世界樹のあのねとは (セカイジュノアノネとは) [単語記事]

『世界樹のあのね』とは、数多の世界樹の迷宮プレイヤーに愛されている聖書とも言える同人誌(18禁)である。
転じて、世界樹の迷宮で触手系の敵にヤやられてしまったりそれに関連する事を「あのね」「あのねされる」という事もある。また、キャラクターが何気なく発する「あのね」という単語に敏感に反応してしまうプレイヤーも一定数いるようだ。

概要

世界樹同人といえばこれ無しには語れないほどのシリーズ。作者はサークル「かぜうま」の南☆氏。
なお、氏の18禁同人誌は今のところ全て○○のあのねというタイトルになっている。
2017年8月現在『世界樹のあのね28後編』まで発行されており、前後編のものや派生作品も合わせると、「世界樹のあのね」シリーズの総数は36冊である。(下記参照) また、『世界樹のあのね1』が2007年に発行されてから10周年を迎えた。

君が既に成人済みであれば、即売会や同人誌ショップに赴いて購入してもいいし、通販サイトで手に入れてもいい。中古同人誌を取り扱う店舗で探してみるのも自由だ。

『世界樹のあのね20』までの過去作品は総集編(1～5・6～10・11～15・16～20)がそれぞれ発行されている。いずれも150ページを超える大ボリュームとなっており、過去作品を手に入れられなかった人はこちらの購入をオススメする。
※ただし総集編の発行自体は2011年～2013年であり、2017年現在新品での入手は非常に困難である。

純愛、強姦、異種姦と色々なシチュエーションを取り揃えている。
特に世界樹の迷宮本編でも様々な触手モンスターが登場するだけあって、異種姦の人気は高い。

悲惨な展開が多い一方で夢オチや妄想オチも多いが、これらは胸をなでおろしたい人向けで、
君はそのページを見なかったことにしてもいいし、いっそ黒く塗りつぶすのも自由だ
(あのね12あとがきより引用)

以下に各巻の表紙のキャラとおおまかなあらすじを紹介する。

世界樹のあのね(2007年4月22日発行)

表紙はレンとツスクル、裏表紙はデフォルメおさげカスメ、姫子、ロリバド子、眼鏡ケミ、メディ子、シリカ。
触手に襲われるレンを助けたPTのパラディンに、ツスクルがお礼をしにくる話。この他、裏表紙のキャラのラフ絵もある。

世界樹のあのね2(2007年6月17日発行)

表紙はメディ子、おさげカスメ、眼鏡ケミ。裏表紙はパラ子、地味レン子、ロリバド子。
赤ソド男がメディ子といちゃいちゃしたり、パラ子地味子眼鏡ケミがアルルーナに犯されたりする話。この他、ロリバド子やおさげカスメの漫画も収録。

世界樹のあのね3(2008年2月10日発行)

表紙はガン子とロリバド子、裏表紙はデフォルメガン子。
ガン子が触手に襲われ、その事を慰めようとするおっさんパラと結ばれたり、それを隣の部屋で聞いていた青ソドとロリバド子も始めちゃったりする話。

世界樹のあのね4(2008年3月30日発行)

表紙は金ドク子、赤ソド子、ブシ子、ガン子、メディ子、裏表紙はデフォルメ金ドク子。
赤ソド、ブシ子、ガン子、メディ子が採取中にああっと！で出現したラフレシアに襲われ、助けを呼ぶために1人で逃げた金ドク子もクロウラーに襲われてしまうという、IIではありがちなお話。

世界樹のあのね5(2008年4月20日発行)

表紙はデコドク子、姫ブシ子、眼帯レン子、ドリ子、眼鏡ガン子。裏表紙はデフォルメ薬泉院の助手。
スキュレーが表紙の5人をぐちょぐちょにする。デコドク子多め。この他、薬泉院の助手がレッドフィッシュに襲われる話も収録。

世界樹のあのね6(2008年6月15日発行)

表紙はガン子、裏表紙はデフォルメ刺青カスメ。
ブシ男と喧嘩別れしたガン子を、黒ダクが快感をペイントレードできるように調教した刺青カスメを使い襲おうとする話。今回も純愛物。

世界樹のあのね7(2008年9月21日発行)

表紙はメディ子、裏表紙はメディ子とデフォルメパラ男。
初体験が上手くいかないメディ子とショタパラが紆余曲折あってなんとか結ばれる話。今回はメディ子も「ショタパラも」カボチャに襲われるという触手スキー向けのシチュが収録されている。

世界樹のあのね8(2009年2月8日発行)

表紙・裏表紙はおさげカスメ、ブシ子、金ドク、メディ姉、パラ子。
女だけで樹海に入ってしまった表紙の5人が、冒険者を売り物にしようとする男に捕まって襲われる話。
筆者的にはシリーズ最高傑作。52ページという特大ボリュームで、デコソドや黒パラ子も登場する。

世界樹のあのね9(2009年3月29日発行)

表紙はドリ子、裏表紙はデフォルメドリ子。
全編ドリ子。ドSなドリ子が金バドを手篭めにしたり、逆に金バドが用意したカボチャに襲われたりする話。

世界樹のあのね10(2009年9月27日発行)

表紙・裏表紙はロリバド子、地味レン子、ガン子、眼鏡ケミ、姫ブシ子。
前者の3人が獣人型の魔物に襲われたり、後者の2人がカボチャに襲われたりする話。
I・II最終作となるためか、ダク姉やアーテリンデなど、今まで出番が少なかったキャラの絵も収録されている。

世界樹のあのね11(2010年4月11日発行)

表紙は紫ゾディ子。この作品以降は世界樹IIIのキャラがメインとなる。
徹底して甘々な長髪プリ×紫ゾディ子の純愛物。夢オチではあるが今回も触手は完備。
この巻も52ページという特大ボリューム。

世界樹のあのね12(2010年6月27日発行)

表紙はゆるふわゾディ子、裏表紙はデフォルメゆるふわ、アリスファマ、眼鏡モンク。
眼鏡モンクが気功でツンツンした性格のゆるふわゾディを手篭めにするお話。アリスファマ子も登場する。

世界樹のあのね13(2010年7月25日発行)

表紙・裏表紙はツインテファラ、モン子、ビス姉、バリ子、黒ウォリ子。
アルルーナがあのね2から再登場。表紙の5人を触手やキスで襲う話。

世界樹のあのね14(2010年10月24日発行)

表紙は赤モン子、裏表紙はデフォルメオランピア、恒星亭の娘。
赤モン子が暴漢に襲われたり、恒星亭の娘から抽出したデータを用いてオランピアがﾁｷﾁｷされたりするお話。

世界樹のあのね15(2011年4月17日発行)

表紙は金プリ、キノコファラ。
海賊に囚われたファラと金プリが海賊にヤられちゃうお話。また、かなり意外なところからゲストキャラが登場する。

金プリ、キノコファラ、おっパイという編成はこの直前に発行された全年齢対象作品の「プリンセスマーチ」と同じだが、今作とは直接関係ない様子。ちょっと残念

世界樹のあのね16(2011年6月19日発行)

表紙はグン子さん。
異海の胸甲兵達に敗北し、そのままやられちゃう話。触手、妊婦表現あり。パイ姐も孕んでる。そして地味に夢オチ無し。

世界樹のあのね17(2011年10月23日発行)

表紙はフルベとヒイラギ。初の表紙からエロ絵。
フルベとヒイラギがミミズやならず者にひどい目に合わされる話。

世界樹のあのね18(2012年1月22日発行)

表紙はビス子。
無知なビス子が興味本位でおっさんファラと交尾しちゃう話。褐色ってエロいな！シンにあのねされるギルドの漫画も収録。

世界樹のあのね19(2012年4月15日発行)

表紙はシノビ子。
自身の分身共々、紫プリンセスの玩具にされちゃうお話。

世界樹4発表記念のあのね(2012年4月15日発行)

表紙はツインテフォト子。「世界樹の迷宮IV」発売発表記念の特別版であり、シリーズ初のフルカラーである。
ツインテフォト子、黒髪ソド子、ポニテスナ子、桃ダン子、眼鏡メディ子が触手にあのねされる、いつものお話。

世界樹のあのね20(2012年6月24日発行)

表紙はグン子。本作が世界樹IIIキャラの最終作となる。
女を捨てたと言うグン子にグートルーネ姫が触手で色々教えてあげるお話。『迷宮(薄い本)の洗礼』を受けるししょーとメディ子の漫画も収録。

世界樹のあのね21(2013年2月11日発行)

表紙は桃ダン子のアナザーカラー(金髪褐色)。本作から世界樹IVのキャラがメインになる。
「あなたとするの飽きた」と言い出した金髪褐色ダン子が赤髪スナに無理やりされちゃうお話。

世界樹のあのね22前編(2013年4月14日発行)・後編(2013年6月23日発行)

シリーズ初の前後編もの。表紙は前編がスナ子、ルン子、シカ子、眉メディ子、ソド子、フォト子。後編がフォト子のみ。
麻痺の香で痺れさせられたギルドメンバーが調教されるお話。前編ではスナ子、ルン子、眉メディ子が、後編ではフォト子が調教される。

新世界樹のあのね(2014年2月9日発行)

表紙はフレドリカ、ラクーナ、ローザ。
ラクーナとローザの行為を目撃してしまったフレドリカが、お酒の勢いで巻き込まれて目覚めさせられちゃうお話。ハイランダーの血の暴走漫画も収録。

世界樹のあのね23(2014年4月13日発行)

表紙はウーファン。
「なんでもする」と言ってしまったウーファンが荒くれ者の餌食になり、他のミス子達やシウアンも一緒に巻き添えになっちゃうお話。

世界樹のあのね24(2014年10月26日発行)

表紙は桃ダン子。
モンスターに襲われ麻痺毒を負った桃ダン子が、通りすがりの冒険者に気球の中で徹底的に教え込まれちゃうお話。

世界樹のあのね25(2015年2月8日発行)

表紙は桃シカ子。
純情逆髪フォトとボクっ娘桃シカ子の純愛物。巻末にNPCのイラストを収録。

新世界樹2のあのねそふと/はーど(2015年6月15日発行)

表紙はアリアンナとクロエ。『そふと』と『はーど』で内容が異なる。
『そふと』はファフニール＆アリアンナの純愛、ベルトラン＆クロエの興味本位ックス。『はーど』はアリアンナとクロエがスキュレーにあのねされちゃうお話。なお、フラヴィオの出番はほとんどない。

世界樹と不思議のあのね(2015年10月4日発行)

表紙はフーライ子。
フーライ子、おさげカスメ、パラ子、メディ子が罠に嵌められて、琥珀を使った薬で堕ちちゃうお話。

世界樹と不思議のあのねねくすと(2015年12月31日発行)

表紙はフーライ子。前作「世界樹と不思議のあのね」の続編。
前作で薬漬けにされてしまったフーライ子が完全に屈服させられちゃうお話。

世界樹のあのね26(2016年7月3日発行)

表紙は桃ダン子(アナザーカラー)と褐色ダン子。本作が世界樹IVの最終作となる。
姉妹の2人が助けたはずの冒険者に無理やりされちゃうお話。そしてその冒険者と姉妹2人は…。

世界樹のあのね27(2016年10月10日発行)

表紙は片目ネクロ子。本作から世界樹Vのキャラがメインになる。FOEに襲われ味方3人が死に、2人きりになってしまったネクロ子と赤髪ドラが死の間際に互いを求め合うお話。絶望的な状況だが純愛物である。

世界樹のあのね28前編(2016年12月31日発行)・後編(2017年2月26日発行)

表紙は前編後編共に白髪ウォーロック、ツインテフェンサー、ツインテシャーマン、緑髪マスラオ、桃髪ハーバリスト。ハーバリストの特製ハーブでキメさせられちゃうお話。前編ではハーバリスト以外の4人が、後編ではハーバリストも一緒にさせられちゃう。妊娠表現有り。

その他のあのね

世界樹との類似点が多く見られるセブンスドラゴンでも4冊作られているほか、サモンナイト、初音ミク、禁書目録、リメイクFF3などのあのねも存在する。2015年にはグラブルのあのねも発行された。

特にセブンスドラゴンの1作目であるナナドラのあのねでは、なんと
世界樹シリーズのキャラクターデザインを務める日向悠二氏がゲストとして参加している。

そして世界樹スタッフによる新作であるノーラと刻の工房のあのねも2011年10月23日のサンクリ53で発行された。

世界樹のあのね 単語

概要