一瞬だけ煌々と輝いたりのびのびと悠揚と波間を漂ったり。

それぞれがそれぞれの生き方を目指すなかでわたしも志す。

熾し火のようにいつまでも熱く燃え続けることを。

JRA「名馬の肖像」メジロドーベル

1994年生まれ。父メジロライアン、母メジロビューティー。ライアンの初年度産駒であり、同世代にメジロブライトがいる。
この年のメジロの馬名は(牝馬は)犬シリーズで、ドーベルマンから取られた。

ちなみに、メジロ軍団でウマ娘のモチーフになった馬のうち、メジロ牧場で生まれたメジロライアンとメジロパーマー、メジロアルダン、メジロブライトはメジロ牧場名義で、残るメジロマックイーンとメジロドーベルはメジロ牧場以外の牧場で生まれた為、メジロ商事という別会社の名義である。

1996年にデビュー。この時騎乗したデビュー3年目の吉田豊が、引退まで一貫して騎乗する事になる。
同年阪神3歳牝馬ステークス(現・阪神ジュベナイルフィリーズ)に優勝し、吉田豊も重賞初制覇をGIで果たす事になる。JRA賞最優秀3歳牝馬を受賞。
1997年、牝馬クラシック戦線に参入し、優駿牝馬と秋華賞を制して二冠馬となり、JRA賞最優秀4歳牝馬、最優秀父内国産馬をダブル受賞。

翌年(1998年)の府中牝馬ステークスや、同年及び翌年(1999年)のエリザベス女王杯で連覇を果たすなど、牝馬限定戦で絶対的な強さを発揮したが、一方で牡牝混合戦となると重賞を8戦して1着1回、2着1回、あとは全て5着以下と著しく振るわない、両極端な成績だった。
牝馬戦での強さからすれば「牡馬には勝てない実力」とは考え難く、牝馬は得てしてデリケートで精神的要因から力を発揮できないことが多いため、彼女もその例に漏れなかったという認識が強い。

99年、前述のエリザベス女王杯で引退。JRA賞最優秀5歳以上牝馬のタイトルを2年連続で受賞。
通算成績21戦10勝、GI5勝、史上初のJRA賞4年連続獲得。
現代の基準においては飛び抜けた数字ではないが、それまで牝馬のGI勝利は3勝が最多であり、5勝は当時としては桁外れの記録。ウオッカによってこの記録が更新されるまでには10年かかっている。
ただ、同じ時代においてGI2勝だが同じ路線で牡馬相手にも好走し続けたエアグルーヴがおり、直接対決でも1勝4敗、加えてエアグルーヴは牡馬相手に優秀な戦績を残し、馬券人気も常にあちらが上回る形となっており後塵を拝した面もある。

翌年から2016年まで繁殖牝馬として活動、サンデーサイレンスとその直仔を中心に種付けされるも、デビューすら出来なかったり、予後不良で死亡したり、厩舎で腰を骨折して引退と、なかなか無事な仔が育たなかったのが実情である。

2021年現在も存命で、解散したメジロ牧場の後継であるレイクヴィラファーム(北海道洞爺湖町)で余生を過ごしており、同牧場では繁殖牝馬と仔馬の放牧誘導に携わる「リードホース」として保育士かつ姐さん的存在となっている。息子であるホウオウドリームも同職に就いており、彼女が高齢で厳しくなった冬季は彼がリードホースを交代している。
2018年7月23日には函館競馬場にて記念撮影会が開催された。2017年12月の落馬事故で長期療養中だった吉田豊騎手も会場を訪れ、相棒に早期復帰を誓った。

担当厩務員について

デビューしたドーベルを担当した厩務員は2人おり、1人目は堀口良吉。
温厚なベテラン厩務員の堀口はドーベルを「ベルちゃん」と呼び溺愛したが、阪神3歳牝馬Sを勝利して間もない1997年1月に倒れ、そのまま亡くなってしまう。
後任となった安瀬良一も実績ある厩務員だったが、安瀬に対しては気性の悪さが出るようになってしまい、そのせいか直後のチューリップ賞も掛かり気味での敗戦だった。安瀬はドーベルの信頼を得るべく時間を費やし親身に接した結果、桜花賞の頃には気を許してくれるようになったという。

産駒成績(父親がウマ娘入りしているもののみ抜粋)

  • 初仔 メジロヒラリー (2001年産 牝 父エルコンドルパサー 不出走 繁殖)
  • 3番仔 メジロアレグレット (2003年産 牝 父アグネスタキオン 6戦0勝 死亡)
  • 4番仔 メジロシャレード (2006年産 牝 父マンハッタンカフェ 2戦1勝 繁殖)
  • 5番仔 メジロオードリー (2007年産 牝 父スペシャルウィーク 14戦2勝 繁殖)
    産駒のホウオウイクセルが2021年のフラワーカップ(GⅢ)を勝利。
    スペシャルウィーク+その母父のマルゼンスキー、ドーベル+その父のライアン、さらにエアグルーヴと5頭が血統表にいるというかなりの「ウマ娘血統」となっており、話題を呼んだ。
  • 7番仔 レーヌドブリエ (2012年産 牝 父ゼンノロブロイ 30戦4勝 繁殖)

関連動画

関連静画

関連立体

関連項目

  • ウマ娘 プリティーダービー
    • ウマ娘 プリティーダービー(アニメ)
  • 吉田豊

このイラスト掲載の2年後(2020年)の阪神JFでは、偶然にも吉田豊騎手の実弟・吉田隼人騎手がソダシで勝利した。
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