全方位土下座外交

全方位土下座外交とは、国家外交手段のひとつである。
主に列強国に包囲された弱小国の生存術として用いられる。

概要

　列強国家郡に自国を包囲された弱小国家が何とかかんとか自国の文化と領土を守るために、列強国家の要求に対して犬のように尻尾を振り続ける外交手段である。

スパ帝の常套政策

　この外交手段を用いる政治的指導者にスパイ経済で名を馳せた「スパ帝」と呼ばれる指導者がいる。
　彼は自国の国力が他国に満たないことを認められる現実主義者であり、戦争状態になっては勝てないと踏むとどんな不当な要求であっても必ず屈する外交手腕を持つ。しかし、侮ってはいけない。外交の場に合って彼は帽子をつばが横を向くようにして被っている。だが、彼が土下座をすると自然と帽子のつばは床を向き、極普通の土下座に見える。お気付きだろうか？　そう、彼は土下座の姿勢こそ取ってはいるものの、顔は横を向き、傅いてはいないのだ。表面上は無条件降伏であっても、その内心では虎視眈々と逆転の機会を窺う。これが土下座外交である。

スパ帝の黄言（おうごん）

スパ帝曰く、「他国からの不当な要求には絶対に応じる。しかし、絶対に援軍は出さない」

スパ帝曰く、「義を見てせざるは国家安寧の計」

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