三味線屋の勇次(しゃみせんやのゆうじ)とは、時代劇『新必殺仕事人』より登場する架空のキャラクターである。
演じるのは中条きよし。
表稼業は彼が「おっかさん」と呼んでいるおりくと二人で(おりくは旅に出ることが多いので、その場合は一人で)三味線の「はりかえどころ」を営んでいるが、裏稼業では蝋で丹念にコーティングした三味線の糸(最も細い三の糸)を遠くから投げつけ、それを木の枝等の高所に引っかけて標的の首に巻き付けてから一気に吊し上げて絞め殺す技を持つ凄腕の仕事人である(初期は予め輪っかをつくっておいて、それを高所から悪人の首に引っかけていた)。
とある事件で狙う的が一緒だった中村主水、飾り職人の秀、加代の3人とは一時的に組むはずであったが、気がつけば『必殺仕事人IV』までの長期間一緒に組んでいる。ただし、当初は主水チームとおりくチームは反目していた。
表向きは女好きのプレイボーイで、主水の妻・りつと義母・せんを含めた女性は彼の虜になっている。そのため、当初は主水からは目の仇にされている。秀は勇次とは正反対の性格であるため、日頃一緒にいるということはないが、裏では見事なコンビプレイを見せることもある。その裏の性格は、例え許しを請う悪人でも構わず命を奪うという冷徹かつ非情さを持ち合わせている。
実は、勇次はおりくの実子ではなく、彼が三歳の頃におりくが仕置したある裏切り者の子供である。その仕置以来、彼女に引き取られて育てられてきたが、彼はそのことをずっと知らずにいた。そして真相を打ち明けられるが、それでもなお彼女を恨むことなく「母親」として変わらずに慕っている。
やがて『必殺仕事人IV』最終回でチームが解散すると、他の仲間と違って足を洗うことなく江戸に残り、「仕切人」として裏稼業を続けている。この時は金属製のフックなどの小道具を使って自由自在に糸を操るという技を披露している。
仕切人解散後の行方は不明だったが、映画『必殺! 主水死す』で久々に復帰。秀と一緒に主水の最期を目撃したり、主水によく似た伝兵衛という人物と組んだりしている。今でもどこかで「仕事」をしているのだろうか?
ちなみに勇次を演じた中条きよしは、『新必殺仕事人』以前のシリーズにも何度か悪役としてゲスト出演している。
中でもスペシャル番組『必殺仕事人特別編 恐怖の大仕事 水戸・尾張・紀伊』は、フランキー堺演じるゲスト仕事人・与市に「投げ縄による首つりで仕置される」という悪人役でのゲスト出演だった。
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最終更新:2024/04/23(火) 23:00
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