動画がおかしくなる方は大百科をクリック→ 単語


ニコニコ動画で動画がおかしくなる方…の動画を見に行く

ドウガガオカシクナルカタハダイヒャッカヲクリック

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動画がおかしくなる方は大百科をクリック→とは、何らかの原因により、動画再生時にトラブルが発生した視聴者の為の誘導用タグである。

このタグで飛ばされてきた人はまずトラブルシューティングの項目を試してみよう。

概要

動画再生がおかしくなる、例えば画面一面が単一色のブロックノイズのようなもので覆われたり明らかに不自然な画面の乱れが生じる。代表的な原因は4つあり、

  1. グラフィックボードの動画再生支援機能が正常に働いていない為、画面がピンク色に覆われたり、雑巾で拭かれたような画面になったり、黒いブロックノイズが出るといった症状が起こる。
  2. PCが動画を見る為のスペックを満たしておらず、動画がガクガクした動きになる。この場合、動画URLの後ろに?eco=1という文字列を追加し、再読み込みを行う事で強制エコノミー閲覧モードとなり、エコノミー回避動画以外は動きを改善する事が出来る…が、画質は大幅に落ちる。仕方ないね。
  3. エンコード時の動画予測が上手くいっていない。flv動画にまれによくあった症状。エコノミー症候群もこれに当たる(ニコニコのサーバー側がうまくエンコード出来なかった為発生する)通常再生ならばエコノミー再生で正常になることもあるが基本的に対処法は皆無である。
  4. 色空間がyuv420以外でエンコードされた動画をエコノミーで見る場合に、動画が滅茶苦茶になる現象。(かなり特殊な設定なので気にしなくて良い)原因としては現在フラッシュプレイヤーが対応していないため発生する,ローカル視聴にしてもLaV FiltersやMPC-HCなど少々特殊なコーデックを使って再生出来る環境でなければローカルで見ることも難しい。
  5. 2012年1月現在Flashplayer11.2βを入れている場合画面を切り替えた際に起こる可能性がある。(ブラウザで動画を再生しているタブに切り替えた場合など)どうやらIフレームが読み込めてないことがたまにあるようで11.2正式版が配布されれば治る可能性が高い。またIフレームを読みこめば治るので10秒程度待つか前後にシークしてみると良いだろう。
  6. そもそも何かの目的のために動画のビットレートが犠牲になっているかもしれません。その動画には「フロッピーに入る動画シリーズ」というタグが付いていませんか?その場合はあなたのパソコンのせいでもエンコのミスのせいでもありません。そういう動画です。低ビットレートの極致を楽しんでください。

この項目では通常の環境でも多々起こりうる1の症状について詳しく説明していく。

トラブルシューティング

※現在flash playerを11.4βにアップグレードすれば問題はそもそも発生しなくなる(ただし10bit深度の動画の色がおかしくなるので気になる方は11.3のまま待っておこう 2012/8/22現在)

http://labs.adobe.com/downloads/flashplayer11-4.html

 

上記1.の症状は、グラフィック支援機能により発生する事が殆どであり、その場合は動画再生支援を切ることで回避出来る。やり方は以下の通り。

  1. flashplayerの場合は動画上にマウスカーソルを合わせ右クリックし、設定を選んで左クリック。
  2. 小さな選択画面「Adobe Flash Player設定」が出てくる。この時、選択画面が「ディスプレイ」になっていない場合、左下のディスプレイマークをクリック。
  3. 「ハードウェアアクセラレーションを有効化」のチェックを外す。
  4. 開いているwebブラウザを全て閉じて再読み込みを行えば、見られなかった動画が見られるようになっている筈。

ただし、元々あったグラフィック支援機能を切ることになる為、動画が重くなる可能性もある。PCスペックがそれほど高くない人は目的の動画を見た後に設定を元に戻しておいた方が良いだろう。

※手っ取り早い解決方法としては「別の媒体で見る」という手法がある。もしスマートフォンや別のPCを持っていれば試しにその動画を見てみるのもよいだろう。

外付けのグラフィックカードなどを使っている場合はドライバ更新で正常に再生出来る可能性はある(壊れる可能性や他の不具合が起こる可能性もあるので自己責任でお願いします)

問題が起きる原因

Bフレーム最大連続数、最大参照フレーム数が大きくなっている場合に、
主にIntel系GPUの動画再生支援機能が正常に働かなくなることが原因だと言われている。
(ただし、Bフレームを使わないBaselineプロファイルの動画で発生している事例があるなど、
 条件については不明な点や未確定情報もあるので、更なる検証が待ち望まれるところでもある。)

x264であれば

 ・参照フレーム数(参照距離)(--ref)
 ・最大Bフレーム連続数(--bframes)

の2項目である。 --ref  --bframeに付く説明は使用しているフロントエンドや解釈によっては違うため注意が必要

またエンコーダとしてx264を使用し--preset veryslowや--preset placebo、 --tune animetionを指定した場合はこの2項目のデフォルト値が問題が起きない範囲を超えるため使用する際には注意が必要である。
(ニコニコ動画まとめWikiにおいて、一時期veryslowプリセットが推奨されていた時期もあるが、
 この再生支援問題への影響もあって取り下げられた。)

なお、エンコーダとしてx264を使用しているニコエンコ 0.77を使っている場合、「ヘルプ→本体の設定→変換速度」を「最低速」にすると、--preset veryslow相当の設定でエンコードすることになるため、この問題が発生することになってしまう。未確認だが「低速」でも発生する可能性があるため、なるべくなら「普通」、あるいは「遅い」までにするか、設定ファイルで--ref や--bframesを適切に設定しておくほうがよいだろう。(詳しくはニコエンコの記事を参照のこと)

(本件とは関係ないがプレミアム会員の設定でニコエンコの自動変換を使うと異常に高いビットレートが指定されるため、ダウンロード負荷や再生負荷が上がるという問題もある。プレミアム会員でニコエンコを使う場合は手動変換で適切なビットレートを指定してエンコードしたほうがよいと思われる。ただし、現状では「つんでれんこ」や「AviUtl」を使ったほうがメリットが大きい。)

具体的に問題が発生する可能性のあるBフレーム連続数は4以上。つまり問題が発生しないのはBフレーム連続数3までである。

参照フレーム数については15や16で問題が起きることが確認されているが、6より大きくすると問題が起きることがあるという指摘もある。

なお、参照フレーム数やBフレーム連続数以外にも、再生支援機能がうまく働かなくなるような設定があるらしいが、
再生環境は人により様々であるので、なかなか原因が絞り込めないというのが現状である。(--output-cspは前述の色空間の設定なので絶対に指定してはいけない)

ちなみに、flash playerでおかしくなる動画に関しては再生支援を使用したローカル再生でも同様の症状が発生する。
この問題はローカルプレイヤーもしくは全体の再生支援を切ることにより再生可能となる。
少し具体的に言えばON/OFFの設定が出来るプレイヤー(GOM playerなど)で再生支援をOFFにするかグラフィックボードの設定から
ハードウェアアクセラレーション(動画再生支援)を一律に無効化すれば通常通り再生可能となる。
またwindows media playerなど通常では再生できないプレイヤーでffdshowを使いデコードしている場合はそちら側で
再生支援を切れば正常となる。だが当然どの方法でもflashplayerで再生支援を切ったとき同様cpuにかかる再生負荷は高くなる。

メーカー製ノートPCなどでは問題の起こる可能性が高いIntel HD Graphicsが採用されていることが多いため、
   「より多くの視聴者に快適に見てもらいたい」
という場合は、この問題が発生しないようBフレーム連続数や参照フレーム数を抑えてエンコードする必要がある。
しかしながら、投稿者としては
   「この問題さえなければもう少し圧縮率や画質を上げることができるのに」
というもどかしさを感じることもある。Intel社の対応が待ち望まれるところである。

※1156ソケットのcpuでintelが修正ドライバを出した時点で加筆お願いします。

※LGA1156ソケット(第一世代のCoreシリーズ)で起きるとも言われていましたが、Intel HD Graphics 3000でも
  映像が乱れることがあるようなので、第二世代のCoreシリーズ(SandyBridge)でも発生するようです。

※第三世代のIntel Coreシリーズ(IvyBridge,Intel HD Graphics 4000)では、この問題が修正されているようです。
   検証記事: rigayaの日記兼メモ帳 あいびー。 そのごっ! DXVA

関連動画

↓ハードウェアアクセラレーション有効時に映像が崩れる動画サンプル
 (Core2DuoやSandyBrigeでは崩れていたが、IvyBridgeでは崩れなくなったとのこと)

↓こちらも崩れるサンプルですが、Core2Duoでは崩れるものの、SandyBridgeからは崩れないとのこと。
 動画はBフレームを使えないBaselineプロファイルで、refも1となっています。

↓ 映像がひどく崩れる様子をキャプチャした動画。どういう見え方になるかの参考に。
 より多くの視聴者に見てもらうためにはこの現象がなるべく発生しないよう、
 エンコードする側が注意する必要があります。

↓ 視聴側で対処する場合はハードウェアアクセラレーションをオフにするしかありませんが、
  スペックが低い場合は厳しいことも。

↓ その他のサンプル動画など

気が向いたらテスト用動画で問題が起きるかどうか確認して環境などをコメントしてもらえると原因究明が進むかもしれません。

関連項目

  • プレミアム症候群
  • エコノミー症候群
  • corei5
  • ニコエンコ
  • 神画質

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