世界政府(ONE PIECE)とは (セカイセイフとは) [単語記事]

あのマークは四つの海と"偉大なる航路"にある
17 0国以上の加盟国の"結束"を示すもの……!!!
これが世界だ!!!!

世界政府とは、漫画「ONE PIECE」における架空の組織である。

概要

ONE PIECEの世界をまとめ上げる国際組織で、170 国以上の加盟国家を束ねる。ワノ国や万国(トットランド)など加盟していない国もあるため、現実に準えるなら国連に近い。
世界政府のマークは見出しのイラスト上部にある5つの●が十字のラインで繋がった記号であり、●はそれぞれ5つの海域とその加盟国を意味しており、世界各地の加盟国の結束を表現したもの。世界政府のマークが刻まれた旗を傷つける行為は政府への宣戦布告を意味しており、劇中ではそげキングがエニエス・ロビーにある旗を燃やした行為がそれにあたる。
ルフィ等の海賊組織に対抗する海軍などの軍事組織のほか、諜報機関のサイファーポール(CP)や司法機関のエニエス・ロビーなどを統括し、さらに王下七武海と呼ばれる世界政府公認の海賊制度も管理していたが、こちらは世界会議にて廃止された。
800年前に20人の王がシャボンディ諸島で創設したのが世界政府の始まりとされており、マリージョアのパンゲア城には王達が立てた「たった一人の王などいない」という誓いの象徴であり誰も座らない事が平和の証となっている「虚の玉座」が存在する。創設当時は「空白の100年」と呼ばれる時代にあったが、空白の100年及び政府創設の経緯に関する調査には例外なく死罪が適用される。世界の歴史が書かれた歴史の本文(ポーネグリフ)に創成に関する情報が記載されている可能性は高いが、これの解読が表向きは「古代兵器の悪用を防ぐため」という名目で禁止されているため、成立の背景については謎なところが多い。今後のONE PIECE 本編の展開で明らかになっていくと思われる。

黒ひげ海賊団によるインペルダウン LEVEL6囚人大量脱獄を市民の身の安全等二の次で非公表措置を取るよう下に命じたり、麦わらの一味によるバロックワークス討伐を海軍の手柄に差し替えドンキホーテファミリー討伐の件に対しても同様の措置を取ろうとしたり(こちらは海軍本部大将イッショウの独断で阻止された)、他にもオハラに対するバスターコールやシャボンディ諸島における人身売買黙認など、不都合な事は情報操作や民間人の被害を厭わぬ武力行使を以って徹底的に隠蔽して保身に走るという腐敗した体制が作中で幾度も露呈している。
また、政府非加盟国を七武海による略奪行為の対象と定めている(後述する天上金を経済的に支払えない為に加盟できないといった事情があろうと関係なし)事やテキーラウルフでの一件などから、政府に加盟しない存在はいかなる弱者であろうと蹂躙してしかるべきという狭小かつ傲慢な姿勢が垣間見える。
これらの身勝手な主義・思想・体制がモンキー・D・ドラゴン率いる革命軍の結成に繋がっている。

主な加盟国

現在の加盟国は170以上。

ゴア王国
東の海・ドーン島にある国家。現国王はサボの義弟ステリー。
東の海で最も美しい国と呼ばれているが、それは中流階級上の民のみが住まう中心部を囲う石壁の外に投棄された大量のゴミで埋め尽くされているスラム「不確かな者の終着駅(グレイ・ターミナル)」という代償の上に成り立つ仮初めのものに過ぎず、ドラゴンからは「世界の未来の縮図」と評されている。
国の辺境には我らが主人公モンキー・D・ルフィの故郷であるフーシャ村が存在する。
アラバスタ王国
偉大なる航路前半・サンディ島にあるネフェルタリ家が統治する砂漠国家で、ネフェルタリ・ビビの故郷。「アラバスタ編」(原作巻十七～二十三、アニメ93～130話)の舞台。現国王はビビの父である第12代国王ネフェルタリ・コブラ。
元々ネフェルタリ家は世界政府創立に関与した20の王家の一つだったが、当時の女王であるネフェルタリ・D・リリィに何かしらの思惑があったのか唯一聖地マリージョアへ居住せず現在に至っている。この事から五老星は彼等を「裏切り者」と称している。
古代兵器プルトンの入手を目論む元七武海クロコダイルが率いる秘密結社バロックワークスの手引きによる反乱で国家存亡の危機に陥るが、麦わらの一味の活躍により解決。しかし世界会議の最中、歴史の真相に迫ろうとしたコブラがイムに暗殺されるという衝撃的な事件が発生してしまう。
サクラ王国
偉大なる航路前半・ドラム島にある常冬の国で、「冬島編」(原作巻十五～十七、アニメ78～92話)の舞台。現国王はドルトン。
嘗てはドラム王国という世界にその名を轟かせる医療国家だったが、ワポル政権下によるお抱えの医師団「イッシー20」を除く既存の医師ほぼ全員を追放する医者狩りおよび黒ひげ海賊団の襲撃という国内外双方からの悲劇に見舞われ壊滅的打撃を受けてしまう。この際黒ひげ海賊団に怯えをなして国外逃亡していたワポルが後に帰国して再び悪政を敷こうとするも、麦わらの一味に退治されたことで嘗ての王政は完全に消滅。ワポル不在時に国を守っていた元配下のドルトンが代表となり国の再建に尽力する事となった。トニートニー・チョッパーの故郷。
ウォーターセブン
偉大なる航路前半にある、造船業が盛んな都市。「ウォーターセブン編」(原作巻三十四～三十九、アニメ229～263話)および「さよならメリー号編」(原作巻四十四～四十六、アニメ 307～325話)の主要舞台。ONE PIECEの世界では珍しく代表者(市長)を選挙で決定する共和制であり、現市長は造船会社ガレーラカンパニー社長アイスバーグ。
島全体が一つの街を形成し島中を水路が通っており、「水の都」の異名を持つ。毎年発生するアクア・ラグナという高潮による水害や現在進行形で続いている島の地盤沈下といった地理的な問題を抱えており、アイスバーグは対策として島ごと船に改造する計画を考えている。麦わらの一味の二代目海賊船サウザンドサニー号誕生の地であり、フランキーにとっては第二の故郷とも言うべき街。
リュウグウ王国
マリージョアの真下の海底約10Kmにある魚人島を統治する人魚族の国家。「魚人島編」(原作巻六十一～六十六、アニメ517～574話)の舞台。現国王はネプチューン。約200年前に締結された魚人や人魚に対する差別撤廃等の条約を機に政府に加盟した。
地理的な関係上、マリージョアを経由しない場合は偉大なる航路前半と新世界を行き来する際に必ず経由しなければならず、特に海賊や反政府分子にとってはこれが唯一の手段となる。2年前迄はエドワード・ニューゲートがこの島をナワバリとして他の海賊や人攫いから守っていたが、頂上戦争による死後は上納品のお菓子を引き換えとして四皇シャーロット・リンリンのナワバリとなる。
人類を憎悪するホーディ・ジョーンズ率いる新魚人海賊団がフライング海賊団と結託してクーデターを引き起こすが、2年の修業を経て再集結した麦わらの一味によって鎮圧された。200年ぶりの世界会議出席のためにマリージョアを訪問した際は王女しらほしがあわやチャルロス聖の奴隷にされかけたが、ミョスガルド聖により事なきを得た。
ドレスローザ王国
新世界にある「愛と情熱とオモチャの国」改め「愛と情熱と妖精の国」で、「ドレスローザ編」(原作巻七十～八十、アニメ629～746話)の舞台。現国王はリク・ドルド3世。
リク家は元七武海ドンキホーテ・ドフラミンゴの祖先であるドンキホーテ家がマリージョアへ移住する際に王権を譲渡されこの国を800年にわたり統治していた一族であり、その間一切の戦争を行わなかった事からドレスローザは「平和の象徴」となっていた。しかし10年前に帰還したドフラミンゴ率いるドンキホーテファミリーにより乗っ取られてしまい、それからというものドフラミンゴ主導による兵器の闇貿易で戦争の火種を撒く諸悪の根源と化していた。
現在は海賊同盟をはじめとするレジスタンス勢力によりファミリーが討伐され再びリク家の統治下に戻り、人間と小人族が平和に共存する国に生まれ変わった。
悪ブラックドラム王国
ドラム王国(現サクラ王国)を支配していたワポルがルフィとの戦いによって追い出された後、バクバクの実の能力で富を得て南の海で新たに建国した国家。
花ノ国
ドレスローザの遥か東に位置する西の海の国家。読みは「かのくに」。麦わら大船団に参加した八宝水軍はここの出身。
ドンキホーテファミリー壊滅前はドレスローザから武器を密輸入していた国の侵攻を受け戦争状態にあった。
ソルベ王国
南の海の国家。革命軍幹部で元七武海のバーソロミュー・くまが嘗て国王を務めていた。
ジェルマ王国(元加盟国)
北の海所属。世界唯一の国土を持たない海遊国家で、巨大な電伝虫の船を連結して国の形を成している。サンジの故郷であり、現代表はサンジの父ヴィンスモーク・ジャッジ。
世界中から恐れられている軍隊「ジェルマ66」を保有しており、国民の大半はジェルマ所属のクローン男性兵士が占めている。
北の海の覇権を握るべくビッグ・マム海賊団との同盟締結を狙いサンジをシャーロット家に婿入りさせる予定だったが、リンリンがジェルマの兵力と科学力をいただいた後は用済みとしてヴィンスモーク家を抹殺する予定だったため決裂。この一件が公になった事で世界政府から除名された。

世界会議(レヴェリー)

マリージョアで4年に一度、加盟国のうち代表として選出された50か国の首脳が参加して1週間にわたり世界情勢に関する議論を交わし今後の指針を決める会議。ホールケーキアイランド編後の幕間(原作巻九十、アニメ第878～889話)ではこの世界会議に関する話がメインとなる。議長は毎回持ち回りになっており、作中の世界会議ではバリウッド王国国王ハン・バーガーが議長を務めた。
国毎の情勢や価値観の違いから些細なことで張り合いが起きやすい為穏便な会議に収まる事はそうそう無く、最悪の場合はここでのやり取りが戦火の引き金になりうる。

関連組織・人物

世界貴族

世界政府を創設した20の王のうちマリージョアへと移住した19人の末裔。作中ではもっぱら「天竜人」と称される。
男性は「え」、女性は「アマス」という独特の語尾をつけて話すほか、男性には「聖」、女性には「宮」という敬称がつく。一般人を「下々民（しもじみん）」と称して見下しており、彼らと同じ空気を吸う事すらも恥として宇宙服のような防護服やカプセル状のヘルメットを身に着けている。海軍本部大将およびCP0は彼らにとって直属の配下に位置付けられており、モンキー・D・ガープが伝説の海兵と称されるほどの実力者でありながら大将の地位に就こうとしないのは世界貴族と相容れない彼にとってこの主従関係が受け入れ難いものであるため。
常軌を逸した治外法権を与えられており、他者を殺傷したり奴隷として使役しても何ら御咎め無し(たとえ加盟国の王族であろうが例外ではない)で、これらの行為を彼らは当たり前の習慣と捉えている。逆に危害を加えた者に対しては大将が率いる軍艦を派遣して制裁を加える事が可能。また、加盟国は世界貴族に対して天上金という税を納める事が義務付けられており、これが原因で財政が悲鳴を上げ飢餓で国家が滅亡した事例もあるほど。
上記の常識はずれな権限は長い年月の経過による権力の暴走が積み重なった結果であり、世界貴族の多くは幼少からの歪んだ教育により傲慢とエゴが人の形を成したような傍若無人の権化と化している。自らを神と信じて疑わないその横暴さは一般市民から「数百年分の世界の恨み」と言わしめるほどに忌み嫌われており、政府関係者にも強い嫌悪感を抱く者が少なくない。
身分証明書代わりのチップを政府に返上することで地位を捨てて一般市民として暮らす事もできるが、それは世界貴族がいうところの"下々民"になることを意味しており、権力に傘を来た連中ばかりの彼等があえてそのようなリスクを背負ってまで現状の立場を放棄する事は皆無に等しいと言っていい。仮に地位を捨てた場合ホーミング聖がそうであったように市民からすれば積年の恨みをぶつける格好の的となる(ホーミングの場合は政府そのものに禍根のある非加盟国を移住先にしたことも大きいが)。
ドンキホーテ一族は上述したホーミング聖、オトヒメの影響で特有の傲慢な思想から足を洗い奴隷を所有していないミョスガルド聖、海賊に鞍替えしたドフラミンゴといった異色の人物が多いことから、他の一族からは変わり者と見なされている。

五老星

主に本編の幕間で登場する、表向きは世界政府および世界貴族の最高位に位置付けられている老年男性五人組。パンゲア城にある「権力の間」で世界情勢等に纏わる議論を交わし海軍やCPに対して指示を出している。各々が「〇〇武神」という肩書を持ち、世界政府に纏わる事項の管理を行っている模様。世界貴族の中でも別格の存在に位置付けられており、基本的に准将以下の海兵は目撃しただけで抹殺され謁見すら許されない。
他の世界貴族のような独特の恰好や口調ではなく、ましてや奴隷を所有している様子もない。しかし基本的に人命を虫けら同然に軽視している点は他の多くの世界貴族と大差なく、ポーネグリフを解読して歴史の真実に触れようとしていたオハラへのバスターコールを命じたように、世界政府視点でのの現在の均衡を保つために時には多くの犠牲を生む強硬手段も辞さない姿勢を取る。なお後述のイムが指揮権を握っており、失態を犯した際にはイムによる粛清による除名、死亡に追いやられる。
世界会議の最中、マリージョアを訪問したシャンクスと会談を行っている。仮にも政府にとって最大級の脅威たりうる四皇の一角にもかかわらず、「君だから時間を取った」として話し合いに応じている。果たして彼等の間にはどのような繋がりがあるのだろうか?
メンバーは以下の五名で、少なくとも20年以上前から同じ顔触れ。いずれも太陽系惑星に由来する名前を持ち、歴史上の偉人が元ネタとされる(上から順にミハイル・ゴルバチョフ、マハトマ・ガンジー、カール・マルクス、エイブラハム・リンカーン、板垣退助)。名称判明前にWT100のエントリー時に表記されたアルファベット(A～E)の準に記載する。

戦闘時に異形の姿に変化し、5人全員が幻獣種の動物系悪魔の実の能力者である。いずれも悪魔の実の覚醒時に発現する雲状の衣を纏い、五老星を示す魔法陣を用いて遠方からでも馳せ参じる事が出来る。

トップマン・ウォーキュリー(声：平野正人)
法務武神。白い口髭を蓄えた痣のあるスキンヘッドの男。戦闘時は封豨に変化する。
イーザンバロン・V・ナス寿郎(声：緒方賢一)
財務武神。眼鏡と白い和服を身に着け、鬼徹と思しき刀を所持するスキンヘッドの男。戦闘時は馬骨に変化し、刀を用いる為の半獣化も可能。
ジェイガルシア・サターン(声：野田圭一)
前・科学防衛武神。ドレッドヘアが特徴の白髪の男。空白の100年の研究をしていたベガパンクを始末する為ボルサリーノの艦隊に乗船してエッグヘッドに姿を現した。戦闘時は牛鬼に変化する。
エッグヘッド事件の失態を受け五老星を除名、イムにより粛清され死亡。
シェパード・十・ピーター(声：増谷康紀)
農務武神。金髪・顎鬚を持つ褐色肌の男。戦闘時はサンドワームに変化する。
マーカス・マーズ(声：園部啓一)
環境武神。長い髭と髪を生やした白髪の男。戦闘時は以津真天に変化する。
フィンガーランド・ガーリング(声：山路和弘)
現・科学防衛武神。三日月のような形状の髪と髭を持つ。サターン聖除名後、空席となった五老星に着任。現メンバーの中では最も若手。

イム

パンゲア城に居を構え五老星のさらに上位に君臨する存在で、本来ならば何人たりとも座る事が許されぬ「虚の玉座」に座する謎の人物。普段はパンゲア城の「花の部屋」に滞在している。五老星とのやり取りを見るに、今まで自身或いは政府にとって排除すべき脅威となりうる存在を提示し、彼らにそれを伝えてきた模様。一人称は「ムー」、二人称は「ヌシア」で、ミンク族の様に独特の呼称を用いる。
花の部屋ではルフィとマーシャル・D・ティーチの写真を切り裂き、しらほしの写真に剣を突き立て「裏切者」の末裔たるビビの写真を手に取っていた。この様子からDの一族や古代兵器等に対して何らかの情報を有している可能性も考えられる。世界政府を立ち上げた最初の20人の王の一人に「ネロナ・イム」という人物がおり、サボはこれが現在のイムと同一人物、つまり何百年も前から生きている存在であると目している。
世界会議の折、五老星がコブラからリリィの消息およびDの一族に関する追及を受けている場面に姿を現し、真相を知られまいとコブラを暗殺し、その罪を乱入したサボに擦り付けた。
恐らく動物系幻獣種の能力者と思われ、五老星同様異形の姿に変化する事が出来る。自然系能力者であるサボに対し普通にダメージを与えられるため、相当な覇気を有している事が伺える。

世界政府全軍総帥

世界政府の軍事組織全般を統括する人物。現在の担当者は元海軍本部元帥コング。この役職から海軍以外の軍隊の存在が示唆されてはいるものの、その詳細は現在明かされていない。

海軍

世界政府直属の海上治安維持組織。中核である海軍本部は世界政府三大機関の一つにして、四皇及び王下七武海と並ぶ世界均衡を保つ三大勢力の一角。2年前はセンゴクが最高位の元帥を務めていたが、頂上戦争後に一線を退き、現在はサカズキが大将から昇進する形でそのポストに就いている。
頂上戦争終結後にサカズキの意向で実施された世界徴兵による大規模な戦力補充が行われ、現在はイッショウやアラマキといった強力な海兵が新たに加入している。

サイファーポール

政府直属の諜報機関。通称CP。主に政府の為の情報操作や革命軍をはじめとする反政府分子の調査を任務とする。
全部で「CP0～9」の10部署が存在する。

CP0
天竜人こと世界貴族直属の部署。「サイファーポール”イージス”ゼロ」と称される。世界貴族の威を借りて海軍の意にそぐわない行動も辞さない為、サカズキには「天竜人の傀儡」と唾棄されている。現総監は元CP9 メンバーのロブ・ルッチ。それ以外には他の元CP9 メンバーやトットランドのお茶会に参加した"歓楽街の女王"ステューシー等が所属している。
CP1～8
基本的な部署。
CP9
「闇の正義」の名のもとに暗躍する非公表部署。政府にとって危険因子たりうる存在を始末する暗殺部隊であり、殆どのメンバーが六式という体技を会得している。また、一般市民であれど政府に非協力と判断すれば殺害できる特権を持ち、一部のメンバーが長らく潜入していたガレーラカンパニーの社長アイスバーグもその毒牙に危うくかかりかけた。
2年前ニコ・ロビンを巡る麦わらの一味との攻防戦に敗れ、当時の司令長官スパンダムにバスターコール誤発動の件で残りのメンバーが濡れ衣を着せられたが、スパンダムの後ろ盾である父スパンダインが病気になったことで権威が弱まったことに加え、ルッチ達の戦力としての評価からこの件は不問となった。現在はここに所属していた者質が軒並みCP0に転属している。