三遠ネオフェニックスとは、愛知県豊橋市を本拠地とするバスケットボールクラブ、及びBリーグに所属するプロバスケットボールチームである。
概要
| 日本のバスケットボールクラブ |
| 三遠ネオフェニックス |
| 基本情報 |
| 創設年 |
2008年 |
| 運営法人名 |
株式会社フェニックス |
| 所在地 |
愛知県豊川市 |
| バスケットボールクラブテンプレート |
|
bjリーグ(日本プロバスケットボールリーグ)参入を機に誕生したバスケットボールクラブである。
愛称の「ネオフェニックス(Neophoenix)」とは、"これまでの不死鳥は新たに再生を遂げ、バスケットボール界の新たな時代を力強く羽ばたいていく"という決意の表れである。元々の愛称は「フェニックス(Phoenix)」であり、"決してあきらめず勝利に向かって飛び続ける、不死鳥のように・・・"との願いを込められている。この愛称自体は、前身であるオーエスジー男子バスケットボール部として創設された頃から、親会社のオーエスジーの創業者一族によって付けられた(余談だが、「フェニックス」の愛称はオーエスジーが保有する他の実業団スポーツチームの愛称としても、また、同社製品のブランド名としても使用されている)。
また、地域名の「三遠」は愛知県東三河地方と静岡県遠州地方を合わせた地域の総称であり(※「"三"遠」とあるものの実は西三河地方は基本的に含まれない)、これはbjリーグ時代からホームタウンを隣県の地域である静岡県浜松市にまで拡げたことによる。これは浜松市の財界からの呼びかけによって実現した。よって2017年現在、唯一確認されているホームタウンの範囲を複数の県に跨って定めているチームでもある(※但しBリーグのルール上、正式なホームタウンは豊橋市のみである)。なお、公式サイトをよく観ると、長野県の南信州地方もちゃっかりクラブ活動範囲に入れている。
トップチーム略歴
| B1リーグ・東地区 |
| 三遠ネオフェニックス |
| 基本情報 |
| 創設年 |
1965年 |
| チームカラー |
フェニックスレッド/フェニックスイエロー |
ホームアリーナ
[☆:メイン] |
・豊橋市総合体育館[愛知県豊橋市]☆
・浜松アリーナ[静岡県浜松市]
・豊川市総合体育館[愛知県豊川市] |
| ホームタウン |
愛知県豊橋市 |
| 前身 |
浜松・東三河フェニックス |
| 主要獲得タイトル |
bjリーグ:3回
bj-KBLチャンピオンシップゲームス:1回
バスケットボール日本リーグ(新):1回
全日本実業団バスケットボール競技大会(旧):1回
全日本実業団バスケットボール選手権大会(旧):2回 |
| バスケットボールチームテンプレート |
|
- 1965年、オーエスジー株式会社男子バスケットボール部として創設。しかしリーグ戦に本格参戦したのは創設から20年経ってからである。1985年に愛知県実業団リーグに登録、11部からのスタートであった。
- 1997年、全日本実業団バスケットボール選手権大会(現:全日本実業団バスケットボール競技大会)初制覇。1998年も同大会を制し2連覇。
- 1999年、全日本実業団バスケットボール競技大会(現:全日本実業団バスケットボール選手権大会)を制して日本リーグ2部への昇格を決める。
- 2002-2003年シーズン、JBLスーパーリーグ初参入。この時の昇格同期が、後にbjリーグを誕生させることになる新潟アルビレックスBBである。
- JBLスーパーリーグ参入後、メキメキと頭角を表し、オールジャパン(天皇杯)では2度のベスト4を記録、そして2005-2006年シーズンではリーグ準優勝を記録する。
- その一方で、当時の実業団チームでは数少ない(ある意味唯一ともいう)プロ化に積極的なチームであった故に、同リーグ所属の他の実業団チームとの温度差(というか溝の深さ)もあった。そもそもJBLスーパーリーグ参入を果たす目的が、プロ化に積極的であったからに他ならない(bjリーグ誕生までプロ化を見据えたリーグがこのリーグしか無かったことにもよる)。
- 運命の2007-2008年シーズン、新JBLこと日本バスケットボールリーグ開幕に向けて名称を「オーエスジーフェニックス東三河」と改称し、初めて地域名を取り入れることになった。そして、その新JBL開幕前に『bjリーグへの転籍』を発表することになった。JBAに対して痺れを切らした格好である。
- この時、チームオーナーが"我々は30年以上日本連盟でプレーしてきたが、何も変わらなかった。プロリーグであるbjリーグに転籍すれば間違いなく変われる。"と『月刊バスケットボール』のインタビューで発言したというエピソードは、Bリーグ設立までの経緯を語る上で今でも外せないモノとなっている。
- bjリーグへ転籍し完全プロ化した最初のシーズンである2008-2009年シーズン。静岡県浜松市の財界からの誘いもあってホームタウンの範囲を拡大し、「浜松・東三河フェニックス」と改称。肝心のリーグ戦ではイースタン・カンファレンス1位、優勝プレーオフ3位とスタートダッシュに成功する。以降、bjリーグでは2連覇を含めた3度の優勝を記録し、韓国KBLとの日韓チャンピオンシップでも単独優勝を記録するなどする。
- 2016-2017年シーズン、活動地域の範囲を維持したまま、リーグのルールに従い正式なホームタウンを豊橋市のみに変更。現在に至る。
ホームアリーナについて
ホームタウンが愛知県豊橋市の為、メインアリーナが豊橋市総合体育館となっているが、クラブ独自の活動地域の範囲も相まって、静岡県浜松市の浜松アリーナと誕生の地である愛知県豊川市の豊川市総合体育館が主なサブアリーナとなっている。
その他、静岡県湖西市の湖西市複合運動施設アメニティプラザや同浜松市の浜北グリーンアリーナでのBリーグ開催実績を持つ予定となっている(※2017-2018年シーズンで2試合ずつ使用予定)。
なお、bjリーグ時代までに、愛知県蒲郡市の蒲郡市民体育センターや静岡県磐田市のアミューズ豊田・同県袋井市のエコパアリーナ、更には本来のホームタウンの範囲から漏れている愛知県岡崎市の岡崎中央総合公園総合体育館や静岡県藤枝市の静岡県武道館と、広範囲で各地での開催実績を積み上げている。
関連動画
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関連項目
- Bリーグ
- 愛知県 - 豊橋市(※東三河地方:メインホームタウン)/豊川市(※同:主なホームタウンの1つで誕生の地)
- シーホース三河/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(2チーム共に愛知ダービーの相手)
- 静岡県 - 浜松市(※遠州地方:主なホームタウンの1つ)
- オーエスジー(※親会社)
クラブ公式サイト
三遠ネオフェニックス 公式サイト
関連サイト