國鐵新潟とは (コクテツニイガタとは) [単語記事]

國鐵新潟とは、「JR東日本新潟支社」の俗称である。
國鐵旧潟、國鐵新潟鐵道管理局と呼ばれることもある。

概要

新津車両製作所や新潟トランシスといった鉄道車両メーカーのある新潟。
新潟駅近郊を中心に20分間隔のパターンダイヤを敷いていたり、首都圏や仙台に次いで3番目にSuicaが使用可能になったり先進的に見える新潟。

しかし県内（のJR東日本エリア）を走る車両が国鉄形である115系や485系のボロや魔改造が目立つことから、いつしか新潟地区はJR西日本の國鐵廣島と双璧でこういう蔑称が付いてしまったのであった。

國鐵廣島と違いJR形電車は皆無ではないし、車両の魔塗装は凝っているし、サービスも決して劣っているわけではないのだが、なぜか迷なネタに溢れているのが新潟支社の特徴と言えるだろう。國鐵廣島では定評のある魔改造ではなく、本来ならリニューアルすべき所をほったらかしもとい”魔放置”なる行為も行われているらしく、これは國鐵新潟のみで見られる現象であるとされる。また、首都圏車両では重機のごちそう廃車・解体がメインの長野総合車両センターは、國鐵新潟車両のメンテナンスを実施・更新するという、國鐵新潟車両のオアシスとなっている。これは、お隣の高崎支社には真似できない芸当である。

なお、現状国鉄車ばかりではあるが、2013年6月に485系の一部をE653系で置き換えることが発表。
また、2013年7月、突如2014年度からE129系の投入を発表。これによって國鐵新潟のメインと言える115系を駆逐する予定であり、消滅の危機にある。撮影するならお早めに。

國鐵新潟を走る車両

優等列車

E2系 - 200系の後任として、2013年3月16日より上越新幹線に返り咲いた。上越新幹線の時期主力車両。GS(直行)に至っては、大宮停止で、240km/h走行で所要時間2分短縮させる性能の高さを誇る。E2系0番台が担当。
E4系 - ﾏｸｰｽ2階建て新幹線。上越新幹線の主力車両。各駅から速達型まで何でもこなす。
485系 - いなほ(特急)、北越(列車)からムーンライトえちご、はたまた波動用等あらゆる優等列車に使われる。国鉄色から魔改造エリートの3000番台、「きらきらうえつ」のようなジョイフルトレインまで何でも揃えている、いわば國鐵新潟が485系の安住の地。・・・だったのが、常磐線からE653系が転属し、いなほ運用を置き換える予定なので予断を許さない状況になってきている。
E653系 - 常磐線から転属してくる予定の特急形車両。485系が老朽化してきたため、いなほ(列車)に2013年秋に投入される予定である。
C57形蒸気機関車・12系客車 - 「SLばんえつ物語」用のSLと客車。

営業終了

200系 - 原色1編成及びリニューアル塗装で長らく活躍していたが、2013年3月16日に定期営業終了し、2014年4月14日の臨時「さよなら200系」を以て、その役目を終えた。
E1系 - かつて存在した2階建て新幹線車両。2012年9月28日で定期営業、2012年10月28日の臨時「さよならE1Maxとき号」を以て、その役目を終えた。

普通列車

115系 - 國鐵新潟の主力。リニューアル車も無くはないが、何かしらの魔改造は施している國鐵廣島と違ってほぼ原型のまま”魔放置”されている車両も数多い。最古参は1964年製。しかし、ついに2014年度からE129系に置き換えられることとなった。
E127系 - JRになって投入した車両（ただし1995年製）。2両単位のロングシート。VVVFの音が私鉄っぽい。越後ときめき鉄道新潟県の第三セクター鉄道会社に譲渡予定。
E129系 - 2014年度から投入される予定の國鐵新潟最新鋭の電車。と言うかこれが投入されると、もはや國鐵新潟とは言えなくなってしまう現実。
キハ40形・キハ47形・キハ48形 - 国鉄型気動車。これでも車齢が若いとされる。なおそれより古いキハ28形・キハ58形・キハ52形が2011年まで走っていた。
キハ110形 - JRになって投入した気動車（でも登場から早20年）。
キハE120形 - 國鐵新潟最新鋭の気動車（ただし8両だけ）。