人類は衰退しました 単語


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ジンルイハスイタイシマシタ

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人類は衰退しました』(じんるいはすいたいしました)とは、田中ロミオによるライトノベル作品である。

イラストは山﨑透が担当していたが、後に戸部淑に交代。
新装版はイラストが差し替えられている。

概要

ガガガ文庫(小学館)より連載。2007年5月24日に第1巻が発売。
主人公の『わたし』の視点で進む、衰退が進んだ人類と新人類である妖精さんとの交流や彼らが巻き起こす騒動を描いた物語である。
ゆったりした文体で話が進むため一見癒し系な印象を受けるが、パロディやオマージュが多数織り込まれていたり、黒いネタや難解なネタがあったりと、非凡な作品に仕上がっている。
また、固有名詞が登場しないのも特徴で、登場人物は見た目や役割等で呼ばれている。

2012年4月10日現在、既刊6巻。
刊行ペースは遅く、当初は年2冊だったが現在は1年に1冊といったところである。
前述の通り現在はイラスト担当が代わっているが、新刊が出ていないため戸部淑版のみの巻は今のところ存在しない。

2011年2月に、アニメ化が決定したことが発表された[1]。2012年7月に開始予定である。
制作はAIC ASTAで、新装版のイラストを元にしたキャラクターデザインになっている。

あらすじ

人類が衰退してはや数世紀、世界は既に新人類である『妖精さん』のものになっていた。
人口の減少の煽りを受け入学者・在校生が年々減り廃校となった学び舎を卒業した『わたし』は、『妖精さん』と旧人類の仲を取り持つ調停官として働く祖父と共に働くために彼が住む里に戻った。
『高齢の祖父が現役で勤めているのだから楽な仕事だろう』と思っていた彼女だったが…。

主な登場人物

わたし(CV:中原麻衣)
本作の主人公であり語り手。両親を早くに亡くし、少女時代を人類最後の教育機関となる学園と寄宿舎で過ごした。
卒業後は祖父の元仕事をするべく彼の住むクスノキの里に戻るが、そこで様々な騒動に巻き込まれることになる。
ロングヘアで長身な風貌と穏やかな顔立ちを併せ持っているため、たおやかな深窓の令嬢のような印象を受ける。
極度の人見知りだが、緊急時ならば目的達成のために使えるものは徹底的に使う逞しい一面もある。
寄宿舎時代に本で学んだお菓子作りが趣味で、妖精さんにも大好評。
積極的に接触を行なっていることもあり妖精さんの間では有名でお菓子をねだられることも多いが、彼女は彼女で妖精さんの能力を活用しているのでWin-Winな関係である。
とはいえ、妖精さんは予測もつかない行動を起こすことが多いため対応に悩まされることも少なくないのだが…。
本人は自分をインドア派と考えているが、仕事や周囲の命令で体を張る羽目になることが多い。
祖父(CV:石塚運昇)
クスノキの里で長いこと調停事務所長を勤めている、『わたし』の祖父であり唯一の肉親。妻とは既に死別している。
元学者で様々な知識を持っている知恵者だが、基本的に趣味人であり仕事よりも狩猟や釣りを楽しんでいることが多い。
 相当な老齢のはずだが頻繁に野外で狩猟活動を行なっているためか、年不相応に頑健。(環境の問題もあり収穫はそこまで多くないが)
骨董品的な武具や機械を集めるのも好きで、倉庫には現在では作ることが出来ない貴重な品物が多数しまってある。
幼少時の『わたし』は厳しい彼のことを苦手に思っていたが、現在は時折無茶な発言や行動に呆れられることがあるものの概ね良好な関係を築いている。
助手さん
祖父の部下として働くアロハシャツを着た小柄な少年。全く喋らず、肌身離さず持ち歩いているスケッチブックで意思疎通を行う。
無口なため一見暗い印象を抱くかもしれないが、珍しい道具を見てはしゃぐ男の子らしい一面もあり。
彼が描くイラストは遠近を意識していないものだったり、ブラックユーモアが織り込まれたものと実に特徴的である。
『わたし』とは仲が良く、アイコンタクトで意思を伝えることが出来る。
妖精さん
新人類であり、現在の世界を支配している人々だが、見た目は10センチ程度のころころした可愛らしい存在。
大勢の旧人類の前では基本的に姿を現さない。
記憶力に乏しく舌足らずな喋り方をするため子どもが話しているような印象を受けるが、割りと黒い発言をすることも。
旧人類では足元にも及ばない驚異的な技術力と知能を持ち、がらくたのような素材から物理法則や常識を軽く無視している道具をごく短時間で作ることが出来る。
生命力も非常に高く、生存に食料が必要なく過酷な環境にも適応できる。
そんな彼らが大事にしているのは『面白いこと』であり、興味を引くものを見つけると増殖を始め、目的の遂行のために一心に作業を行う。
彼らがその気になれば街や文明を作り上げることも可能だが、面白いかどうかが価値基準であるため早々に飽きて投げ出すことも多い。
種族としての弱点は、身の危険を感じたりびっくりしたりすると丸まって動かなくなってしまうこと、電磁波を浴び続けると欝のような症状が起こることなど。
『わたし』は彼らが自作することが出来ない嗜好品であるお菓子を作ることが出来るため非常に仲が良く、彼女のために協力することも少なくない。

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関連項目

  • 小説作品一覧
  • 田中ロミオ
  • ガガガ文庫

脚注

  1. *田中ロミオ氏原作の『人類は衰退しました』、アニメ企画進行中」 マイコミジャーナル、2011年2月18日。

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