十二神将(グランブルーファンタジー)とは、ソーシャルゲーム「グランブルーファンタジー」におけるキャラ群の一つである。
そもそもの十二神将とは、薬師如来及びそれを信仰する者を守護する12体の武神のことである。
本作の十二神将も名前はここから来ており、十二支に対応している。
各キャラ共通の特徴として、
となっている。
扱い的にはリミテッドキャラクターに近いが、あちらの一部キャラと違い周年サプチケ対象外(排出期間外や停止中で無ければシェロチケやリンクス交換チケットで入手可能)。
水着バージョンアニラを皮切りに各キャラの季節限定SSRが登場するようになった。こちらは周年サプチケの対象に入っているので、オリジナル版より季節限定の方が入手しやすいという状況になっている。
アニラ実装当時のプロデューサーだった春田康一は当初「十二支モチーフなので復刻は12年後」という意図の発言をしており限定商法の極みだったが、その後色々あってプロデューサーが木村唯人に交代してからは、上記の翌年のみ復刻停止、翌々年から解禁に改められた。
種族:ドラフ
属性:火
CV:悠木碧
栄えある最初の十二神将キャラ。南南西の守護神で、モチーフは未(ひつじ)。
イベント配布SR(火)、水着(風)、浴衣(水)が実装されている。
性能としてはバフ・デハフ担当で、3アビ「竜吟虎哨」は攻撃力や弱体耐性など複数の能力が上がるバフのデパートである。
1アビ「神羅万象」は敵に6属性ダメージを順に与える変わり種で、自身に火属性追撃効果を付与する。最終上限解放後は敵全体に全属性攻撃ダウン・防御ダウンが追加され、デバフのデパートとしても活躍できる(追撃効果も強化される)。
2アビ「色即是空」は敵全体に火属性ダメージ+スロウ効果でHPを削りつつ特殊行動を阻害できるため、ボス討伐の安定化に繋がる。
最終上限解放後は4アビ「意気羊々」でHPと弱体効果(1つ)を回復できる上にストレングス(いわゆる渾身バフ)を付与できるようになる。火属性にはシヴァ、アテナと言った強力な槍得意キャラ揃っているのもあり、高難度ボス相手でも隙のないパーティを作ることが可能である。
彼女の奥義モーションの元ネタはテリー・ボガードで、最終前がパワーゲイザー、最終後はバスターウルフ。
完全な余談だが、本作にはフェザーというどう見ても奥義がロック・ハワードなキャラがいる。
前年キャラがいないため、クロスフェイトはアンチラとのシナリオになっている。
種族:エルーン
属性:風
CV:内田彩
十二神将二人目。西南西の守護神で、モチーフは申(さる)。
イベント配布SR(風)、水着(水)が実装されている。
実装当時は3アビ「葦編三絶」のバフと1アビ「不生不滅」のHP全快(ただしデメリットあり)とそのグラフィックで注目を集めた。
最終上限解放が追加された現在は、3アビ「葦編三絶」で味方を大幅強化しつつ4アビ「三令五申」で消去不可累積デバフをばらまく高難度ボス攻略で輝くオールマイティキャラとなっている。
個別記事もあるのでそちらも参照→アンチラ
奥義モーションの元ネタはアンディ・ボガードで、最終上限解放前は超裂破弾、解放後は飛翔流星拳。
このキャラに関しては色々とグラブルの闇が詰まっている。
時は2016年正月に遡る。
数日前アニラ開放武器の排出が終了し、当然ながら騎空士たちは次なる十二神将の存在を期待していた。
そして公開されたアンチラのイラストおよび性能等の影響で我先にとガチャの闇へと飛び込んでいく騎空士たち。ツィッターなどでは当然ながら引けた引けないで一喜一憂する騎空士たちの姿があった。
そんな中一人のニコニコ生放送主が、アンチラを引くまで放送という枠を配信した。
しかし引けども引けども、同時追加だったベアトリクスとユーステスは引けたもののアンチラが引けない。完全に泥沼化した展開。ようやくアンチラを引いた時、その主は約73万を消費していた。ガチャにすると2276連にてようやくの決着となった。
この放送と、後日81万を消費しても当たらなかったという報告があったことにより騎空士たちは「ピックアップが仕事してないのではないか」「景表法違反の有利誤認に当たるのではないか」という疑いを持ち始める。有志達でガチャ獲得履歴を監視し、実際の排出率を分析し、やはりアンチラだけはピックアップに差があるという結論に達しつつあった。最終的に数千名の有志たちの署名を消費者庁に提出するという事態に発展した。
マスコミもこの事件を取り上げるようになり、炎上が拡大していった。
最終的に同年2月25日のグラブル2周年前生放送によって当時プロデューサーの春田康一が冒頭で謝罪し、「2周年である3月10日からは全武器・召喚石の個別確率を表記する」と発言することになった。
また、同時に「キャラ開放武器が被った場合そのレア度に応じた色のムーンを追加で獲得(過去に被ったアイテムも対象)」「1回のガチャを回した回数が300に達した場合、その期間中に排出される全装備から好きなものを1つ獲得できる」が示され、ここに現在も存在する「9万天井」が設立されたのである。
ただし、現在では「運営の提示したアイテムのうち1つを選択する」にしれっと差し変わっている。ピックアップ対象は一部召喚石を除き交換対象に入っているので目当てのものと交換できないということは起こりにくいが、念のためにチェックしておこう。
補償として年末年始のアンチラが排出された期間のガチャで使った石・ガチャチケを全部返却、モバコインで購入した分はそれと同額を石で配布となり、それはそれでツィッター等で数十万単位で返却された石などの投稿が相次ぎガチャの闇を内外に知らしめた事案として語り継がれることになったのだった。
この補償方法にも賛否があり「現金で払い戻せ」という声があった。
余談であるが、ロゼッタの声優である田中理恵がこの騒動の最中にアンチラを10連でサクっと当ててしまい、「これは運営のステマである」とあらぬ方向で攻撃を受けている。
後日消費者庁の監査が入り、「景表法違反は認められない」との判定が成されたものの、結局当時の当選確率は公式で開示されていないので真相は不明である。
この事件は他ゲームにも波及し、今まで個別確率を開示していなかった大手ゲームが次々と確率開示することになった。明日は我が身と業界全体が戦慄した結果だろう。
種族:ハーヴィン
属性:土
CV:門脇舞以
十二神将3人目。西の守護神で、モチーフは酉(とり)。
イベント配布SR(土)、クリスマス(光)が実装されている。
性能としては1アビ「鼓舞激励」を延々と回していくバフ担当である。
2アビ「雲散鳥没」は敵に2種類の防御デバフを付与し、最終後は連続攻撃確率ダウンが追加される。
3アビ「花鳥風月」は攻撃アップと追撃効果を付与するのでターンダメージが上昇する。
1アビのバフはキャラそれぞれの攻撃回数(奥義は1回扱い、アビリティで攻撃してもカウント)に応じて加算なので連撃した方が有利で奥義パには向いていなかったが、修正により奥義で全体のカウントを増やす効果が追加された。このため奥義を打った方が得になっている。
1アビが回るとほぼ常時バフが途切れなくなるのだが、最大チャージに最速4ターンかかるため、短期戦ではなくソロ攻略や長期戦用向けとなっている。
最終上限解放後は1アビの効果が最初から最高値で付与されるようになり、鼓の音が消去されなくなる。
さらに、鼓の音が最大の時はマウント効果が付与され状態異常対策ができるようになる(その時は鼓の音は消える)。
最終後に習得する4アビ「鶏往開来」は自身に回避率アップとターン終了時に敵全体ダメージが発生する効果を付与する。味方全員の鼓の音が最大の時に使用すると、鼓の音を全て消費して回復アイテムの「オールポーション」を1つ入手できる。他では類を見ないオールポーションを増やす効果で、より長期戦向けキャラとなる。
奥義モーションの元ネタはジョー・ヒガシで、最終前はスクリューアッパー、最終後は黄金のタイガーキックからのスライドスクリューと思われる。
種族:エルーン
属性:水
CV:芹澤優
十二神将4人目。西北西の守護神で、モチーフは戌(いぬ)。
水着(闇)が実装されている。
実装当初は3アビ「飛鷹走狗」の消費奥義ゲージが40%だったせいでゲージ供給しないと奥義がつながらなかったりと不遇な性能だったが、現在は30%に修正されている。
最大の特徴は主人公ジョブ・剣豪のような最大奥義ゲージ200%による奥義2連打、3アビの再攻撃・ガルジャナによる援護攻撃が合わさり、1ターンで怒涛の攻撃を叩き込める部分。
最終後は奥義発動毎に追加される消去不可バフの強化とディスペル追加で支援役としての能力も高くなる。
ジョブ専用武器を持たせた剣豪(主人公)、ヴァジラ、水着シャレム、ポセイドンの組み合わせは「これで大体の火属性ボスは攻略可能」と言われているほどである。
奥義は天空剣Vの字斬り…ではなく、それをパクったKOFのレオナ・ハイデルンのVスラッシャーである。
種族:ドラフ
属性:光
CV:堀江由衣
十二神将五人目。北北西の守護神で、モチーフは亥(いのしし)。
イベ配布SR(光)、水着(火)が実装されている。
褐色おっぱいギャルな見た目からチャラそうな印象を受けるが、中身は真面目なお姉ちゃんである。
サポートアビリティの効果で奥義ゲージ上昇量が低い代わりに最大HPと通常攻撃ダメージが高くなっており、最終後は防御アップと被ダメージ時カウンター効果も追加される。
味方全体に火力バフを付与しながら1アビ「迅雷風烈」の敵全体ダメージ+攻撃時追加ダメージや条件を満たすと自動発動する2アビ「猪突猛進」、最終後に習得する4アビ「亥気衝天」の24回ダメージで敵HPを削っていくバッファー兼高火力アタッカーキャラ。
最終後は3アビ「英華発外」に全体かばう効果と不死身効果が追加され、盾役としても活躍できるようになる。4アビでHP回復(約1万)と弱体全回復ができるため、大ダメージを受けても自身でケアしやすくなっている。
奥義のモーションは月華の剣士の雪の真・雪風巻だと思われる。
種族:ヒューマン
属性:闇
CV:種﨑敦美
十二神将6人目。北の守護神で、モチーフは子(ネズミ)と某夢の国。
イベント配布R(闇)、水着(土)、ハロウィン(水)が実装されている。
耳はつけ耳(カチューシャ)で、つけている時と外している時で性格が真逆になってしまう。
1アビ「グリーティング・ドーマウス」による特殊技カウンター+敵行動阻害や2アビ「エンチャンテッド・ドリーム」のフィールド効果中は敵の攻撃力が上がってしまう代わりに味方全体にテンション付与、3アビ「一子之夢」で奥義性能と回避率アップなど味方支援に長けている。
最終後は2アビのデメリットが削除される上に、フィールド効果発動中は「エキセントリックパレード」という強化アビリティに変化するようになる。
バリア効果持ちで3アビのバフを持続しやすくなるフェディエルとターン終了時の奥義ゲージ上昇量をビカラでさらに伸ばせるリッチ、フェディエルとリッチもお互い相性が良いため、この3人も「これで大抵の(ry」と言われるほど。
2アビで付与できるテンションによるダメージ増幅効果は他とは別計算となるため、ダメージ上限にかかっている味方でも底上げできる(仕様については攻略サイト参照)。
奥義モーションは麻宮アテナのクリスタルシュートが元ネタと言われている。
グラブルでは2019年から毎月最終週の金曜日~日曜日の3日間限定のプレミアムフライデークエストが開催されていた(2024年現在は石と専用アイテム配布に変更されている)。当時配信されたクエストは現在も挑戦可能。
そこでは十二神将メンバーが揃い、変形するエビフライと戦うことになる。なお2019年はヴァジラが復刻停止中なのでヴァジラはいない。
アニラ&アンチラ&マキラやヴァジラ&マキラなどで専用の掛け合いが発生する。
| グランブルーファンタジーの登場キャラクター | ||
|---|---|---|
| メインキャラクター | 主人公 - ビィ - ルリア - カタリナ - イオ - オイゲン - カイン | |
| サブキャラクター | ファラ - ヴィーラ - フェリ- モニカ | |
| パーティキャラクター |
ヨダルラーハ - ゼヘク - ローアイン - ジン - アリーザ - ククル - ディアンサ - ロミオ - |
|
| 十天衆 | ||
| 召喚石キャラクター | ||
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/09(火) 11:00
最終更新:2025/12/09(火) 10:00
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