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スピーダー(Speeder)とは、ヨーヨージャムが販売していたヨーヨーの名である。
2003年発売。
当時チームヨーヨージャムのメンバーだった、鈴木裕之のシグネイチャーモデル。
ベースになっているのは、「ナイトムーブズ1」と「ナイトムーブズ2」を半分ずつ組み合わせた「ナイトムーブズ1.5」(詳しくは、ヨーヨージャム・ナイトムーブズの記事を参照)。
これを、彼の超高速プレイに合わせて小型・軽量化したモデルが「スピーダー」である。
持ちやすく、軽く、ナイトムーブズ譲りのスリープ時間を誇り、初めての金属リム機種として最適である。
スターバーストとOリングの両方を持つ「ハイブリッドスター」は、スターバーストの滑りの良さと、Oリングのリターン時の信頼性を併せ持つレスポンスシステムとして当時もてはやされた。
ストリングプレイならあらゆるプレイスタイルに向き、岡田直人のようにオフストリングで用いた例も見られた。
何より、翌2004年から鈴木の快進撃が始まり、世界4連覇を達成したことでその実力が証明され、鈴木のネームバリューも相まって本機は飛ぶように売れた。
2008年にフルメタル機種の「ミーティア」、2010年にミッドシップリム機種の「フェノム」「フェノミズム」がリリースされたことによって、鈴木本人の使用ヨーヨーはそちらが中心となっていく。しかし、それでもなお「スピーダー」には人気があり、2011年にはついに後継機の「スピーダー2」が登場した。
2005年に発売した、フルプラスティックの廉価版。
「スピーダー」をお求めやすい価格にした、というだけでなく、「リンフューリー」「パトリオット(キックサイド)」に対する、ストレートバタフライ型モデルという立ち位置でもある。
ボディ材質はPOM樹脂を採用。表面に、スピーダーにはないブラスト加工を施すことにより、グラインドトリックもやりやすくなっている。
金属リムを廃したことにより非常に軽くなり、初心者には扱いやすく、上級者にはさらなる高速プレイが可能になった。
というのが表向きの姿。
実際には、外側に行くほど薄くなる形状と、その軽さからかなり傾きやすい機種である。
外周部を肉厚にするなど、外側に重量を寄らせる工夫は最大限しているのだが、根本的な慣性モーメントの低さは、当時の技術ではいかんともしがたい部分であった。
ただし、だから駄目だというものではない。
扱いやすさと動かしやすさはこの形状と重量配分ならではのものであり、だからこそヨーヨージャムのプラスティック三本柱として長らく生き残ることが出来たのである。
ネックである傾きやすさも、当時は「スピードメーカーで傾かないような丁寧なプレイを心がけるべき」とされ、むしろ金属リムに頼ったプレイをしていないか確認する目安となっていた。
鈴木は地区大会や全国大会の予選に本機を投入し、「スピーダー」を上回る高速コンボを披露している。
基本的な性能はとても高い機種だったのである。
ヨーヨージャム活動終了後、鈴木が設立したブランドより「サムシング・プルミエール」が発売されるが、本機を意識したかのような軽量ストレートバタフライモデルとなっている。
2011年発売の後継機。レスポンスシステムがシリコンパッドに変更された。
重量はスピーダーより若干軽くなっているが、真鍮リムがもっと外側に配置されているためか、回り出すと重く感じる。
他は「スピーダー」と同じように使っていけるため、「ミッドシップやフルメタルじゃなくてスピーダーが欲しい!」というファンの声に的確に応えた機種である。
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最終更新:2025/12/09(火) 21:00
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