ロベルト・ハイドンとは (ロベルトハイドンとは) [単語記事]

ロベルト・ハイドンとは、うえきの法則のキャラクターの一人である。

概要

中学生同士による能力者バトル参加者の一人。担当となっている神候補はマーガレット（？）。
本編序盤ならびに中盤における最大の敵にして、最強候補。中学二年生。
幼少時代のトラブルゆえか単なるファッションなのか頭に包帯らしき布をまいている、金髪の少年。
冷酷さと不気味な笑みが目立つキャラだが、無感情というわけではなく、たまに人間味と粗っぽさの入り混じった発言も見せる。時には、自身の能力に対する過信もあったとはいえ、連戦を繰り返して疲弊した相手に不器用な気遣いをしたことも。

今作での能力の威力・応用力増加などの鍵の一人、天界力をコントロールすることに関しては抜きんでた才能を持っている他、頭もそれなりに回る。ただ、強力な反面、厄介な発動条件を持つ能力を選んだためか、戦闘の手際は少々不安定。幼少時代のトラブルもさることながら、本編中に彼やマーガレットに近づいた神候補達の器の小ささもあって、鈴子・ジェラードに負けず劣らずの人間嫌いになっている。

活躍（ネタバレ注意）

序盤では狡猾さ交じり冷酷さ交じりの言動と、倫理観が欠落しているかのような描写が散見する振る舞いで、主人公・植木耕助やBJなどを圧倒した。
一度は植木の前任神候補の介入によって植木との勝負は中断。その後、ロベルト十団なる組織のトップとして、戦闘員として有用な能力者を何名か服従させ、時には頭脳担当として約二名の能力者をスカウトし、バトルを勝ち進もうと画策。
しばらくは植木と直接対面することなく、物語が進行した。（登場人物の一人・宗谷ヒデヨシと、十団メンバーがロベルト抜きで小競り合いをして、ヒデヨシに振り回されてたのは、この時期と思われる。）

物語が中盤に差し掛かり、植木と十団メンバーとの衝突が本格的に進むなかで、再登場。この時も、上記の冷酷さ交じりの言動を見せていたが、十団メンバーの我の強さや、参謀役の一人・カルパッチョの悪い意味で遠慮がない発言に付き合わされているためか、多少協調性のある言動も見せるようになった。（ただ、内心では能力の練度が中途半端な段階でありながら驕っていたうえに、植木やヒデヨシ相手に一向に戦果をあげない十団メンバーに対してあきれていたようで、時折、上記の冷酷さだけでなく、口の悪さまで目立つようになった。また、もう一人の参謀役・鈴子にも心のスキマをうめるような発言で引き込んでいたが、恋愛感情などは抱いておらず、少々鬱陶しがっていた。）

しかし、植木と十団メンバーとの交戦や、天界獣というイレギュラーの乱入などの末、十団メンバーの半分以上が敗退。何名かは植木側についたために、ロベルト直々に植木とバトル。自身の過去に起きた出来事とバトル参戦の理由などを明かしたうえで、上記の才能と物騒な能力により終始優位に立つが、植木を助けたいという思い（と、カルパッチョの余計な言動などによる十団メンバーへの不満）のもと、他の能力者の介入に遭い、最終的には精神的に不安定になって猪突猛進気味な攻撃になったところを植木につかれて敗北。
その後は、負の感情が薄れ、神候補であるマーガレットに自身の心境や疑問に思っていたことを打ち明けるが・・・。

能力（ネタバレ注意）

???を現実に換える能力

無生物に対する願望などを現実にすることで破壊力・防御力などを強化させる能力。発動条件の都合上、小技や連発が難しいという難点を持っているものの、それをもって余りある強力さと応用力を持つ。持ち主であるロベルトの頭もあって、単独での撃破は難しい。
もっとも、本編ならびにプラス版でのカルパッチョのセクハラ発言や小馬鹿にするような言動を止めるには、少々不向きな能力だったのか、悪ノリこそしないが注意もしない態度をとったために自分まで毒されたのか、本編終了直前で、とあるキャラから凄まじい天罰を受けた。