刹那で忘れちゃったまぁいいかこんな試合とは (セツナデワスレチャッタマァイイカコンナシアイとは) [単語記事]

「刹那で忘れちゃったまぁいいかこんな試合」とは、漫画『LIGHT WING』に登場した台詞である。

概要

第13閃「お久しぶりDeath」でのワンシーン。

インターハイ東京都地区予選一回戦、市立帝条高校と環商業高校の試合は2対1で市立帝条が勝利。
去年の都大会でベスト4だった環商に勝ったことで半ば浮かれ始めた市立帝条サッカー部員に対し、吏人は

こんな試合 2秒で忘れて下さい!!

と忠告する。

環商・平田真(以下、真っちゃん)は、過去に吏人が所属していた東京V Jrユースとの試合で惨敗した後、吏人から全く同じ言葉を聞いていた。当時の真っちゃんは「強豪チームにとって弱小チームは存在そのものを否定されるのか」と憤慨したが、今回は強豪校に勝って嬉しいハズなのに何故「忘れろ」という言葉が出るのか疑問に思った。

その後、吏人が次の試合にワクワクする姿を見てから、あの言葉は「この試合は覚えるに値しない」という意味ではなく、「勝利の喜びに卑しく浸っていないで次の試合を考えろ」という戒めだったことを真っちゃんは知る。口下手すぎる…

その後、あの人と呼ばれる男「焛童心亜」が、喪服と邪悪なオーラを纏ってやって来る。
人の心をグッチャグチャに折るためにサッカーをするという心亜は、顔馴染みである環商キャプテン・万玖波に対し

ごぶさたDeath万玖波さーんいやーー最後の方だけ観ましたけどでも

刹那で忘れちゃったまぁいいかこんな試合

と嘲笑する。

文面だけ見れば吏人の発言にも似ているが、その真意は明らかに人を見下したものだった。
これにキレた真っちゃんは、

おいあんた!! ふざけたこと言ってんじゃ…

と心亜に詰め寄るが、

やめろ真っちゃん!!!

と、心亜の恐ろしさを知る万玖波からすぐに制止されるのだった。

週刊少年ジャンプでは無念にも打ち切り終了となってしまった『LIGHT WING』だが、本話で登場したサッカー漫画らしからぬキャラクター「心亜」に衝撃を受けた読者は多く、5chのジャンプ打ち切り漫画を語るスレで本作の話題を出す際は「刹那で忘れちゃったまぁいいかあんな漫画」「おいあんた!! ふざけたこと言ってんじゃ…」「やめろ真っちゃん!!!」というレスがワンセットで投稿されがち。