ジャンルを問わず、戦闘行為や対立構造があるようなゲームではどこかで敵の野望を打ち砕き、それを以ってゲームを終わらせる必要がある。その際に戦い、そいつを倒せばエンディングというボスが「ラスボス」である。
一般的には魔王などその戦争や騒乱をを引き起こした首謀者がラスボスである場合が多いが首謀者が呼び出した破壊の化身だったり、首謀者亡き後その部下が悲しみを背負ったことで覚醒してラスボス化したりする場合もある。
転じて、何かの首謀者や、攻略難易度が一番高いキャラなどの「作中最強の存在」や「威厳や威圧感があり、目に見えて強そうな物」をこのように形容する。
では、ラスボスは本当に作中最強か? というとそうでもない。
ラストに待ち構えている以上、当然他のボスとは一線を画す能力を持っていたり第二形態があったりと、何かしら凄味がある場合が大半であるのだが、倒せないとストーリーが終わらずエンディングが見れないため、凄まじく強くするわけにもいかない、というのが実際のところらしい。
アクション、格闘ゲーム、シューティングなどのラスボスの場合、プレイヤーキャラに成長要素がほぼ無く回復や立て直しの手段も乏しいため単純に他のボスより数値的に強ければ体感的にも強くなる。それ故に多くは作中最強の性能で、文字通りラスボスにふさわしい強さの場合が多い。特に、格闘ゲームについては性能が強化されていたりするため(所謂ボス性能)、反則性能でプレイヤーのトラウマになったものが多数いる。感心しませんな。
その一方で、RPGやSRPG等の場合、プレイヤーキャラが成長して数値的に強くなるだけでなく補助技や回復技の充実、属性に耐性のある防具の入手などで強くなるため数値的に強くしても体感的な強さが必ず強くなるとも言えない。その上、それでラストであるためにプレイヤーは装備を万全に固てアイテム後先考えずに使うなど全力全開で向かっていくため体感的に途中のボスより弱く感じてしまう場合がかなり多い。極端な話、体感的にラスボスが作中最強だったというゲームは余り多くないようである
(当然例外もあり、例えばSagaシリーズのラスボスは毎回非常に強いことで知られる)。
最近ではラスボスらしい強さとエンディング到達可能を両立するために特定の条件を満たすことで強化されたりする場合もある。この場合はシャレにならない強さの場合が多い。また、ストーリーの上ではラスボスだが、「隠しボス」という形で更に強力なボスキャラが全く別に存在する場合もあり、この場合もラスボスは最強ではないと言える。
前述のとおり「ラストボス」略して「ラスボス」ではあるが、ゲームによっては時に、最後に戦うボスが必ずしも「ラスボス」ではないことがある。
特に有名なのはFF7で、これはラスボスである「セーファ・セフィロス」を倒した後、主人公クラウドと宿敵セフィロスが一対一で対峙し、決着を付けることで戦いは終幕となる。
この場合、ラスボスの後に控える戦いはあくまでも物語に決着を付けるためのイベントバトルに過ぎず、戦闘とは呼べないほどにあっさりと決着がつくことも多い。
(セフィロスとの最終決戦は、プレイヤーが一切操作せずとも勝手に決着がつく)
これは主に過去の因縁にケリをつけたり、一時的に仲間となっていたライバルと改めて決着を付けるなど、キャラクター間の関係を清算する形で行われるケースが比較的多いようだ。
ラスボスの例
余りにも強すぎるラスボスの例
あまりにも弱すぎるラスボスの例
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最終更新:2024/04/25(木) 15:00
最終更新:2024/04/25(木) 15:00
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