三式砲戦車 単語


ニコニコ動画で三式砲戦車の動画を見に行く

サンシキホウセンシャ

1.1千文字の記事
これはリビジョン 2294704 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

三式砲戦車(秘匿名称ホニⅢ 以下ホニⅢ)とは、大日本帝国陸軍が開発・配備した火力支援車両の一つである。
原型の一式七糎半自走砲とは違い実戦経験は無し。本記事では砲戦車についても解説する。

概要

補足(砲戦車とは)

まず砲戦車とは、昭和10年頃に高価な戦車を対戦車砲で失わないようにその対戦車砲を破壊する自走式火砲として構想された兵器で自走砲の原案にもなった(両者の区分と任務内容は曖昧であった)。
当初は九七式中戦車や九五式軽戦車より火力の高い短砲身75㎜砲を搭載することになった。なおその際、対戦車戦闘もこなしたいとの理由で長砲身75㎜砲(野砲級)の搭載も意見として出されたが迅速な反撃が困難との理由で立ち消え、かわりに対戦車戦闘を主眼とした駆逐戦車案が出された(こちらは砲戦車に吸収されるような形で消滅してしまう)。

こうして昭和15年ごろに具体化された砲戦車の主任務は、主力戦車の進行上の障害となる対戦車砲や敵戦車(大戦中期以降は対戦車戦闘に転換)の撃破である。そのため砲戦車は既存の戦車と比べ大火力・重装甲であることが求められたが整備性や技術力を考慮して主力戦車と部品の多くが共用であることが好ましく場合によってはホニⅢや試製砲戦車ホリのように旋回砲塔を妥協し固定戦闘室も採用された(というより主流になった)。

開発

 昭和18年半ばごろ砲戦車の主任務が対戦車戦闘に転換した際、二式砲戦車(ホイ)の代わりに一式七糎半自走砲(以下ホニⅠ)を砲戦車として使用したいという意見が戦車部隊側からあった。しかしホニⅠは戦場の間を高速で移動する戦車部隊やトラックに乗った歩兵部隊についていくために考案されたシロモノで主任務も野砲と同じく、後方からの支援であり戦車用の直接照準器は付いてないため対車両には向いておらず、戦闘室は天板と後部ががら空きだったため生存性が低かったりと砲戦車としては問題だらけであった。

そこで開発されたのが本車両であり、簡素ながらも本格的な直接照準器を搭載し戦闘室も車体からはみ出したが密閉式になりホニⅠが抱えていた問題は撃発方式の問題を除き改善され本格的な対戦車戦闘用車両になったといえる。生産は19年以降に開始され終戦までに60~100両生産された。運用法としては三式中戦車の穴埋め用として三式中戦車と併用しともに砲戦車部隊に配備されることとなった。自走砲部隊に配備される計画があったが実現していない。

関連動画

三式砲戦車に関するニコニコ動画の動画を紹介してください。

関連商品

三式砲戦車に関するニコニコ市場の商品を紹介してください。

関連コミュニティ

三式砲戦車に関するニコニコミュニティを紹介してください。

関連項目

  • 大日本帝国陸軍
  • 軍用車両の一覧
  • 戦車

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
初音ミク[単語]

提供: ゲスト

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/07(日) 19:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/07(日) 18:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP