北米仕様とは、文字通り北米向けに仕立て直された製品を差す。特にアニメなどを差す場合は「北米版」と書かれる事が多いので、こちらも合わせてご参照いただきたい。
製品を輸出する場合、当地の基準・文化等に照らし合わせて不適当な部分の修正や基準への適合など必要な措置を取るのだが、いざ製品として出荷されると本国の仕様と大きくかけ離れたものになっているケースが少なくない。ある意味、ネタとして敢えて北米仕様を仕入れるツワモノが少なくない。
一般的に北米仕様と聞いて連想されるのは自動車であろう。
例えば日本車は世界各地に輸出されているが、北米の場合は独自の規格が多く、国内仕様の姿とは大きくかけ離れた姿となるケースが少なくない。以下に一例をあげる。
ここにあげたのは一部であるが、これだけでも本国仕様とは大きくかけ離れたスタイルになる事は想像できよう。1970年代頃、アメリカ文化が自動車のレベルにまで浸透すると他の車と差をつける意味で北米仕様の外装にするカスタムが登場し始めてきた。近年、こうしたカスタムに対してUSDMという名称がつけられている。
自動車と概ね同じような事情となっているが、バイクの場合はそれ以上に大きな意味を持つ。
日本のバイクは近年まで大型バイクにおける馬力規制が存在し、750ccで77馬力、1000ccで100馬力の自主規制が存在していた。これにより、海外で発売されていたバイクが国内向けに仕立て直された場合、本来の性能を削がれていた。その為、そうした規制が無い、もしくはゆるい地域の仕様を敢えて逆輸入の形で購入する者が多かった。代表的な物としてヤマハ・V-MAXがある。登場当時の1990年代における驚異的な性能(151馬力)を実現するこのバイクも、国内では自主規制の影響で一番の目玉であるVブーストシステムをオミットされた上で98馬力に低下してしまった。
自主規制自体は2007年に撤廃されたが、騒音規制や公害対策等で海外での仕様よりもその数字が大幅に小さくなったとはいえ、性能が削がれている。
アニメに関しては「北米版」をご参照いただきたい。
ゲームにおいて有名なのはドラゴンクエストシリーズであり、セリフが英語になっているのは基本であるが、ソフトの容量に余裕が出てきたので追加になったエピソードやOPが存在する。特徴的なのは僧侶の袈裟や教会の十字架が宗教的に問題がある為、六芒星になっていたり、十字架に手が加えられてサボテンのようなデザインに書き換えられている事がある。また、ザラキストことクリフトもその職業が神官ではなく、大臣相当の職業に変化している。
北米仕様に関するニコニコミュニティを紹介してください。
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最終更新:2025/12/07(日) 17:00
最終更新:2025/12/07(日) 17:00
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