卑怯もラッキョウもあるものか！とは (ヒキョウモラッキョウモアルモノカとは) [単語記事]

「卑怯もラッキョウもあるものか！」とは、ウルトラマンタロウに登場したメフィラス星人二代目の迷言である。

概要もラッキョウもあるものか！

東光太郎「メフィラス星人、自動販売機の中に潜んで子供をおびき寄せるとは卑怯だぞ！」

メフィラス星人二代目「ふふ、卑怯もラッキョウもあるものか！ぬふはははは…俺はこのマンダリン草で世界中の子供を虚弱児童にしてやるのだ！！」

ウルトラマンに登場し、紳士的で暴力嫌いで有名な初代とは正反対に二代目は好戦的で実力行使で地球を征服することを目論み、自動販売機の中に隠れて近づく子供を怪草マンダリン草の神経毒で下半身を麻痺させていった(ただ、子供を出汁にして侵略しようとしたケースは初代と似ている)。ZATの東光太郎はそれを卑怯だと非難したが、メフィラス星人二代目は聞き入れず、巨大化したまま町を破壊し暴れまわった。
その時に出た言葉がこの「卑怯もラッキョウもあるものか！」である。

メフィラス星人・魔導のスライ「グラシエに感謝しないとね、このおチビちゃんを蘇らせてくれたおかげで、こうしてあなたを誘き出せるのだから。」

ウルトラマンゼロ「蝙蝠野郎ともお知り合いってわけか、道理で卑怯なわけだ。」

メフィラス星人・魔導のスライ「卑怯もラッキョウもありませんよ、ゼロ。貴方の強さを見せてもらいましょう。」

『タロウ』から39年後に放送された『ウルトラゼロファイト』第2部ではダークネスファイブのメンバーであるメフィラス星人・魔導のスライが登場している。冷静で毅然としている風格は初代と同じだが、バット星人・グラシエが不本意で復活させたピグモンを人質に取ってウルトラマンゼロを怪獣墓場に誘き出し、やって来たゼロに卑怯呼ばわりされも開き直るところも二代目と同じである。
この時も二代目と同じような台詞を言っていたがコチラは「卑怯もラッキョウもありませんよ」と敬語口調になっている。