『化物語』とは、西尾維新/著、VOFAN/イラストのライトノベル、およびこれを基にしたテレビアニメである。講談社BOXより2006年に刊行。
以下、『○物語』とタイトルを変えながらシリーズ刊行している。○には多くの作品で「人偏」の漢字が入り、一部では「獣偏」が用いられる。また今後刊行予定の作品では「鬼部」、そして「心部」が入る予定。
主人公・阿良々木 暦(あららぎ こよみ)が、各章ごとに登場するヒロインと共に怪異と戦ったり馴れ合ったりするコメディである。
西尾維新はこの小説について「趣味で書いた作品」と述べている(プロの作家としての依頼を受けて書いたものではない、好きなように書いたものということ)。その際のコンセプトは、「アニメ化は不可能なもの」。
趣味から生み出されたキャラクターの掛け合いはすばらしく、読む者はひとり残らず魅入られてしまうことだろう。
メインヒロインの戦場ヶ原ひたぎは「萌え」の更に一段階上を行く、次世代を担うセンシティヴな言葉として「蕩れ」を提唱している。流行るといいよな。
2009年7月より、監督・新房昭之、制作・シャフトのTVアニメが放送された。放送局はTOKYO MX・毎日放送・チバテレビ・テレビ神奈川・テレビ埼玉・テレビ北海道・TVQ九州放送・BS JAPANとなっている。
エンディングテーマはニコニコ動画では有名なsupercellのryo作詞・作曲・編曲、ガゼルことnagi歌唱の「君の知らない物語」である。
全15話であるが、地上波放送においては全12回放送であり、残る3話には公式サイトにて配信された。
また、ドラマCD『アニメ 化物語 -佰物語』が2009年8月3日に発売された。内容は全てが会話劇のみで進行するという珍しい形態で、この脚本も全て西尾維新が手がけている。
DVDorBDには特典としてキャラクターコメンタリー(という名の皮を被った西尾維新の趣味ザ・ワールドでこちらの脚本も全て書き下ろしている)が収録されており、同時期、それ以降のアニメの特典商法に多大な影響を与えた。
最終第六巻のBD売り上げ枚数が、当時のTVアニメ史上最高の数字を記録。BD/DVDシリーズ累計も全6巻で47万本以上(BD33万、DVD14万)のセールスとなり、現在も順調に売り上げを伸ばしている。原作小説も一冊1500円程度と文庫ライトノベルの約3倍の価格帯ながら、偽物語(下)までの僅か5巻で120万部を突破した。
また、化物語の前日譚『傷物語』が、2012年に映画化されることが決定した。
更に、2011年9月15日に行われた西尾維新アニメプロジェクト最新発表会にて『偽物語』のTVアニメ化が決定!2012年1月より放送開始予定となっている。
※原作未読の方のためにもネタバレにならないよう、意図的に情報を少ない仕様にしております。
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最終更新:2024/03/29(金) 00:00
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