十二神将(グランブルーファンタジー)

十二神将(グランブルーファンタジー)とは、グランブルーファンタジーにおけるキャラ群の一つである。

概要

そもそも十二神将とは、薬師如来及びそれを信仰する者を守護する12体の武神のことである。
グラブルでの十二神将も名前はここから来ており、十二支に対応している。

グラブルでの彼女らの特徴として、

1. 排出されるのは最初が必ず新年に跨る「レジェンドフェス」
2. 以後はその年の「レジェンドフェス」にて復刻排出
3. その年を過ぎると翌年は加入武器が１年間復刻停止、翌々年から復刻
4. 奥義が初期は全て「金牙神然」(謹賀新年、つまり新年のキャラクターなため)
5. 奥義モーションがSNKの格ゲーキャラの超必殺技

となっている。

アニラが出た当時のプロデューサーだった春田康一は当初「十二支モチーフなので復刻は12年後」という意図の発言をしており限定商法の極みだったが、その後色々あってプロデューサーが木村唯人に交代してからは、上記の翌年のみ復刻停止、翌々年から解禁に改められた。

アニラ

種族：ドラフ
属性：火
ＣＶ：悠木碧

栄えある最初の十二神将キャラ。低身長おっぱい、南南西の守護神。
モチーフとなっているのは未(ひつじ)である。

キャラ性能としては火属性のバフ担当で、3アビの竜吟虎哨は色んな能力が上がるバフのデパートである。1アビの神羅万象は6属性ダメージを順に与える変わり種で、最終上限解放後は全属性攻撃ダウン・防御ダウンを一気にかけるデバフ数で言えば1アビで12個分というこれもデバフのデパートである。

最終上限解放後は4アビ意気羊々も追加され回復＋ストレングス(いわゆる渾身)バフもこなせるようになる。シヴァ、アテナと言った槍得意の強豪が火属性に揃っているのもあり、隙のないパーティを作ることが可能である。

彼女の奥義モーションはテリー・ボガードで、最終上限解放前がパワーゲイザー、解放後はバスターウルフ。

完全な余談として属性とレアリティは違うがグラブルにはフェザーというどう見ても奥義がロック・ハワードなキャラがいる。

アンチラ

種族：エルーン
属性：風
ＣＶ：内田彩

十二神将二人目。モチーフは申(さる)である。西南西の守護神。

登場当時は3アビのバフとHP全快(ただしデメリットあり)とそのグラフィックで注目を集めた。
現在は最終上限解放後なら不安定さを克服した3アビ葦編三絶で味方を大幅強化しつつ4アビ三令五申で累積デバフをばらまくオールマイティなキャラである。

このキャラは個別記事があるのでそちらも参照のこと→アンチラ

奥義モーションはアンディ・ボガードであり最終上限解放前は超裂破弾、解放後は飛翔流星拳。

このキャラに関しては色々とグラブルの闇が詰まっている。

アンチラ事件

時は2016年正月に遡る。

数日前アニラ開放武器の排出が終了し、当然ながら騎空士たちは次なる十二神将の存在を期待していた。
そして公開されたアンチラのイラスト・及び性能等の影響で我先にとガチャの闇へと飛び込んでいく騎空士たち。ツィッターなどでは当然ながら引けた引けないで一喜一憂する騎空士たちの姿があった。

そんな中一人のニコニコ生放送主が、アンチラを引くまで放送という枠を配信した。
しかし引けども引けども、同時追加だったベアトリクスとユーステスは引けたもののアンチラが引けない。完全に泥沼化した展開。ようやくアンチラを引いた時、その主は約73万を消費していた。ガチャにすると2276連にてようやくの決着となった。

この放送と、後日81万を消費しても当たらなかったという報告があったことにより騎空士たちは「ピックアップが仕事してないのではないか」「景表法違反の有利誤認に当たるのではないか」という疑いを持ち始める。有志達でガチャ獲得履歴を監視し、実際の排出率を分析し、やはりアンチラだけはピックアップに差があるという結論に達しつつあった。最終的に数千名の有志たちの署名を消費者庁に提出するという事態に発展した。

マスコミもこの事件を取り上げるようになり、炎上が拡大していった。

最終的に同年2月25日のグラブル2周年前生放送によって当時プロデューサーの春田康一が冒頭で謝罪し、「2周年である3月10日からは全武器・召喚石の個別確率を表記する」と発言することになった。
また同時に「キャラ開放武器が被った場合そのレア度に応じた色のムーンを追加で獲得(過去に被ったアイテムも対象)」「1回のガチャを回した回数が300に達した場合、その期間中に排出される全装備から好きなものを1つ獲得できる」が示され、ここに現在でも存在する「9万天井」が設立されたのである。
ただし現在では「運営の提示したアイテムのうち1つを選択する」にしれっと差し変わっている。まあピックアップ対象は召喚石の一部を除けばその対象にまず入っているので目当てのものと交換できないということは起こりにくい。

また補償として年末年始のアンチラが排出された期間のガチャで使った石・ガチャチケを全部返却、モバコインで購入した分はそれと同額を石で配布となり、それはそれでツィッター等で数十万単位で返却された石などの投稿が相次ぎガチャの闇を内外に知らしめた事案として語り継がれることになったのだった。
この補償も賛否があり「現金で払い戻せ」という声があったことも事実である。

余談であるがロゼッタの声優である田中理恵がこの騒動の最中にアンチラを10連でサクっと当ててしまい、「これは運営のステマである」とあらぬ方向で攻撃を受けている。

後日消費者庁の監査が入り、「景表法違反は認められない」との判定が成されたものの、結局当時の当選確率は公式で開示されていないので真相は不明である。

この事件は他ゲームにも波及し、今まで個別確率を開示していなかった大手ゲームが次々と確率開示することになった。明日は我が身と業界全体が戦慄した結果だろう。

マキラ

種族：ハーヴィン
属性：土
ＣＶ：門脇舞以

十二神将3人目。モチーフは酉(とり)。西の守護神。

キャラ性能としては1アビの鼓舞激励を延々と回していくバフキャラである。2アビの雲散鳥没による防デバフもそこそこ強い。3アビも攻バフと追撃をもたらすので使えなくはない。

1アビのバフはキャラそれぞれの攻撃回数(奥義は1回扱い、アビリティで攻撃してもカウント)に応じて加算なので連撃した方が有利で奥義パには向いていなかったが修正により奥義で全体のカウントを増やす効果が追加された。このため奥義を打った方が得になっている。

1アビが軸なので回るとほぼ常時バフが途切れなくなるのだが最大チャージに最速4ターンかかる。
この足の遅さから短期決戦には向いておらず、ソロ・長期戦用というのが大体の評である。
しかし最終上限解放後は1アビの効果がいきなり最高でかかるようになり、鼓の音が消去されなくなる。更に鼓の音が最大の時はマウント効果が付与され状態異常対策もできる(その時は鼓の音は消える)。
また2アビには連続攻撃確率downも追加される。

そして新たに追加される4アビは全員の鼓の音が最大の時「オールポーション」を１つ生成し、鼓の音を全て消去するというもの。他では類を見ないオールポーションを増やす効果である。

奥義モーションはジョー・ヒガシのスクリューアッパーになっている。

最終後は黄金のタイガーキックからのスライドスクリューか？

ヴァジラ

種族：エルーン
属性：水
ＣＶ：芹澤優

十二神将４人目で、戌(いぬ)のモチーフ。西北西の守護神。

当初は3アビの飛鷹走狗の消費奥義ゲージが40％でゲージ供給しないと奥義がつながらなかったりと不遇な性能だったが、現在は30％に修正されている。
何より侍仕様の最大奥義ゲージ200%による奥義2連打、3アビの再攻撃・ガルジャナによる援護攻撃が合わさり、1ターンで怒涛の攻撃を叩き込める点に集約される。1アビの累積弱体つき攻撃と2アビの恐怖付与はおまけである。

現在水編成の到達点の一つである職業が剣豪で、召喚石は鰹(カツウォヌス)、大量の奥義威力・上限上昇武器を搭載し、1ターン目にカツオを召喚し奥義ゲージをMAXにして奥義を叩き込む鰹武士編成に於いての重要キャラになっている。

奥義は天空剣Vの字斬り…ではなく、それをパクったKOFのレオナ・ハイデルンのVスラッシャーである。

クビラ

種族：ドラフ
属性：光
ＣＶ：堀江由衣

十二神将五人目。褐色おっぱい。モチーフは亥(いのしし)。北北西の守護神。
見た目はビッチな印象を受けるが見た目だけで、実際は真面目なお姉ちゃんである。

猪突猛進による自動発動のダメージ付きバフをメインに戦うバフアタッカーキャラ。奥義を打てば更に回転が良くなる。その代わり奥義ゲージの溜まり方が遅くなっている。

基本的には上級者向けのキャラ。ダメージ上限間近な極まった騎空士程その恩恵が大きくなる。

奥義のモーションは月華の剣士の雪の真・雪風巻だと思われる。

ビカラ

種族:ヒューマン
属性:闇
ＣＶ:種﨑敦美

十二神将6人目。北の守護神。モチーフは子(ネズミ)。
十二神将で初の種族ヒューマンで、つけている耳はつけ耳である。

つけ耳をしているときと外している時では全く印象の違うキャラ。

性能としてはバッファーであり、特殊技カウンターや「ゆ～とぴあ」なるフィールド効果で敵の攻撃力を上げる代わりに味方のテンションを毎ターン上げたりする。

回避し続ければ3アビの一子之夢のバフ効果でPT全員の奥義足を上げたりできる。
なおゆ～とぴあ中はビカラは必ずトリプルアタックとなるため、奥義足は速い。

テンションによるダメージ増幅効果は他とは別計算となるため、上限にかかっている味方でもダメージを底上げできる。特に3以上が付与されると目に見えてダメージが伸びる。
半面テンション付与や回避は確率判定のため、安定した性能は見込めないのが難点。

奥義モーションは麻宮アテナのクリスタルシュートが元ネタと言われている。

プレミアムフライデー

グラブルでは2019年から毎月最終週の金曜日～日曜日の3日間限定のプレミアムフライデークエストが開催されている。

そこでは十二神将メンバーが揃い、なんか変形するエビフライと戦うことになる。なお2019年はヴァジラが復刻停止なのでヴァジラはいない。

関連動画

アニラ＆アンチラ＆マキラやヴァジラ＆マキラなどで専用の掛け合いが発生する。

関連静画

関連コミュニティ・チャンネル

関連項目

• グランブルーファンタジー
• 十二支

グランブルーファンタジーの登場キャラクター
メインキャラクター	主人公 - ビィ - ルリア - カタリナ - イオ - オイゲン - カイン
サブキャラクター	ファラ - ヴィーラ - フェリ- モニカ
パーティキャラクター	ヨダルラーハ - ゼヘク - ローアイン - ジン - アリーザ - ククル - ディアンサ - ロミオ - ロボミ - シロウ - ダヌア - ガンダゴウザ - パーシヴァル - ゼタ - クラリス - ランスロット - アルタイル - キャタピラとヴィーラ - リリィ - シャルロッテ - シルヴァ  - エウロペ - カリオストロ - ハレゼナ - アイル - サンダルフォン - ゾーイ - ルシオ - アルベール -  ベアトリクス - ナルメア - ヴァンピィ-十二神将
十天衆	カトル - ソーン
召喚石キャラクター	サテュロス