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この記事は、現在進行形の事象を取り扱っています。
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本記事では、2022年2月より開始された、ロシアによるウクライナに対する侵略について記載する。
概要
2022年2月24日にロシアの地上部隊がウクライナ領内に侵入し、各地で戦闘が発生した。ウクライナの反撃により、同年3月末にロシア軍はキーウを含むウクライナ北部から撤退したが、ロシア軍はまだウクライナの東部と南部を占領しており、戦闘が続いている。
※厳密には2014年からロシアはクリミアを併合し、ウクライナ東部で紛争を起こしているが、これについては本記事では扱わない。
戦争の名称
この戦争には統一された呼称がないため、ニコニコ動画でもこの戦争を扱った動画に使われるタグはばらばらで、特に統一されていない。
- ウクライナで起こっているので「ウクライナ戦争」「ウクライナ侵攻」
- ロシアが侵攻しているので「ロシアによるウクライナ侵攻」
- プーチンが言うには「特別軍事作戦」※大嘘
戦況(2023/2/26更新)
ロシア軍攻勢
1月や2月初めにロシア軍による比較的苛烈な攻勢が行われていたが、2月末現在に至るまでに低調となりつつある。
- ルハンスク州 …ほとんどの地域が占領されている。
- クレンミナ
- ボスパナ …東端ボスパナではでは激しい砲撃戦が展開される。ここはバフムト侵攻に際するロシア軍の拠点となっている。
- ドネツク州 …州都ドネツク市はロシア軍に占領されている。ウクライナ軍はドネツク州の3割程度を保持しており、ドネツク市に近接している。
- 激戦区バフムト …ドネツク北部バフムトではほぼ二か月に渡り激戦が繰り広げられる。囚人兵や動員兵を督戦隊によって操り無理やり攻撃している。
2月初旬や中旬にかけてロシア軍が徐々に激しく攻勢をかけるも下旬には低調になりウクライナ軍は現在に至るまで守り抜き陥落には至っていない。
それでもロシアは少しずつバフムトを占領しようとするが、26日にウクライナは現地のダムを破壊して水の防衛線を構築し徹底抗戦の構えである。
- リマン …2月のドネツク北端リマンでは単発的に砲撃戦が行われるに留まる。東方のルハンスク州クレンミナが占領されたので、今後次の戦場となる可能性がある。
- ハルキウ近辺 …ウクライナ北東部ハルキウやその東クピャンスクではウクライナ軍が国境まで押し返したが、現在もロシア領内からの砲撃を単発的に受けている。
- ウクライナ南部 …相変わらずドニプロ川を挟んで両軍が近接しており、にらみ合いが続く。
特に南中部ザポリージャでは激しいミサイル攻撃や砲撃戦が起こっている。ヘルソンでも民間人を対象とした攻撃が行われている。
- ウクライナ北部 …キーウにはたびたびミサイル攻撃が行われ民間人が被害に遭っている。
ロシア地上軍の動きは無いが、三月に開戦時のようなベラルーシ越境攻撃が行われると予想されている。
ウクライナ軍攻勢
ハルキウ大反攻以来動きは無い。冬ということもあり現在は防勢であり、西側兵器による訓練待ちか。
バフムトではロシア軍の攻勢により大きく後退するも反攻している。
原発占領
ザポリージャ原発は現在も占領されており、ロシアによる悪用が懸念される。
西側による供与
NATO加盟国らによる多数の兵器供与が現在も行われている。特に注目すべきは1月の歩兵戦闘車供与であり、現在も訓練が行われている。1月末には次の段階として主力戦車供与も行われたが、これは前者の数週間後に発表された上訓練期間もさらに掛かるため本格運用は3月以降となる。
ウクライナ軍の一部は供与された兵器に適応するためドイツやイギリスなどで訓練を行っており、2月中旬にはゼレンスキー大統領が視察訪問した。
停戦状況
ロシアは当初の無条件降伏要求を崩していない。ウクライナはクリミアを含めた失地回復を目指す。
1月のアメリカによる仲裁は両方から断られており、停戦は見えない。もっともロシアが無条件降伏要求を崩していない以上停戦が結ばれたとしても守られる見込みは少ない。
経過
| 月 日
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略歴
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| 2022年2月24日~ |
- ウクライナ時間4時(日本時間11時)、からロシア軍がウクライナの東部・南部・北部から全面的に侵攻開始。ウクライナ各地で攻撃被害。ウラジーミル・プーチンが特別軍事作戦の開始を発表。
- これ以降、ウクライナの地名をロシア語読みではなくウクライナ語読みに変更するという運動が始まる。
- ロシアは大部隊をキーウへ送り込んで一気に陥落させるという「短期決戦」を企てていたが、ウクライナの反撃によりこれが頓挫、戦争は長期戦に移行することが確定した。
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| 3月 |
- ヘルソン州の州都へルソン陥落。
- テクノハウスの戦い(2022)
- ロシア軍が欧州最大の原発であるザポリージャ原子力発電所を攻撃。
- 3月25日、セルゲイ・ルドスコイ第1参謀次長が「作戦の第1段階はおおむね完了し、ドンバスの解放という主要目標の達成に注力することが可能になった」と発表、ウクライナ北部に居たロシア軍が撤退を開始。
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| 4月 |
- 4月8日、イギリス情報当局が、ロシア軍がウクライナ北部から完全に撤退したとの分析結果を公表。後にキーウ近郊ブチャでロシアによる虐殺が発覚。
- 4月14日、ロシア海軍スラヴァ級ミサイル巡洋艦「モスクワ」がウクライナの対艦ミサイル「ネプチューン」により撃沈される。
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| 5月 |
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| 9月 |
- 9月11日、ウクライナによるハルキウ電撃戦でハルキウ州全土解放。
- 9月21日、ロシアが部分的動員開始。
- 9月26日、ロシアからヨーロッパに天然ガスを送るパイプライン「ノルド・ストリーム」が何者かによって爆破される。
- 9月30日、プーチンがウクライナ4州(ドネツク州、ルハンシク州、ザポリージャ州、ヘルソン州)をロシアに併合すると宣言。
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| 10月 |
- 10月2日、ウクライナ軍が東部攻勢でドネツク州リマンを奪還。
- 10月8日、ケルチ海峡にかかっているクリミア大橋で大爆発。
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| 2023年1月 |
アメリカやヨーロッパ各国が、ウクライナに対して主力戦車、軽戦車、歩兵戦闘車等を供与することを決定する。 |
| 3月 |
国際刑事裁判所(ICC)が、ロシアのプーチン大統領に対し、ウクライナでの戦争犯罪の責任を問う逮捕状を発行。 |
| 5月 |
- 武装集団がウクライナ側からロシア領に侵入して攻撃を実施。
- ロシアが欧州通常戦力(CFE)条約から脱退。
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| 6月 |
- 6月6日、ウクライナ南部のカホフカダムが破壊され、決壊。洪水で甚大な被害をもたらす。
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詳細なタイムライン
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関連リンク
関連項目
用語
- 特別軍事作戦 … ロシアは今回の侵攻を戦争と認めておらず、特別軍事作戦と呼称している。
- Z …ロシア側が使用している戦闘車両に識別コードとして「Z」のマークがペイントされていた。それがのちにロシアが用いているシンボルと化す。Zそのものが元々何を意味するのかは西側でも意見が分かれており、はっきりしていない。他にも「V」「O」などあるが、ロシア語に存在しない「Z」のみがシンボルと化した。
国家・地域・組織
- ウクライナ(宇)
- キーウ(露語:キエフ)
- ハルキウ(露語:ハリコフ)
- マリウポリ
- リヴィヴ
- ウクライナ語
親プーチン
- ロシア(露)
- ベラルーシ(白)
- 朝鮮民主主義人民共和国 (朝)
- 沿ドニエストル共和国
西側援助国
- 北大西洋条約機構(NATO)
- アメリカ(米)
- 欧州連合(EU)
- イギリス(英)
- フランス(仏)
- ドイツ(独)
- ポーランド(波)
- イタリア(伊)
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- エストニア(愛 ※アイルランドと被る。)
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- フィンランド(芬)
中立
人物
ロシア・親プーチン
- ウラジーミル・プーチン露大統領
- セルゲイ・ショイグ国防大臣
- エフゲニー・プリゴジン
- アレクサンドル・ルカシェンコ白大統領
ウクライナ及び協賛国
- ウォロディミル・ゼレンスキー宇大統領
- ジョー・バイデン米大統領
- ボリスジョンソン英元首相
- リシ・スナク英首相
- エマニュエル・マクロン仏大統領
- アンジェイ・ドゥダ波大統領
- 安倍晋三元首相
- 岸田文雄首相
宇露各軍と兵器(記事があるもののみ)
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- チャレンジャー2主力戦車(イギリス供与予定)
- エイブラムス主力戦車(アメリカ供与予定)
- レオパルト2主力戦車(オランダ・ポーランド・カナダ・ドイツ供与予定)
その他
- ウクライナ人道支援募金
- キエフの幽霊
- アゾフちゃん
- 面積は最大だが道徳は最小の国
- おそロシア
- でかい北朝鮮