「提督、何かお呑みになりますか?」
千歳(ちとせ)とは、ソーシャルゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場するキャラクター(艦娘)である。
モデルは大日本帝国海軍の水上機母艦「千歳」。CV:宮川若菜
1938年、マル2計画により、千歳型水上機母艦一番艦として海軍呉工廠にて竣工。
当時日本はロンドン海軍軍縮条約により空母保有数が制限されていた。そのため表向きは水上機母艦として建造を始めたものの、実は条約破棄後の空母への改装も見越した設計がなされていた。
また、千代田と同じく小型潜水艇「甲標的」の母艦とすることも考慮され、更には余裕がある艦体設計を生かして他艦への給油もできる仕様になっていた。
水上機母艦として開戦を迎えたものの、ミッドウェーでの4空母喪失を受け軽空母への改装が決定。ガダルカナル島への輸送任務などソロモン方面の作戦に参加した後、1年ほどの改装を経て、1943年に軽空母として生まれ変わった。最初は水上機母艦であり、高速給油艦でもあり、実は甲標的母艦であり、最後は軽空母と、数奇な運命を辿った艦種である。
1944年、小沢機動部隊の一員として瑞鶴、瑞鳳、そして千代田とともに三航戦を編成しマリアナ沖海戦に参加し生還した後、レイテ沖海戦に参加。しかし艦載機もパイロットも揃えることが出来ない日本海軍にとって、空母は敵の攻撃を引き付ける囮役としての出撃だった。千歳も直撃弾至近弾多数の被害に耐えきれず、姉妹艦千代田の目の前で沈没した。
銀色の髪に凛々しい表情をした艦娘。姉妹艦に千代田がいる。なお千代田が何かと「千歳お姉、千歳お姉!」と姉べったりなのに対し、千歳の方は姉として妹を気遣いつつ提督への配慮も忘れない落ち着いた大人の女性である。ちなみに絵からショートヘアのように思われがちだが、実際には長い髪を後ろでくくっているもよう。
最初は水上機母艦として手に入るが、Lv10で千歳改、Lv12で甲標的母艦の千歳甲、Lv15で軽空母の千歳航に生まれ変わり、更にLv35で千歳航改、Lv50で千歳航改二と、妹の千代田と並んで5回も改装できる。史実では甲標的母艦となることはなかったが、ゲームにおいては改装可能である。ただし、給油艦としての運用は今のところできない(セリフでやたら飲み物を薦めてきたり、「燃料が溢れちゃう」とか言うのは給油艦としての名残か)。
最初は水上機を発射するためのカタパルトを両手に持っており、改になると両肩に2本増え、甲標的母艦になると足に魚雷発射装置が付く。 軽空母になるとそれらの装備の代わりに木のからくり箱のようなものを右手側に置き、そこから操り人形のようなヒモがついた航空機を出している。 最終段階である改二では凛々しかった表情が温和なものになり、ジャケットと袴と帯に迷彩柄の雲の装飾が入る。からくり箱も緑の迷彩柄になると同時に、不思議な開き方をする謎ボックスに進化する。
千歳航改二への改装は2013年7月に行われた提督数20万人突破を記念した特別アップデートとともに実装されたのだが、このアップデートを境に千歳・千代田の人気や知名度は一変した。
航改二への改装に伴い中破イラストも新たに描き下ろされ、艦娘屈指の巨乳キャラである愛宕にも匹敵する爆乳を披露したのだ。
前述のとおり巨大な燃料タンクを搭載し給油艦としても運用されていた史実や、改装前の衣装が体の線が出にくいブレザーだったこともあり「実は隠れ巨乳なのでは?」と囁かれていたが、それが現実のものとなった形である。
本人曰く「ダイエットして身体を絞った結果」とのこと。(「航」の自己紹介台詞より)
そのシェイプアップ技術を出版して売ろうとか企んでいる様子。増やすほうも書いてある本ならベストセラー間違いなし。
2013年10月23日のアップデートでは千代田ともども時報が実装されたが、提督の膝枕でうたた寝に始まり、「提督と一緒だとコンビニのお弁当でも素敵です」(もうちょっといいもの食べさせてやれよ…)、「提督…さすがにお風呂は…ご一緒できませんってば」などなど、驚くほどの提督とのイチャイチャっぷりを披露。妹のシスコン大爆発っぷり及び居酒屋鳳翔公式化とあわせて各方面に再び衝撃を与え、提督LOVE勢に仲間入りした。
余談ではあるが、公式四コマ第5話にて、駆逐艦たちに「あれやってください!」といわれた千歳は…
千歳「この千歳は改造をするたびに戦力がはるかに増す…その改造をあと2回も私は残している……その意味がわかるな?」
千代田「千歳お姉…」
千歳「みんなが喜んでくれるから…」
意外とノリが良い性格らしく、隼鷹とは呑み友達である・・・が、よりにもよってその後の片付けを第六駆逐隊に手伝わせて加賀に思い切り叱られるというダメなお姉ちゃんな部分もある。
「給油はいかが?」
水上機母艦。
流石にこの段階では見るべき所もまだ無く、2スロット24機しか搭載できないため水上偵察機を積んでも微妙、火力も本人の上限がたったの29しか無いので主砲を積んでも微妙。
一応、「水母」である状態の中では一番弾薬消費量が少ないので、遠征要員としてはここが理屈の上では最適である。
・・・が、水母を派遣する遠征は大抵そこそこ長時間かかる大掛かりな遠征である事が多く、「弱くてキラ付けが安定しない」と言う悩みがあるので、改造した方が結局は楽である事も多い。
「忙しいでしょ? いいのいいの。ゆっくり行きましょう!」
Lv10で改造できる。水上機母艦。
これに改造するとちょっとレアな水上偵察機「瑞雲」を持ってきてくれるので、序盤では嬉しい。
性能はと言うと火力上限が全く変わっておらず(29)、 装備スロットが1つ増えたのに12・6・6で合計搭載数が変わっていないので母艦としても変化無し。実質、15.5cm副砲を1つ多く装備できるようになった分の火力しか変化が無い。
瑞雲が手に入ったことで航空戦に参加出来るようになるのが実質的な強化点と言える。
「新開発の二座水上偵察機が自慢なの!」
Lv12で改造できる。引き続き水上機母艦。
初期装備として、有用な特殊装備「甲標的 甲」を持ってきてくれる(2つも!)。
この甲標的装備により、 スーパー北上さま等と同じように開幕魚雷攻撃に参加できるようになる。
甲標的装備&開幕魚雷自体は素の千歳時代からできるのだが、自前の雷装値限界が0→29→72とここで大幅アップ。本家雷巡には遠く及ばないが、近代化改修でガッツリ雷装を育てれば、重巡並の威力で開幕雷撃ができるようになる。
当然だがこのなんちゃって雷巡状態でも水上機母艦としての機能は健在なので、水上偵察機を同時運用することができる。その場合、開幕航空戦と開幕雷撃戦の両方に、さらに砲撃戦、雷撃戦、夜戦と全てのフェイズに参加する忙しい艦となる(強いかどうかは別だが)。
次の改造がLv15とすぐなのに、近代化改修は勿体無くないのかって? 次の項を読んでくれ。
Lv15で改造できる。ここから軽空母になる。
・・・のだが、ヒャッハーさん等の他の軽空母に比べると搭載機数も火力も対空も一回り以上貧弱で、 まだまだこの段階では本領が発揮できない。
初期装備に特に珍しいものを持ってきてくれる訳でもなく、「甲」時代の開幕雷撃ができなくなるデメリットがある割に次の改造がLv35とちょっと遠いので、Lv35まで軽空母化せずに「甲」のままでレベルを上げるという選択をする提督も少なくない。
ただ、即改造するメリットが無い訳でもない。
彼女は他の軽空母や正規空母より早い段階で手に入るので、空母関係の任務や遠征をいち早くこなすことが出来るようになるのだ。
特に正規空母「赤城」を貰える任務の達成により、戦力の底上げに大きく貢献してくれる。
Lv35で改造可能。軽空母。
ここから本領発揮。火力・対空・耐久の値は軽空母の中でもトップに躍り出る。
搭載機数は56と一歩譲るものの、隼鷹改・飛鷹改が66(18・18・18・12)と言う平坦な割り振りになるのに対し、こちらは24・16・8・8とかなり偏っているため、全スロットに艦載機ガン積みするのでなければ、実質的に艦載機運用能力は殆ど差が無い。
こう性能アップすると心配されるのは燃費だが、確かに甲時代に比べれば燃費は悪くなっているものの、なんと飛鷹・隼鷹よりも若干燃費が良い(燃料消費は同じだが弾薬消費が少ない)。
鳳翔型には流石に燃費の面では敵わないが、あちらは旧式故に性能が一段階低いので・・・。
ちなみに性能面ばかり書いたが、12cm30連装噴進砲という装備を持ってくるという特徴もある。
この噴進砲、対空機銃系で最強の装備でありながら、特定の艦の初期装備としてしか入手できないという妙なレア装備。特定の艦とはちとちよの航改・航改二を除けば、本人がやたらレアな瑞鶴・翔鶴の改のみ。
数を揃えるなら、実質的にはちとちよに頼るしか無いと言える。
「マリアナのようにはいかないわ!」
Lv50で改造可能な最終形態の軽空母。
温和っぽい表情になる他、服と横のおもちゃ箱が迷彩カラーになる。
改造前の「航改」の時点で軽空母最強クラスだったステータスがさらに全体的に底上げされる。
と言ってもほんのちょっとずつで、それぞれ1~3程度上がるだけなのだが、とりあえず弱くなるところは無い。
ここまでくると比較対象は同じ軽空母ではなく正規空母が出てくるレベルで、それでいて燃費は据え置きなのでコストパフォーマンスが恐ろしく良い。
先述の中破絵も合わせて、レベル50まで頑張った提督へのご褒美と言えよう。
ちなみにここでも先述の30連装噴進砲を1つ持ってくる。なんていい子だ。
とは言え、軽空母最強ではあるがあくまで「軽空母の中では」である事に注意。
耐久・装甲も軽空母の中ではトップであるものの、流石に戦艦や正規空母の一航戦クラスと比べれば弱く、敵のエリート重巡やエリート戦艦辺りの攻撃で一撃中破・大破してしまう事があるため、過信は禁物。
特に5-2など、戦艦や正規空母で固めた中に軽空母を1隻だけ混ぜる必要がある海域はたまにあるが、そういうところでは軽空母のモロさが思い切り出てしまう(まあこれは千歳に限った話ではないのだが)。
また高い耐久は、ダメージを受けた時の入渠時間の長さと表裏一体なので、燃費のコストパフォーマンスは良いが、入渠と出撃のサイクルはあまり良いとは言えない。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/07(日) 15:00
最終更新:2025/12/07(日) 15:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。