下痢とは (ゲリとは) [単語記事]

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※ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。

下痢とは、泥状、水様状の水分量の多い糞便が頻繁に排泄される状態のこと。

概要

実は腸には毎日8～10Lの水分が流れこんで来ている。食事由来の水分は2Lほどで、その大半は消化液によるものである。小腸が栄養素を消化吸収し、大腸が水分を吸収し、最終的に便にとして100mlくらいの水分が排出されているのである。

何らかの原因で消化液の量が増えたり、腸の消化吸収能力が低下したりすると腸管の水分量が増え、腸粘膜が刺激されることで蠕動が活発化。消化液を多く含む便が排出されることで肛門の粘膜が大ダメージを受ける。結果、我々は自分の運命を恨みながら腹痛や肛門の痛みにのたうち回ることになる。

大抵は食あたりや刺激物の摂りすぎで腸管が刺激されることが原因だったりするのだが、腸管粘膜障害を伴う疾患の場合もある。慢性的に続くのはもちろんよろしくないので専門医に相談を。

下痢だからと言って水分を取らないのはオススメしない。下痢ということは腸から十分に水分が吸収できていない状態であり、下手をしたら脱水症状に繋がる。下痢で失われる電解質や水分が補給できる経口補水液などで水分を取ることが推奨している。

軽度の下痢ならば、市販の胃腸薬で治療が出来る。が、O157や赤痢菌に代表される強毒性の細菌やウイルス等に起因する下痢は、症状を止めてしまうと逆に毒素が体から排出されなくなるため逆に体によろしくない場合がある。（最悪の場合、死に至るケースもある。）

また、血便（下血）を伴う下痢も止めるべきではないとされている。

体の構造上女性より男性の方が若干多い。（反対に女性は便秘が多い）

また、下痢で出された糞の事を俗に「ビチグソ」と呼ぶ。下ネタや罵倒の言葉として使われるが、基本的に品が無いので公の場では用いるのは控えた方がいいだろう。

ゲーム「ボンバーマン」シリーズではドクロ柄のアイテムを取ると爆弾が垂れ流しで設置されるマイナス効果が発生することがあり、俗に「下痢」と呼ばれる。