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『モンスターハンター4』とは、カプコンから2013年9月14日(土)に発売したニンテンドー3DS専用ゲームソフトである。
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『モンスターハンター』のナンバリング最新作で、略称は「MH4」等。 「4」の読みは従来のナンバリング作品の「ドス(スペイン語)」「トライ(ラテン・ギリシャ語接頭辞の英語読み)」のように捻った読みではなく、単純に英語の「フォー」と読む。
シリーズのナンバリングタイトルとしては、初めて携帯機向けに発表された作品(『G』を含めれば、『MH3G』が最初となる)。
2011年9月のニンテンドー3DSカンファレンスで、『MH3G』のムービー公開直後に、電撃的にコンセプトムービーが公開された。誰もが予想すらしていなかったこの発表に度肝を抜かれた人も多いだろう。 ここで公開されたのはあくまでコンセプトムービーであったが、後に『社長が訊く・モンスターハンター3G(任天堂サイト)』にて藤岡ディレクターが明かしたところによると、このムービーはプレイアブル映像であり、この段階で既に「後はゲームとしてどう落とし込んでいくか」という段階にあったようだ。
本作の開発は2009年頃(3DSの開発段階で、さらにMHP3の発売前)からはじまっており、その後モンスターハンター3Gの開発がスタートし同時進行となった。これまでの土台となっていたアクションの部分にメスを入れるため、開発規模はシリーズで最も大きいものとなっている。 また3Gで登場した”ターゲットカメラ”は、本来は本作向けに開発された機能であり、3Gに先行導入されたものであった。さらに”ハンターサーチ”や”ふらっとハンター”等、MH3Gから継続している要素も存在する。
Wi-fi経由での”無料”オンラインマルチプレイに対応している。Pシリーズも含め、携帯機のシリーズ作品で正式にオンラインに対応するのが本作が初となる(アドホック・パーティはあくまでもPS3・PSPのハード側の機能であるため)。東京ゲームショウ2012(TGS2012)のステージでは、東京の会場と大阪のカプコン本部とでマルチプレイする様子が公開された。
Wi-Fi(インターネット無線LAN)の環境とゲームソフト、ニンテンドー3DS(または3DSLL)があれば、他の特別な機器を用意することなくオンラインに接続することができる。そのためアドホックパーティにおけるPS3や、前作3Gのパケットリレー通信時のWiiU本体なども今作には必要ない。 従来通りターゲットとなるモンスターを指定したり、部屋にパスワードをかけることも出来る仕様となっている。
協力プレイの際、集会所ではフリーワードと定型文チャット、クエスト中は定型文チャットのみでコミュニケーションを取れる。どちらの場合でも定型文の編集は可能。
詳細は各武器記事を参照。
過去に「ハンター大全」に載っていたいわゆる没案を復活させた武器。 軽快な斬撃と独自のジャンプ能力が使え、猟虫を操りモンスターからエキスを採取することで自身を強化する。
スラッシュアックスと対になるように制作された武器。構想自体はMH3(tri)の頃からあった。 分離状態では剣と盾、合体状態では巨大な斧になる。剣モードでストックしたエネルギーを斧モードで使う。
草食種 | 獣人種 | 甲虫種 |
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鳥竜種 | 牙獣種 | 飛竜種 |
魚竜種 | 牙竜種 | 獣竜種 |
鋏角種 | 両生種 | 蛇竜種 |
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古龍種 | ??? | |
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交換素材・装備のみのモンスター | |
ゴア・マガラが散布する鱗粉をギルドが命名したもの。モンスターに感染すると体色が紫色になり、非常に凶暴化する。(藤岡のプレイ動画では攻撃により動きの止まったティガレックスがウイルスにより凶暴化する様子が見られる)ギルドではこの症状を狂竜症と呼んで調査を進めている。
またこれは”属性やられ”のごとくハンターにも感染する。 ウイルスに感染したモンスターの攻撃をくらうとハンターに感染し、画面左上にゲージが表示される。
感染した状態でモンスターに攻撃を与え続けるとゲージが減っていき、0にしてウイルスを克服すると会心率を上昇させるのが利点だが、克服出来ないと自然回復の効果が無くなってしまう。(このゲージはウチケシの実で減少させることも可能である)
なお、ウイルスを撒き散らしているゴア・マガラも狂竜化状態となる事が確認されているが、自らの意思で狂竜化状態へと移行することが出来るため、他のモンスターが発症するそれとは意味合いが大きく異なるものと思われる。
段差や壁からモンスターに飛びかかる、壁に張り付いた状態で上下左右に移動したりハンターナイフで攻撃といった、地形が狩猟に大きく影響を与えるため、今までよりも高低差を意識した地上戦になる。(張り付き状態の移動速度も格段に上がっている他、小さい段差はそのまま走り込むことでスムーズに上り下り出来る)
また地上戦のカメラワークは従来の様に高さが段階で区切られたものではなく、高低差アクションに合わせて上下左右に自由に動かせる完全なフリーカメラに進化した。そのためプレイヤーの負担を軽減させるためにターゲットカメラの機能が開発された。
なお、壁際のカメラワークはPVやプレイ動画を見る限りカメラが壁を透過するP3rdの仕様になっており、大幅に快適になっているようである。
段差を利用したジャンプ攻撃をモンスターの”特定部位”に当てると、黄色いエフェクトが出て自動でモンスターの背中に飛び乗る。モンスターが暴れたらRボタンでしがみつき、動きが止んだらハンターナイフで攻撃する。青いゲージを満タンにするとハンターが降りてモンスターが激しく転倒し、大きな攻撃チャンスができる。 暴れている間は他のプレイヤーが巻き込まれる場合もあり、モンスター自体も回数を重ねるごとに飛び乗り攻撃に耐性をつけるなどでバランスを取っている。
今作はMH3・MH3Gでの奇面族ではなく、従来のオトモアイルーが復活する。
オトモの能力を分類する新たな要素”トレンド”が追加された。解毒・回復などでサポートする「回復」、罠の設置・モンスターの情報を教えてくれる「アシスト」、爆弾を使った攻撃をする「ボマー」などがある。
メインオトモは5匹までレギュラー指定する事が出来、その組み合わせによってトレンドの能力が変化・強化される。
オトモアイルーを2匹連れているとき、稀に合体技を繰り出すことがある。 リオレウスを模した自走車から弾を放つ「ネコ式火竜車」、どんぐり型のロケットで飛ぶことでモンスターにしがみつく「ネコ式突撃隊」などが存在する。
オトモを狩りに連れて行く場合、必ず同行することになるメインオトモをキャラクターメイクすることが出来る。名前、毛並み、目、尻尾、耳などを自由にカスタマイズすることが出来る。
2匹目以降のオトモアイルーは様々な能力を持つアイルーから選ぶことになる。 また、出撃するサブオトモによって繰り出せる合体技が決まる。
サブオトモは「未知の樹海」などで出会うノラオトモを雇用することで仲間にすることが出来る。
P3rdにあったものと同じく、チコ村にあるぽかぽか島にて今まで集めたオトモアイルー達でチームを編成して専用クエストに行かせるシステム。
ただし、P3rdと違ってクエストに行かせた後はただ戻ってくるのを待つのではなく、クエスト自体がミニゲームのような作りになっており、遭遇したモンスターに対してこちら側でスキルを選んで相手を攻撃し、最終的にそのモンスターを討伐して報酬や素材を得るという『ぽかぽかアイルー村』のシステムを逆輸入したようなものになっている。
本作で追加される新システム。
入るごとに行けるエリアルート、採取ポイント、そして出現モンスターがランダムに変わる未知の樹海でフリーの探索あるいは狩猟を行うと、その時に行なったフリープレイのデータが記録されて一つのクエストとして登録されるというもので、それにより本来ゲーム内には無いプレイヤーオリジナルのクエストを設定する事ができるようになる。
ギルドクエストを繰り返していくとそれに伴って次のクエストの難易度も向上していき、強力かつ希少なモンスターが出現しやすくなる他、採集できるアイテムも貴重なものになるとされる。
ちなみにギルドクエストは最大10個まで登録でき、それを通信相手と共有する事で次にはマルチプレイでそのクエストに挑戦する事も可能となる。
ギルドクエスト内にて出現する採取ポイントなどで手に入る武具の事。
手に入る武具自体はゲームを進めていくうちに入手できるものが多いが、細かいデザインや有する性能は正規のものとは異なっており、さらに中には本作に登場しないモンスターの装備も存在するという。
今までの「モガの村」「ユクモ村」のように決まった拠点を持たない。
ハンターは「キャラバン」という移動式の住居を使う旅団に雇われ一緒に旅をし、拠点を移動出来る。判明しているのはバルバレとナグリ村とチコ村。
最終的にはプレイヤーの好きな地域に拠点を移して遊ぶことが出来るようだ。
またギルドから特殊な任務を請け負う筆頭ハンターと呼ばれる人達が登場し、シリーズ中でも最も濃いストーリーが展開される。
2011年9月のニンテンドー3DSカンファレンスで公開の他、モンスターハンター3Gのソフト内にも収録されている。ハンターシリーズ・大剣装備のハンターが、岩柱から岩柱へと飛び移り猛追するティガレックスから逃げる(その後ろからティガによって岩柱が次々と崩壊して行く)様子や、崩壊する足場から崖へ飛び移り、その状態でリオレウスへ応戦するなど様々な新要素を予感させる描写があった。
また、ハンターがリオレウスとティガに挟まれてしまった場面で、ハンターに向かって突進をはじめたティガが、直後リオレウスの火球によって地面そのものが大きく崩れたことで、耐え切れずに滑落する、という描写もあった。 このように、地形の変化はモンスターにも大きく影響し、またモンスターが互いに与える影響も多様化する。
2012年6月30日のイベント、カプコンサマージャムで先行公開され、同日の夜にモンハン公式サイト・ニンテンドーeショップ及び各インターネットサイトで公開された。
内容はハンターがモンスターの巣と思しき場所で採取をしている時にリオレウスに発見されたところから始まる。前回同様、崖に掴まりながらの攻撃や新たなアクション・モンスターとの戦いなどが見られる。
新フィールド遺跡平原、オトモアイルー復活、大剣のジャンプ攻撃、さらに新モンスターであるケチャワチャとゴア・マガラが紹介された。
2012年9月20日のTOKYO GAME SHOW2012にて公開され、同日にモンハン公式サイト・ニンテンドーeショップ及び各インターネットサイトで公開された。
キャラバン内の様子を確認できる映像から始まり、新たなBGMとともにジャンプアクション等、各種武器の新モーションを取り入れた映像や、操虫棍でモンスターを狩猟する場面、オトモアイルーのネコ式火竜車などの本作新要素をふんだんに盛り込んだPV。さらに新種のモンスターが3種登場し、ゴア・マガラが謎の黒い物質を振りまきながら暴れるシーンなどが公開された。第1弾PVに比べて背景などのグラフィックの完成度が上がっているのが分かる。
そしてモンスターに遭遇して流れるデモムービーからスムーズにクエストに移る様子も確認できる。
また同日に辻本・藤岡による新武器や新モーションの説明動画も公開された。この動画でネットオンラインプレイの正式採用の発言がある。 そして翌々日の22日、TGS2012のスペシャルステージにて同PVにイャンクックが登場するシーンが追加されたものが放映され、会場を騒然とさせた。
2013年2月21日のニンテンドーダイレクトで公開された。
前日発表された旧モンスターの他にフルフルが登場し、新種族である蛇竜種のガララアジャラ、ラヴィエンテのような超巨大モンスターが登場している。
また、新武器種「チャージアックス」による戦闘シーンや「狂竜ウィルス」によって凶暴化したモンスター達の姿が公開された。
他には新フィールド「原生林」や「地底洞窟」の様子や、集会所に集まっているハンター達の様子が映しだされている。
2013年5月31日のニンテンドーダイレクトで公開された。
バサルモス、グラビモスと旧モンスターが登場し、イーオスとガブラス達の姿も映し出された。
またスクアギルの成体ザボアザギルや、アルセルタスと雌雄の関係のゲネル・セルタスも初登場した。
一方で農場に代わる施設になるであろう小島が映し出され、釣りやトレーニングをするオトモアイルー達ののどかな光景もあった。
オトモアイルー二匹がどんぐり型のロケットにしがみついて敵に飛んで行き、頭部にしがみついて気絶させる新たな連携攻撃も披露した。
そして最後に雪山を歩くハンターの頭上からクシャルダオラが降りてくるシーンでこのPVは締めくくられた。
2013年8月8日、youtube、ニンテンドーeショップでこっそり公開された。
内容としては基本的にはこれまで公開された要素の総括といった具合だが、OPやストーリー中に挿入されるものと思われるプリレンダムービーが初お披露目。
PV2以降謎のままだったゴア・マガラの狂竜化状態やゴア・マガラの専用BGMと思われる楽曲も満を持して公開された。そして、P3rdの看板ジンオウガの続役や古参ハンター待望のキリンの復活も発表。
そのほか、冒頭で意味深に映し出される謎の紋章やPV3で少しだけ登場したクジラ型の撃竜船、ギルドからの特殊な任務を請け負う「筆頭ハンター」達の様子も映し出されている。
恒例のPVラストは、これまでの新モンスターや復活モンスターの登場を暗示する物から、シリーズお馴染みのアイルーの解雇キャンセル演出(と思われるもの)で締めくくられた。
モンスターハンターシリーズ | |
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メイン | MH - MHG - MH2 - MH3 - MH3G - MH4 |
ポータブル | MHP - MHP2 - MHP2G - MHP3 |
オンライン | MHF - MHF-G |
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最終更新:2024/04/24(水) 05:00
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