メトジェイ 単語


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メトジェイ

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ゲヘヘヘ……この記事にはゲームのネタバレが書いてあるとさ。
さて、どう閲覧しようか……。

メトジェイとは、ゲーム『ファイアーエムブレム 風花雪月』に登場するキャラクターである。

CV:三輪隆博

ケェッヘッヘ…全員概要を見ろ!

アドラステア帝国軍に雇われた賊上がりの軍人。
クラスはアサシン。所有武器は剣。

炎帝がガルグ=マク大修道院の聖墓を襲撃するため引き連れていた部隊の隊長格。切れ長の目と独特な色の前髪(先端部分のみメッシュでも入れているのか黄土色に変色している)が特徴。

見た目はなかなかのイケメンであるが、(軍令とはいえ)墓荒らしを躊躇なく行い、殺人を調理と称して醜悪な笑みを浮かべる様子から、到底まともな人物とは言い難い。軍人としても人間としても問題がある残念な男である。

帝国に雇われる前は盗賊団の首領として暗躍していた模様。帝国には金で一時的に雇われているに過ぎず忠誠心の欠片も持ち合わせていない。如何ともしがたい不敬な輩である。しかし、盗賊頭を傘下に収めるかなりの規模の賊軍を率いており、報酬次第では村一つを消滅させることも厭わない相当な極悪人として悪名がガルグ=マク大修道院のアビスにまで及んでいる。

性格は高圧的な卑劣漢そのものであるが、実際のところかなりの臆病者。自分が不利と見るとプライドを捨て命乞いをする姿は情けなく哀れ。本当に救いようのない男である。

大司教レアと士官学校生徒たちの不意を突き聖墓への侵入を成功させたメトジェイであったが、士官学校生徒の返り討ちにより呆気なく撃退される。死の間際、自分は炎帝からの命令を実行しただけと命乞いをするが、それも虚しく息絶える。没年月日帝国暦1181年2月29日。

散り際の台詞は「や、やめろ……やめてくれ! 俺はあいつの命令に従っただけ……げはっ!」。

なお、一応生存させる道も存在するが…(後述)。

ユニット性能

※表内の数値はスキル・騎士団の補正なしの基本値。

LV HP 魔力 速さ 幸運 守備 魔防 魅力 スキル
ノーマル 22 39 17 8 18 26 12 13 8 6 呪縛、剣の達人、鍵開け、忍び足、蛇毒、速さの覚醒、魔防+2
ハード 23 42 19 8 22 30 16 17 8 10 呪縛、剣の達人、鍵開け、忍び足、蛇毒、速さの覚醒、魔防+2
ルナティック 30 52 27 12 31 40 23 23 9 16 呪縛、剣の達人、鍵開け、忍び足、蛇毒、速さの覚醒、魔防+2

装備は毒の剣のみ。使用する計略は帝国遊撃隊による吸収の計。

単純な攻撃・防御は炎帝に劣るが、頭一つ抜けた速さは炎帝を大きく上回っている。前節のクロニエに負けてることは内緒。呪縛により攻撃を確実に命中させ、蛇毒毒の剣による二重の毒で徐々に相手をいたぶり、ピンチに備えて速さの覚醒や吸収の計でステータスアップや体力吸収を図るなど、本人の性格に合致した嫌らしい装備・スキル構成をしている。

しかし、実際に戦ってみると弱い。

吸収の計は使用回数が1回のみでHPが減った時にこそ真価を発揮する計略なのだが、CPUのAIに問題があり体力満タンにも拘らず初手に発動してくることが多い。しかも、この吸収の計は命中率がたったの30%しかなく本人の魅力の低さも重なって滅多に命中することはない。

魔防の低さも致命的。一応スキルで補っているものの素の数値が低すぎるため焼け石に水な状態。加えて本人は間接攻撃にはまるで無抵抗なため、魔法で適当に攻撃すれば簡単に倒せてしまう。あの黒い牙最強の暗殺者(笑)でさえ、間接攻撃には反撃してくるというのに…。

初期位置にも問題がある。炎帝とメトジェイがいる高台へは本来左右から迂回して回り込む必要があるが、射程の長い武器や飛行ユニットなどを用いれば正面から攻撃が届いてしまう。そのため、わざわざ攻撃範囲に入っておびき出すことなく、こちらから一方的に攻撃することも可能。

とどめと言わんばかりに、勝利条件が敵将(炎帝)の撃破であるため、敵将でも何でもないメトジェイはプレイヤーから無視されることもよくある。倒してもアイテムを落としてくれるわけでもなく、精々経験値の足しになるしかメリットがないことも無視される要因となっている。あの黒い牙(以下略)でさえ、倒したらひかりの剣をくれたのに…。ちなみに生存させても追加イベントの発生は一切ない。

このような有様のため、メトジェイが毒の剣を使う瞬間を見ずに終わったプレイヤーも多い。ただし、仮に使われたとしても毒の剣は鉄の剣と同じ威力しかない上、状態異常もレストで対処可能なため然したる脅威ではない。守備と速さがヘタレたユニットが狙われると危険な程度である。

ケェッヘッヘ……ようやく再登場だ。随分待たせやがって!

※表内の数値はスキル・騎士団の補正なしの基本値。

LV HP 魔力 速さ 幸運 守備 魔防 魅力 スキル
ノーマル 32 44 19 8 23 32 15 17 8 7 呪縛、剣の達人、鍵開け、忍び足、剣術 Lv.4、斧殺し+、警戒姿勢+、すり抜け
ハード 35 51 25 8 29 39 21 23 8 13 呪縛、剣の達人、鍵開け、忍び足、剣術 Lv.4、斧殺し+、警戒姿勢+、すり抜け

2020年2月13日に配信されたDLC「煤闇の章」の旧礼拝堂攻囲戦でまさかの再登場。

装備は勇者の剣。使用する計略は盗賊たちによる攪乱。

プレイヤーから弱いと散々ネタにされた反動なのか、難易度ハードの時点で本編のルナティックに迫るステータスとなりスキルも変更されている。回避に磨きをかけた構成となり斧装備のユニットに対して無類の強さを誇るようになった。ルナティックでお馴染みのすり抜けも備えており、うっかり後衛を前に出すと勇者の剣による4連撃で斬り刻まれてしまう。

しかし、戦ってみると微妙と言わざるを得ない。

煤闇で斧をメインに扱うエーデルガルトは一見不利と思いきや、盾装備のフォートレスにメトジェイは大したダメージを与えることができず成長次第で完封することも不可能ではない。こちらの攻撃は当たり辛いが、魅力の高いエーデルガルトなら高威力の計略で致命傷を与えられる。一方雀の涙程の威力しか出ないメトジェイの勇者の剣の耐久はガンガン減っていくため、回復と組み合わせれば武器破壊も可能。壊れた剣で必死に戦う姿は哀れなピエロと言う他ない。

ステータスも強化されているが、弱点の魔防や魅力の低さは本編と変わらない。魔法でも計略でも好きなように調理してあげよう。計略も命中率60%の攪乱に変更されたことで実用性が増した…と思いきや本人の魅力の低さから当たっても大した威力が出ず脅威とは言えない。

初期位置はマップの片隅の建物の中で部下の手厚い警護の元、宝箱の前に陣取るというどこまでも情けないものになっている。しかも、難易度ノーマルでは移動しない仕様のためすり抜けも無意味な能力となっている。ちなみに宝箱の中身は銀の剣+。正直なところメトジェイは勇者の剣よりこっちを得物にした方が強かったであろう。まさしく宝の持ち腐れである。

片っ端から俺の余談を見ていけ!

  • メトジェイが登場する課題出撃マップでは「炎帝の正体が明かされる」「物語が遂に戦争に突入する」という怒濤の展開が待ち受けているが、メトジェイ自身は物語で重要な役割があるわけでもなくこの節で呆気なく退場するため、プレイヤーからは一体何のために彼が登場したのか存在理由すら怪しまれていた。
  • そもそも、なんで炎帝ことエーデルガルトがメトジェイのような小物を聖墓襲撃という重要案件に同行させたのかも不可解な点であったが、DLC「煤闇の章」で帝国に雇われた元盗賊という素性が判明。略奪におあつらえ向きの人材兼いつでも切り捨てられる捨て駒として採用された模様
  • 帝国の上司を「あいつ」呼ばわりした挙句命乞いをしながら死んでいくという、歴代のファイアーエムブレムに登場する敵キャラクターの中でも上位に入るであろう小物っぷりを見せてくれたメトジェイ。しかし、彼以外の聖墓襲撃に参加した帝国軍人たちは一概に小物とは言い切れない。青獅子ルートのムービーではディミトリの猛攻からエーデルガルトを守るべく多数の兵士が命を差し出して彼女の盾となり主君を守り抜く描写があるが、仮にムービーに登場した帝国兵がメトジェイと共に帝国に雇われた盗賊だとしたら部下の盗賊たちの方がよっぽど義侠心を持ち合わせていると言える。
  • 本編では他のキャラクターとの絡みは皆無。帝国側も士官学校側もメトジェイ個人と会話をするシーンが一切ないためまるで空気のような扱いである。唯一の例外として金鹿ルートではヒルダがメトジェイのことを「嫌味っぽい人」と初対面時に言及しているが、本当にその程度しかない。DLC「煤闇の章」では他キャラとの会話が描かれ人物像の一端が判明した。ロクに話が通じず変な笑い癖を持つ残念なイケメンとして更に拍車がかかったような気もする。
  • 本編での出番が極わずかなキャラクターにも拘わらず会話時の顔グラフィックと戦闘時の3Dモデルは汎用ではなく彼専用の物が用意されているという謎の優遇を受けている。会話時の顔グラをよく見ると人差し指をアゴの下に当ててポーズを取っているのが分かる。3Dモデルの方も独特な前髪の色分けまできっちり描かれているこだわり様である。スタッフさん明らかに力の入れ所が間違ってます。DLC「煤闇の章」では台詞がかなり増えた上に焦り顔の顔グラも追加された。誰得だよ…。
  • 旧礼拝堂攻囲戦では戦闘前と撃破時にエーデルガルトと会話が用意されている。会話内容からメトジェイの雇用にエーデルガルトは直接関わっていなかったことが読み取れる。エーデルガルト曰く「追う気すら失せる相手」とのこと。なお、本編との兼ね合いもあるためこの時点ではメトジェイは死亡せず撤退扱いとなる。既に帝国側と雇用契約が成立していたらしくメトジェイは「俺たちの未来は明るい」と意気込んでいたが、その後はお察し下さい…。
  • 「ファイアーエムブレムヒーローズ 第4回 英雄総選挙」では282票で367位に終わった。出番の少なさを考えれば十分に健闘したと言えよう。総選挙は「煤闇の章」配信一か月前というタイミングで行われたため、総選挙実施がもう少し遅れていれば結果は変わっていたかもしれない。どの道大した順位じゃないというツッコミは禁句。2020年4月10日~12日に行われた「憎めない悪役」ランキングでは486票で34位というなかなかの好順位をマークした。
  • 日本ではあまり馴染みのない名前のせいか、ゲーム発売当初はネットの検索エンジンで「メトジェイ」と入力するとアーティストの「May J.(メイジェイ)」と誤解される事態が頻発していた。当然、両者には一切の関連がないため誤解を受けないよう留意されたし。現在はそこそこの人気を得た甲斐もあって検索エンジンに疑われる事案は減少している。
  • 担当声優の三輪氏の演技はハマり役と好評。なお、三輪氏本人は『風花雪月』発売当初はスイッチを持っていなかったため、実際にゲームをプレイして自分の声を確認したのは発売から1年経過した2020年8月となる。いいやられっぷりだと本人も気に入っている模様。
  • ゲーム発売から年月が経過しても、伝統芸能染みた小物臭に加え端正な顔立ちとゲスな性格から、国内外でコアなファンから支持されているメトジェイ。彼の命日である2月29日(通称:メトデイ)を記念日と考えているファンもいたりする。メトジェイのことなんて心底どうでもいいと思っている人も4年に1度くらい彼のことを思い出してあげよう。

俺は二次創作で出番を奪い取ったっていいんだぜ

敵キャラクターの中でもイケメンのため薄い本の標的にされたり二次創作の対象とされることも少なくないメトジェイ。

一例では、同じ帝国絡みでシルヴァンの兄マイクランたちと共闘する熱い展開も用意されている。

関連動画を見れば問題ねぇ!ゲハハハハ!

メトジェイの華麗な活躍は00:53から。

なんでこんな関連静画が出やがるんだ!

それ、お前らはさっさと関連項目も確認しておけ!

  • ファイアーエムブレム
  • ファイアーエムブレム 風花雪月
  • 盗賊(ファイアーエムブレム)
  • ケンプフ
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