初代・シリーズ名同一症候群(しょだい・しりーずめいどういつしょうこうぐん)とは、初代とそれに系譜するシリーズが同名であることにより発生する、面倒くさい事態となる症状である。
商品や作品・サービスなどにおいて続編/後続型/派生型を誕生させる場合、ついつい初代と同じ名前に番号やら形容詞などを付けてしまうことがある。そして後々シリーズが有名化したときに説明・記述がめんどうなことになる事例が顕在化してくる。これが初代・シリーズ名同一症候群である。
初代・シリーズ名同一症候群発症を発症している内容をWikipediaなどで語る場合、例えば以下のような記述をしなければならない。例は「ファイナルファンタジー」シリーズ。
近年では最新作に初代と同じタイトルを付ける事も多くなり、より悪化した症例も増えている。例は「リッジレーサー」シリーズ。
リッジレーサー
この項目では、リッジレーサーシリーズ第1作について説明しています。プレイステーション・ヴィータの同名タイトル作品については「リッジレーサー (プレイステーション・ヴィータ)」を、シリーズ全体については「リッジレーサーシリーズ」をご覧ください。
-Wikipedia日本語版リッジレーサーより引用-
予防としては、初代からきちんとサブタイトルを付ける方法がある。例は「ファイアーエムブレム」シリーズ。
こうすれば、初代は「暗黒龍」、2代目は「外伝」、シリーズは「ファイアーエムブレム(シリーズ)」と区別しやすくなる。
他の対処としては、シリーズ名にとらわれずに違う名前を後継に付ける方法もある。例は任天堂の据置型ゲーム機。ファミコン→スーパーファミコンで発症していると言われるが、ファミコンは略称である為正式名では全く発症していない。
発症例は大手や有名・無名問わず見られる。かのスティーブ・ジョブス尊師も、2007年発売の第6世代iPodを ”iPod classic” と名付けたことについて問われ、「オリジナルのモデルには説明するための名前をつけていなかった」と、自身も発症したことを認めている。
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最終更新:2025/12/08(月) 04:00
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