メタルマックス3とは (メタルマックススリーとは) [単語記事]

メタルマックス3とは、DSのゲームである。
名称どおりメタルマックスシリーズでは3作目（MMR含まず）、サーガシリーズを含めると7作目にあたる。
2010年 7月29日発売。

概要

正規ナンバリングタイトルによる3作目。
これまでのシリーズと同じく、大破壊によって荒廃した世界を舞台に旅をする。
戦車を改造し、賞金首を狩るのがメインとなっている。
主人公はDr.ミンチの電撃によって蘇るが、過去の記憶を失っていた。
しかし身体能力は高く雑誌などで「史上最強のLv1」として紹介されている。

今までさまざまな形態の戦車（はしご車・戦闘機型等）が登場したが、新規要素として今作ではバイク型（白兵/戦車武器の両方が使用可能）やバイオタンク（MM1のマンモスタンク等）が戦車として登場する。

また、これまでのシリーズと異なり引き継いでの周回プレイ（ストーリー最初から）も可能。
一部店舗の販売品や入手アイテムがプレイごとに異なるため、周回プレイ実装の重要度が増している。

通信機能は対戦とアイテムトレードに用いる。

システム面について

メタルマックスシリーズを踏襲し、そこにメタルサーガのテイストを追加したような雰囲気。
斜め移動が無い以外は、操作面は非常に良好である。
また、基本的にタッチパネル操作は行わずに十字キーと各ボタンで操作できる。

ホックの交易所という場所に辿りつくことで、入手アイテムを通信で他のプレイヤーと売買できるようになる。
今作では一部販売アイテム、入手アイテムがプレイごとに異なる仕様のため、クリアと周回プレイを行わない限り入手できないアイテムも存在する。

戦車についてはメタルマックスシリーズを踏襲、人数ごとに乗車する。

戦闘システムはこれまでのシリーズから良い部分を抽出されている。
人間用武器は1人につき3種類携行でき、戦闘中に選択して攻撃できる。
メタルマックスシリーズで好評だった高速戦闘モードが実装されているが、処理の限界に挑戦したためか、フリーズに近い処理落ちが発生することもある。数分待てば直ることもあるが、こまめにセーブはしておこう。

仲間

仲間はヌッカの酒場というところで入れ替え、追加が可能。
職業はハンター、メカニック、ソルジャーに加え、人間戦闘での回復役であるナース、肉弾戦のレスラー、砲弾作成や戦車改造を行えるアーティストが追加された。性別は男性、女性、オカマの３種類。
仲間が固定ではなく追加、入れ替えが可能になったためか、メタルマックス特有の能力値は戦闘レベル、運転レベルのみとなる。メタルサーガから「男らしさ」のパラメータが取り込まれ、性別固有スキルによる攻撃に影響を受ける。男らしさが高ければ男性キャラ特有の「男気パンチ」の威力が向上、逆に低ければ女性キャラ特有の姉ちゃんキック「パンチラキック」の威力が向上する。

シリーズ通りしての仲間としてバイオドッグ（ポチ）が今作でも登場。
ポチは固定箇所での勧誘となるが、今回は主人公以外全てを犬にするといった変則パーティーも組めるようになった。また、ポチタンクやポチバイクなどのポチ専用アクセサリ（戦車？）が登場し、とかく戦闘で犠牲になりやすかったポチが防御面で大幅に強化された。

ハンター
シリーズ定番職。戦車の扱いなら全職中ナンバーワン。
主人公の能力がハンター寄りなので今作ではやや影が薄い。
終盤の強力なボスは全て戦車での戦闘なので、ここで日の目を見る晩成型。
メカニック
シリーズ定番職。修理のプロ。
レベルが上がると戦闘中でのタイル貼りや修理が可能になり、戦車戦での持久力が上がる。
肉弾戦は苦手で、能力も殆ど生かせない。
ソルジャー
シリーズ定番職。肉弾戦が得意。
高いステータス（運転スキル除く）と豊富な装備品がウリ。
バイクを最も活用できる職業。
ナース
今作初登場。回復アイテムの効果が2倍になる。
スキルで味方を回復したり、アイテムを味方全員に使用したりできる回復のスペシャリスト。
戦闘能力は低めで、回復役なのに真っ先に死ぬことも稀によくある。
レスラー
今作初登場。ソルジャーと同じく肉弾戦が得意。
ドラムストレッチ→台風チョップの威力は強烈で、状況次第では戦車の主砲をも上回る。
その反面、装備できる武器が少なく、スキルを使用しないと単体攻撃しかできない。戦車の扱いも苦手。
アーチスト
今作初登場。砲弾作成や戦車改造ができる「ゲージツ」のスペシャリスト。
全体的にステータスは低めなものの範囲攻撃に長け、戦車戦もそれなりにこなす。
砲弾（セメント弾）作成や改造限界突破といったオンリーワンのスキルがあるので、1人は育てておくと便利。

戦車（クルマ）

バイク型の戦車（クルマ）が追加され、戦車戦闘では不遇であったソルジャーが乗車したまま手持ち武器で攻撃できるようになった。

シリーズの定番である戦車の改造だが、シャーシ改造によってシャーシ自体の進化（魔改造？）が行われる。ただし一度改造すると元に戻せない（メタルサーガ・鋼の季節での仕様）ようで、この仕様は否定的なプレイヤーが多い様子。
外観を気にして最終進化をさせないという選択肢もある。

また、一部戦車は一定の改造値に達していると、とある場所の改造屋でダブルエンジン仕様に変更でき、これまで不遇だった重量級戦車にエンジンを２つ搭載できるようになる。

武器の発射はスキルやシャーシ、Cユニット特性が無い限り１武器ずつの使用となるが、シャーシやCユニット、またはスキルにより主砲全発射、副砲全発射、SE全発射などが行えるようになるため、ダブルエンジンの恩恵を受けられる戦車で複数発射可能な状態ならば、武器を全て高火力で固めての多段攻撃で瞬間火力を突き詰められるようになった。

チョッパー
最初に入手できるアメリカンバイク。
パッケージでヒロインが乗っている。
パトカー
スポーツタイプのパトカー。
改造で副砲穴を増やすことで、バルカンラッシュの特性を得られる。
モトクロッサ
バイク型２つめ。序盤のお供。
バイク型は乗りながら人間用武器で攻撃できるため、ソルジャーと相性がいい。
MBT77
撃破して入手。外観はMBT-70／KPz 70（米独共同の戦後第二世代戦車）に近い。
平均的な能力で使いやすい。
Rウルフ
シリーズの看板戦車、レッドウルフ。
今作でも相変わらず高性能。
スカウター
装輪装甲車。シリーズ定番の埋まっている戦車。
何かと影の薄い不遇な戦車。せめてダブルエンジンに対応していれば…
バイオタンク
成長する戦車。車体改造はできないが戦闘に参加することで成長する。
入手時点もそうだが成長もゆっくりとしているため大器晩成型。
マンモス、ビートル、タコ、トリケラの4種類から選べる。
ツングースカ
対空戦車。埋まっている。パンチラキックで壁を壊せ。
最終系まで改造すると対空性能が無くなってしまう謎仕様。
サイファイ
強敵撃破で入手できる3台目のバイク型。
外観はどこかのSF 漫画で見かけたような…さんをつけろよデコ助野郎！
ペイント屋で専用色「アキラレッド」に塗装できる。
ソイヤウォーカー
謎パーツを集める事で完成する…戦…車？
どう見ても神輿戦車です。本当にありがとうございました。
改造ルートが非常に多く、戦闘能力は意外と高め。
ｿｲﾔ (ﾟ∀ﾟ)(ﾟ∀ﾟ)(ﾟ∀ﾟ)(ﾟ∀ﾟ)ｿｲﾔ
ラスプーチン
地を這う円盤。ソ連の試製戦車オブイェークト279。
改造ルート次第では主砲を五門装備でき、そこからの全門発射orキャノンラッシュは無類の破壊力を誇る。
車体が重いのが悩み所。前述の五門仕様にするとさらに重くなる。
ディノヒウス
最後に入手する（事が多い）戦車。SE特化の戦車。
電磁バリアの特性を持つため、防御面では優遇されていると思われる。

尚、今回はバイオタンク作成があるためか、バトー博士が居ないためノーマルな戦車作成は無い。
また、バギーも野バスも救急車もはしご車も居ない。うん、居ないんだ…。

プレイ時の注意点、バグ

結構どこでも行けてしまうこれまでのシリーズ定番仕様のため、冒険ガイドは活用すべき。
また町の人の話は聞いて回るようにすると、次にやることが見えてくる。
宿屋に泊まる、または戦闘を一定回数行うことで進行するイベントもあるので進まないと思ったら一度宿屋か、行ける場所で話を聞いて回るようにしよう。A連打で読み飛ばすと後悔する。俺がした。会話シーンは十字キーで読み進めるのがオススメ。