北斗とは、国鉄からJR北海道にかけて運行されている列車名である。
特急はくつるが上野~青森間に運行されるまで東北本線の夜行列車のエースであった。はくつるが東北本線経由であったのに対し急行北斗は常磐線経由で運行されていて、すぐに特急ゆうづるに格上げされて廃止されてしまったが、そのゆうづるが青函連絡船の先で連絡していたのは新設された特急北斗であった。
おおぞら・おおとりに続き第三の北海道特急として設定され、当初は函館~東室蘭~札幌~旭川間で運行していた。また、北斗の名称は夜行列車の名称がそのまま昼行列車の名称に変化した数少ない例である。函館駅を発着する昼行特急には全区間函館本線経由の特急北海や札幌駅発着の特急エルムや前述のおおぞら・おおとりも設定されていた時期もあったが、青函トンネル開業のダイヤ改正で北斗に一本化されている。
青函連絡船が存在していた頃は青函連絡船からの接続を重視するダイヤを組んでいたが、最近では道南と道央を結ぶ特急列車としての意味合いの方が強い。ちなみに気動車特急の表定速度がトップの列車名であり、最速列車に至っては100km/hを超えている。
凡例:●は全列車停車、○は1本のみ通過、▲は一部停車。
| 駅名 | 函 館 駅 |
五 稜 郭 駅 |
大 沼 駅 |
大 沼 公 園 駅 |
森 駅 |
八 雲 駅 |
長 万 部 駅 |
洞 爺 駅 |
伊 達 紋 別 駅 |
東 室 蘭 駅 |
登 別 駅 |
苫 小 牧 駅 |
南 千 歳 駅 |
新 札 幌 駅 |
札 幌 駅 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 下り | ● | ○ | ▲ | ▲ | ○ | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | ● | ● | ● | ● | |
| 上り | ● | ● | ▲ | ○ | ● | ● | ○ | ○ | ● | ○ | ● | ● | ● | ● |
かつては大沼公園駅を経由しない通称砂原線周りの特急北斗も設定されており、それを中心に大沼駅に臨時停車していた物もあったが、最近では全ての北斗・スーパー北斗が大沼公園駅を経由しているので大沼駅の臨時停車は取りやめとなっている。
星座の北斗七星から。
1949年9月 上野~青森間を常磐線経由で走る無名有料夜行急行が1往復設定される。
1950年11月 上記の急行列車が北斗と名称される。
停車駅は上野 - 土浦 - 水戸 - 日立 - 平 - 小高(下りのみ) - 原ノ町 - 山下(上りのみ) - 仙台 - 小牛田 - 一ノ関 - 黒沢尻 - 花巻 - 盛岡 - 一戸 - 尻内 - 向山(下りのみ) - 古間木 - 野辺地 - 浅虫 - 青森
1965年10月 特急ゆうづるに格上げされ北斗の名称は後者の特急となる。
1965年10月 函館~東室蘭~札幌~旭川間に特急北斗が1往復設定される。
停車駅は函館 - 洞爺 - 東室蘭 - 登別 - 苫小牧 - 札幌 - 岩見沢 - 滝川 - 旭川
1968年10月 急行すずらんの格上げで函館~旭川間に特急北斗が設定され計2往復の運転となる。
1971年7月 函館~札幌間を運行していた昼行特急エルム1往復を吸収して北斗は函館~旭川2往復・函館~札幌1往復の計3往復となる。
1972年10月 函館~旭川間運行の1往復の名称をおおぞらに変更して北斗は2往復に減便。
1973年10月 急行すずらんの格上げで函館~旭川間に特急北斗が設定され計3往復の運転となる。
1981年10月 函館~札幌~石勝線経由釧路間で2往復設定されていたおおぞらの内1往復を札幌~釧路間運行とする事から北斗1往復増の4往復となる。
1985年3月 急行すずらん全廃で北斗5往復運転となる。
1986年11月 2往復あった特急北海廃止と特急おおぞら系統分離1往復の計3往復増発され北斗8往復運転となる。
1988年3月 青函トンネル開業のダイヤ改正で特急おおとり1往復分離で北斗1往復増だが下り始発と上り最終のダイヤを同じく設定された寝台特急北斗星に譲った為、北斗は8往復のまま留まる。
1994年3月 5往復がスーパー北斗となり北斗は2往復減の6往復、合計で11往復の運転となる。
1998年4月 スーパー北斗6往復・北斗5往復に変更。
1998年12月 スーパー北斗7往復・北斗4往復に変更。
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最終更新:2025/12/08(月) 01:00
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