和実ゆいとは (ナゴミユイとは) [単語記事]

和実ゆいとは、『デリシャスパーティ♡プリキュア』の主人公である。CV：菱川花菜

概要

おいしーなタウン在住の中学2年生の女の子で、家は定食屋のなごみ亭を営んでいる。あずき色のセミロングヘアで両サイドはピンクのリボンで結ったツーサイドアップ。ピンクのワンピースの上に薄ピンクのベストを着ているが、ベストには左胸にはおにぎりのマークがある。

性格はのびのびとして真っ直ぐ元気。何より運動神経抜群で力持ち（倒れていたローズマリーを担ぎ上げるほど）。学校では運動系部活の助っ人もすることも。……なのだが、すぐにお腹を空かせてしまい、「はらペコった～！」と言ってしまう。燃費悪いっすね。そんな物だから食べることが大好きで、生野菜が好物。美味しかったり喜んだりすると「デリシャスマイル～！」と言う事も。なにより祖母からの「ごはんは笑顔」という言葉を大切にしていたりする。

そんなゆいだが、小さい頃から妖精レシピッピが見えていた。で、ある日国の重要な宝レシピボンを探すためにクッキングダムからやってきたローズマリーと妖精のコメコメと出会うことに。と、怪盗ブンドル団のジェントルーがレシピッピを奪い怪物にしてしまう。ローズマリーは結界を貼って戦おうとする中、ゆいも無理やり入り込んでレシピッピを助けようとする。そんな彼女の「おいしい笑顔」を守る気持ちがコメコメと呼応し、覚醒することになる。

キュアプレシャス

-あつあつごはんで、みなぎるパワー！-

「おいしい笑顔で満たしてあげる！」

和実ゆいが変身するプリキュア。オールスターズ方式で70人目（オールスターズ映画のキュアエコーを含むと71人目）のプリキュアになる。

本作のプリキュアは、クッキングダムに伝わる伝説の戦士。今回はパートナーとなるエナジー妖精が姿を変えて変身アイテムとなるのだが、「プリキュア・デリシャスタンバイ！パーティGo!」の掛け声で変身が始まり、プレシャスのパートナー・コメコメは「おむすびフォーム」となって握られることで力を与える。で、基本的に和食イメージであるため、ブーツが足袋状になっていたり、割烹着の要素が見受けられたりと、ところどころに和のテイストが取り入れられている。髪はピンクのロングヘアで両サイドにはおにぎりっぽい三角形型のシニヨンとなっている。でも変身バンクで稲実らせるのは職人板岡錦さんと言えどやり過ぎだと思います。

腕に付けているハートキュアウォッチが戦闘時やエナジー妖精の住処、レシピッピの回収などに使われる。

決め技

プリキュア・プレシャストライアングル: キュアプレシャスの個人技。ハートキュアウォッチを光らせ、両手で三角を作って光を放ち浄化する。

余談

ゆいを演じる菱川花菜はデビュー2年目にしてプリキュアの主演を射止めている。しかもこれまでは端役が中心だったため、これが初主演どころか初の名有りのレギュラー出演作となった。まさにオーディションで決まるプリキュアらしいシンデレラガールと言える。

それ以上に注目すべきはその年齢。2003年5月19日生まれであるため、放送開始時点は18歳の女子高生。これは伊瀬茉莉也（春日野うらら役）、福原遥（有栖川ひまり役）に続く3人目の高校生プリキュア声優になったとともに、これまでの最年少記録である福原をさらに下回るどころか、史上初の2000年代生まれのプリキュア声優の誕生ともなった。

2003年生まれという事は、2004年2月開始のプリキュアシリーズとは2003年度の同級生ということにもなり、遂にシリーズと同じ年齢の声優が大役を任されることになる。ちなみに菱川は記者会見では保育園時に『フレッシュプリキュア！』を見て以来のプリキュアファンであり、フレプリ当時は妹とおもちゃの取り合いをしていたとのこと。